学校日記

8,9年生保護者会

公開日
2022/04/12
更新日
2022/04/12

できごと

【学校長挨拶(抜粋)】
 今年度は高島二中、高島二小、高島幼稚園の創立50周年の年になります。高島平団地の誕生と共に開校した本校は、高島平地区で最も歴史ある学校です。50歳という大きな節目ですが、コロナ禍ということもあり、地域や旧職員など多くの諸先輩方をお招きすることができそうもないことは残念でなりません。
 そんな中でも精一杯のお楽しみを企画し、記念すべき50周年の年に在籍する生徒を中心とした企画を進めていこうと考えています。本日発行の学校だよりに、これまでの取組と今後の予定を書かせていただきましたので、ご確認いただければと思います。

 さて、今年度の学校経営方針ですが、今回、「教育目標」を、「高島なかよし通り学びエリアのめざす子ども像」に合わせた4つの目標に改訂しました。ショートバージョンで、「主体的に行動する」「すすんで貢献する」「多様性を理解する」「新たな考えを創造する」です。また、創立50年、51年、52年と、年と共に進化する伝統として校訓を「自立・創造」としました。
 では、どのように「自立」に向かわせるか。まずは他者を理解することから始めます。他者理解は教育目標にある「多様性」の尊重につながります。「多様性の尊重は裏を返せば自己の尊重でもあります。自己を尊重することで自己肯定感が高まり、それが自立を促してくれると考えています。「自分でするんだよ」という声かけをしたり、自分で考えるレポート課題を意識的に与えて、その考えを発表する機会、他者の発表を聞く機会を作ることで自立心を育んで参ります。
 「めざす学校像、生徒像、教師像、期待する保護者像・地域との関係」は昨年同様です。「めざす学校像」の中の「保護者にとって」の欄にある「顧客満足度」の高い学校については、昨年度、学校評価アンケートでいただいたご意見をもとによりよい教育活動が実施できるよう努めて参ります。そのひとつとして、校長とPTAの学年委員さんとの定期的な懇談会を考えています。学校の考えと保護者の感覚にズレが生じないよう、また生徒の様子をお伝えしたりできればと考えています。
 「今年度の達成目標」としては、「知徳体のバランスのとれた教育活動」の中の「授業改善」では、知識伝達に多くの時間を割く授業から脱却し、理解したことを活用して生徒が自分で考え、それを再構築して発表するといった学習者中心の授業への転換をめざしています。また、「帰属意識を育む創立50周年記念行事の実施」を入れてあります。
 「地域連携、地域資源の活用」の中に、「高島平地区小地域ネットワークと連携したボランティア同好会の活動」を入れました。これは板橋区の方針でもある部活動の地域展開の一つの試みです。教員の時間外労働に頼ってきた部活動は今過渡期に来ています。地域の方の指導による生徒の活動の場として、このボランティア同好会を立ち上げました。昨年度で廃部となった硬式テニスやダンスも月2回程度の練習で、大会参加もありませんが、ネットワークの方が寺子屋事業として行う活動に参加することができることとなっています。
 「教員の働き方改革」はコロナ禍で思うように進んでおりません。コロナの対応を考える時間だけでどれくらいの時間を割いているかわかりません。月あたりの時間外在校時間が45時間を超える教員ゼロというのが板橋区の掲げる将来的な目標ですが、本校では80時間を超える教員が複数人いるのが現状です。教職員の健康が生徒の幸せにつながります。保護者の皆様のご要望にすぐにお応えできないこともありますが、ご理解のほどよろしくお願いいたします。このことは保護者の皆様にも当てはまります。保護者の皆様が幸せであることがお子様の成長に欠かせません。
 今年度も生徒の活動の様子は毎日学校ホームページで紹介させていただきます。また、校長としての考えは毎月の学校だよりで発信してまいりますので、どうぞ一年間よろしくお願いいたします。