はじめに
本年度は、人権尊重教育推進校としての2年目にあたり、11月29日にはその研究発表会を開催します。2年目の取り組みとして大事なことは実践者である私たちが学んできたことをもとに、共通実践を確実に行っていくことです。研究は今年で終わりではありません。この研究が板橋第八小学校の人権教育スタンダードとして後世に引き継がれていくことが一番の成果となります。 次に益々働き方改革を進めていきます。昨年度は会議を減らし、会議時間も短縮できました。ほとんどの会議が30分以内に終えることができたのは板橋第八小学校教職員の意識の高さだと思っています。本年度は分掌組織を見直し、動きやすいコンパクトな組織としました。少人数で取り組むことで担当者一人一人の考えが生かせる組織になると考えています。 最後に、繰り返しになりますが、私はトップダウンを好みません。働き方改革は別として、組織はボトムアップ型を理想と考えています。そこでお願いです。相談に来るときは「どうしたらいいですか」ではなく、「こうしたい」という皆さんの考えを教えてください。私は、皆さん一人一人の自己実現のための手助けをします。どうしたら実現できるのかを一緒に考えましょう。よろしくお願いします。
目指す学校像
通いたい学校 『誰もが「また明日。」といって明日が待ち遠しい学校』
昨年度から飛躍的にタブレット型パソコンの活用が進んでいます。電子図書館もスタートしました。今年はICTサポーターを積極的に活用することで、皆さんの創意ある授業を展開してください。学習環境は児童や保護者にとって学校を選ぶ大きな基準です。「選ばれる学校」を目指していきます。
目指す児童像
- 相手意識のしっかりある子(思いやり・人権感覚)
- きびきび行動する子(けじめ)
- 何事にもまっすぐ取り組み、最後までやり遂げる子(まじめ・努力)
児童朝会時の児童の姿勢と挨拶はとても気持ちのいい学校です。板橋第八小学校のよい伝統だといえます。また、あいうえお班活動は学年を超えて「相手意識」を育てるだけでなく、6年生のリーダー性も育てます。このようなよいことはしっかりと継続していかなければなりません。 児童の心を育てる一番の近道は大人が手本を示すことです。そして、一日の中で児童が一番長く接している大人は教員です。専科の授業がない日は担任がほとんどです。教員の一つ一つを児童は見ています。そして学んでいます。このことを自覚して、児童の人権感覚をしっかり育てていきましょう。