9年国語特別授業(文学的な文章の読み方)
- 公開日
- 2022/11/10
- 更新日
- 2022/11/10
できごと
2回シリーズの第2回、ゲストティーチャー(志村第三中学校校長先生)による特別授業の日です。
前回は小論文を書きました。授業の冒頭で前回提出された生徒の文章(パーツ)を先生が読み上げ、その文章について生徒による評価が行われました。各パーツに何を書けば良いか分かっていれば、その文章が〇か×か判定できるということです。
今日の本題は、文学的文章の読み方です。文学的文章の構成の多くはビルディングロマンス(成長物語)になっており、小説は三角関係を基本にしています。夏目漱石の「こころ」や武者小路実篤の「友情」を例にあげながら説明がされました。2つの作品は、構成は似ていても作者の思想(人間観)が現れています。
最後は、「トトロ」を例に情景描写と心理描写の関係についての説明があり、入試の際にどこが問われ、どこを見ればその答えが書かれているか話がありました。
今日のお話の中で印象に残った言葉を紹介します。「3秒で一読して分かったら人生おもしろくないでしょ?分からないと悩むから人生はおもしろいんだよね。」
2日間、本校の9年生のために授業をしていただきました。この場を借りてお礼申し上げます。