離任式
- 公開日
- 2022/05/02
- 更新日
- 2022/05/02
できごと
3月31日で本校を去られて先生6名がお見えになりました。
お世話になった先生方へ代表生徒が手紙を読み、花束を渡しました。先生方から高二中生へメッセージがあり、先生方の高二中愛が伝わりました。
【校長挨拶(抜粋)】
皆さん、こんにちは。
先週の山崎先生のお話はどうでしたか?50年前、何もなかった高島平に様々なものが作られ、当時の先生や生徒が創意工夫を生かしながら「開発創造」のモットーのもとに取り組まれたことが基礎となって今の高島二中があることが改めてわかりました。今日、お迎えした先生方も、そうした高島二中の大切な歴史の一端を担ってきた方々です。
今日は生徒の皆さんへの話でもありますが、離任された先生方へ向けた話としても聞いていただきたいと思います。
皆さんはこちらにいらっしゃる先生方にずっといてほしかったと思っているのではないでしょうか。先生方の中にも、もっと高二中にいたかったという方もいるかもしれません。
私も一つの学校に長くいた経験があり、学校を移りたくなかった思いもありました。しかし、学校を変わってみると、今まで見えていないものに気付くことができたことがわかり、今では転勤することを前向きに捉えています。
英語の諺を一つ紹介します。A rolling stone gathers no moss.という諺です。意味は「転がる石には苔が生えない」という意味です。この「苔が生えない」にはふた通りの解釈があります。一つの解釈は、「転がる石」というのを「われわれの行動」に例えて、「行動を、石が転がるようにコロコロ変える人は、何も身に付かない、結局成功しない」という解釈です。もう一つは真逆で、「絶えず活動している人は、苔が生えて古ぼけたりしない、常に時代遅れにならず新鮮でいられる」という捉え方です。私は二つ目のほうの解釈が好きです。ここにいらっしゃる先生方には、苔の生えた古びた先生にならず、転勤を通じて、時代の先端を進む先生になっていただきたいと思います。
別れは新たな出会いの始まり。離任された先生方のこれからのご活躍をお祈りして今日の挨拶とします。