8年職場体験に向けて
- 公開日
- 2022/09/29
- 更新日
- 2022/09/29
できごと
来週の月曜日から3日間行われる職場体験に向けて6時間目にオンラインによる校長講話を行いました。
【校長講話(抜粋)】
なぜ職場体験という行事があるのでしょう?職場体験は、学校の勉強だけでは得られないものを得ることができる行事です。では、どんなことが得られるでしょうか?
1 「働く人と接すること」
インターネットや本で調べたり、人から聞いたりするだけではなく、職業や仕事の実際を体験する中で、そこで働く人(大人)と接する経験は学校では得られないものです。高二キャリア講座でも働く人と接することはありましたが、学校で話を聞くのと、実際に職場に行って、そこで使われている技術を自分の目で見ながら働く大人と接するのでは大きな違いがあります。
2 「体験することで、自分の将来の進路に必要な力や必要な態度を身に付けることにつながる」
将来のことについて考えることもなく、そのまま9年生になって高校選びをしたりする時期になったとき、自分の得意なものを自覚できていなかったり、社会の仕事に関心がなかったりすれば、どんな学校に進学したらよいかなど決めることもできません。また、社会人としての基礎的な力は大人になったら急にできるものではありません。皆さんは、体験をしている期間は中学生としてではなく、社会人であるという心構えが大切です。社会人として基本となる力の一つが挨拶や返事です。「はい」という返事、「お願いします」、「ありがとうございます」、「失礼します」、この4つの言葉を確実に使えるようにしてください。
3 「地域を知り、地域に貢献することにつながる」
普段生活している地域で自分が役立ち、もしかしたら将来そこでアルバイトしたり、就職したりするきっかけになるかも知れません。地域を見直すきっかけになります。また、受け入れを了解してくださった地域の職場の協力があって、この行事は成り立っています。コロナの影響がまだまだある中、各事業所もかなり神経を使うと思います。そういう受け入れ先のご苦労に対して、しっかり感謝の気持ちをもって臨んでください。
職場体験は、行って体験したら終わりというものではありません。事後の活動で、体験の感想をまとめたり、自己評価を書いたり、体験先に対するお礼状を作成したり、また、体験内容についての発表など、みんなでお互いの体験を共有することもとても大事な職場体験の一部です。
では、3日間、教育目標にある「自ら考え判断し 主体的に行動する」、「社会の一員として自覚し すすんで貢献する」、このふたつをしっかりと実践してきてください。
(写真は「働くこと」を題材とした8年生3組の道徳の様子)