10月全校朝礼
- 公開日
- 2023/10/23
- 更新日
- 2023/10/23
できごと
【校長講話(抜粋)】
9月から10月にかけては、特に9年生と8年生が多くの経験を積んできました。
9年生は京都・奈良への修学旅行に行きました。6年生、7年生のときはコロナのため宿泊行事ができなかったため、この行事にかける思いは強かったと思います。班で協力して、しっかり日本の古都をその目で確かめて来ました。現在、進路決定に向けて取り組んでいます。実際に足を運び、自分の目で見て、その耳で聞いて、自分に合った進路先を選んでください。
8年生は職場体験を行い、今は起業家教育に取り組んでいます。3日間働く人を体験して、人は何のために働くのか、働くことの大変さややりがい、社会人として大切なことを体験してきました。お金を稼ぐ、収入を得るために必要なことはどんなことか、その一部を垣間見ることができたのではないでしょうか。今、学習している起業家教育は、ある会社に就職する道ではなく、新しい会社を自分が起こす道を学習する授業です。フリーで働く、就職する以外にも新しい会社を立ち上げるということも将来の選択肢に入れてもらえたらなと思います。9年生も高校や大学の先にある将来の夢を狭めないで、無限に広がる可能性を追い求めてほしいと思います。
7年生はそうした将来のことを学習するのはもう少し先かもしれません。7年生の今にできることは何でしょう。進路学習でいちばんの基礎になることは、毎日、学校に登校することです。そして、しっかり授業を受けて、力をつけてください。身に付けるのは知識だけではありません。皆さんが社会の中心で活躍する頃に必要となるだろうと言われている力は、「問題や課題を見付ける力」「先の流れを予測していく力」「何かをより良く新しい方法で行う力」です。これからは、長く勤めていれば給料が増えるというのではなく、その人のもっている能力に応じて賃金が払われる社会になっていきます。学び続けていかないと取り残されてしまいます。
学力調査のアンケート結果を見ると、高二中の生徒は家庭での学習の習慣があまり付いていないということが分かりました。毎日放課後から寝るまでの間の勉強時間、土日の学校がない日の勉強時間ともにかなり少ないようです。中間考査から期末考査まで1ヶ月くらいしかありません。高二中全校生徒がこれを機会に是非、家庭学習の習慣を見直してみてください。