学校日記

令和4年度1学期始業式

公開日
2022/04/06
更新日
2022/04/06

できごと

【学校長より(抜粋)】
 令和4年度、高島第二中学校50周年の年が始まりました。
 修了式のときに、「春休みは少し休んだら目標を立ててください」とお話ししました。自分を高めたいと思ったら、目標を立てた方が立てなかったときよりも必ず遠くまで行けます。新しい学年になり、卒業後のことを考えたり、後輩を迎えて上級生として見本となったり、自分を変えたい、よくなりなりたいという人はぜひ自分の目標を立てて考えてください。

 さて、今日は学校に来るのが楽しみでしたか?「ちょっとだるいけど頑張って来たよ」という人もいるかもしれませんね。修了式の最後に「またこの場所で会いましょう」と話したので、来てくれて嬉しいです。去年、欠席ぎみだった人たちとは校長室で面談したときに「新学期から心機一転」と誓ってくれた人が多かったです。クラスでも暖かく迎えてあげてください。

 今年度、創立50周年を機に教育目標を改訂しました。「持続可能な社会」を作っていける人に育ってほしいという願いから、高島なかよし通り学びのエリアのめざす4つの子ども像に合った4つの目標にしました。

「自ら考え判断し 主体的に行動する」
人の意見を鵜呑みにするのではなく、自分でも考え、自分の意志で判断して行動する。その判断によって発言した内容や起こした行動には責任をもつというということです。

「社会の一員として自覚し すすんで貢献する」
卒業したら3年後には成人になります。身の回りのことだけではなく、視野を社会にまで広げてください。まさに持続可能な社会をどう作るかです。日本だけでなく、世界的な視野で見ることも大切です。今年はボランティアを積極的に募集します。すすんで皆のために行動し、貢献してください。

「自他を尊重し 多様性を理解する」
「自他を尊重」ということでは、まずは自分を大切にしてください。そして、自分と同じように他の人も思いやりをもって大切にしてください。自分とは異なる考えの人、異なる性格の人、異なるタイプの人を排除しないでください。みんな違ってみんないい。違いの良さを認められる人になってください。

「よりよい社会をめざし 新たな考えを創造する」
池上彰さんが言っていたことばに、「未来から今を見なさい」というのがあります。未来の社会はどんなふうになっているのでしょう?理想の社会は自然とできるのではありません。皆さんの世代が「作って」いくのです。「未来」という位置から「今」を見たとき必要なものは「創造する力」、「これまでにある常識にとらわれず、新たな考えを作り出す力」だと思います。

 校訓についてお話しします。これまでの校訓「自立・継続」のうち、「自立」は中学生にとって、とても大事なことですので、引き続き校訓として残します。もう一つの校訓は、創立当時にモットーとして掲げられた「創造・開発」のうち、教育目標の四つ目で触れた「創造」を復活させます。そして、「自立・創造」の校訓は高島二中が創立50年、51年、52年と、どんどん成長していくとともに、進化する伝統であると捉えて「進化する伝統『自立・創造』」というふうにまとめました。

創立50周年、みんなで祝い、みんなで成長していきましょう。