学校日記

6月全校朝礼(1)

公開日
2022/06/13
更新日
2022/06/13

できごと

【校長講話(抜粋)】
 今日は、いつもと違い男女混合で並んでもらいました。
 6月23日から「男女共同参画週間」です。「男女共同参画週間」は、男女が対等な立場で、どんな分野の活動にも関わる機会が保障されて、政治的にも経済的、社会的、文化的に男女が均等に利益を受けることができ、ともに責任をもつことができる社会を実現するために取り組む週間です。
 近年は、「ジェンダーレス」と「ジェンダーフリー」という表現を耳にします。
 ジェンダーレスは、「男女の区別がない状態」を意味します。また、「男性・女性などの性差をなくしていこう」という考え方もその意味に含まれます。
 ジェンダーフリーは、「性別による役割分担などの固定概念にとらわれずに、誰もが平等で公平に行動できるようにしよう」という考え方のことです。
 ジェンダーレスの例としては、髪型や服装があげられます。高二中の標準服も女子はスカートというふうには限定していません。
 本来であれば、ジェンダーフリーへの取組は性よる差別や社会からの押し付けを失くすために始まったのですが、「ひな祭りや子どもの日もおかしい?」「スポーツも男女別の種目を廃止すべき?」のようなな誤解もありました。
 高島二中では、これらの考えに則って来年度から名簿を男女混合のものに変更します。これからの社会を担っていく皆さんも、今日の話を機会にぜひ考えてみてください。
 これまでは、「固定的な性別役割分担意識」というものがあって、「女性はこうあるべき、男性はこうあるべき」「女性ならこうすべきではない、男性ならこうすべきではない」といった性別による固定的な思い込みや「らしさ」の押し付けがありました。「女なんだから化粧ぐらい」「男は結婚してこそ一人前」のように決めつけないことが大事です。
 さらに、「家事・育児・介護は女性の方が向いている」「用具係の男子は綱引きの綱を運んで」などの「無意識の思い込み」に気付くことが大切です。東京都では「無意識の思い込み」エピソードを募集しています。募集期間は7月18日までで、20字以内のタイトルと50字〜400字程度のエピソードを自分でインターネットに入力して応募する形です。ぜひ積極的に応募してみてください。