【学校長より(抜粋)】
保護者の皆様、一年間、学校の教育活動へのご理解とご協力をいただき、ありがとうございました。
先日、9年生が立派に卒業していきました。普段登校できなかった生徒もいましたが、卒業式だけはみんなと一緒にとがんばって朝から登校した生徒、午後からの第二卒業式に参加できた生徒5名、校長室で個別に行った卒業式で証書を直接受け取ることができた生徒2名、123名全員がしっかり卒後していきました。9年生のめざす生徒像にあるとおり、自分にできることを増やしてくれました。
8年生においては、職場体験や校外学習が実施できず、8年生のめざす生徒像「目的をもって活動し、多様な経験を積む生徒」の根幹である、多様な経験を積ませてあげる機会が十分もてなかったこと申し訳なく思っています。
7年生は「自分をさらけ出し、周りの仲間を理解する生徒」というめざす7年生像を掲げましたが、他者理解という点で引き続き心を耕していく必要があると感じています。
行事もここ1ヶ月の間の駆け込みではありましたが開催でき、少しは非日常を楽しんでもらえるたかなと思います。
保護者の皆様には12月に学校評価のアンケートにご協力いただきました。教職員への励ましのお言葉もたくさんいただき、暖かい心遣いに感謝申し上げます。一方で学校の対応で足りなかった点もご指摘いただき、保護者のご指摘で初めて気付く点もありましたので、できることから改善していくようにさせていただきます。(学校ホームページ、学校便りに結果を掲載してあります。)
さて、来年度、本校は創立50周年を迎えます。一年かけて50周年を記念する取組を行いたいと思っています。すでに、その一貫として昨年秋の植栽ボランティアで植えたチューリップが現在少しずつ芽が出てきています。
また、創立50周年記念のロゴマークと高二中のキャラクターの作成を生徒に呼びかけ、投票で決めさせていただきました。生徒の原画をプロの方に依頼して完成しました。生徒へは明日の修了式で発表します。生徒が作った原画をプロの方の手に委ね完成した次第です。
また、50周年にあわせて、本校では教育目標を変更します。
「高島なかよし通り学びのエリア」のめざす子ども像を上位目標として、高島二小と高島二中で統一感のある教育目標にしようということになり、このように変えることになりました。(以下のとおりです。)
創立50周年を契機に、持続可能な社会の作り手となる人間の育成をめざす。
・自ら考え判断し 主体的に行動する(自立)
・社会の一員として自覚し すすんで貢献する(貢献)
・自他を尊重し 多様性を理解する(共生)
・よりよい社会をめざし 新たな考えを創造する(創造)
教育目標のショートバージョンとして、
「主体的に行動する」
「すすんで貢献する」
「多様性を理解する」
「新たな考えを創造する」
とします。
校訓は、進化する伝統「自立・創造」となります。
創立当時は「創造・開発」をモットーとして掲げており、その後、校訓として、現在の「自立・継続」になりました。今回の改訂にあたって、中学生として一番大切だと思われる「自立」をそのまま残し、創立当時のモットーのうち「創造」を復活させました。これは、これからのAI社会で「創造」する力が人間にとって必要となる力だと考えたからです。以上のふたつを「進化する伝統」というコンセプトでまとめました。
また、4月の保護者会で令和4年度の学校経営方針と共に繰り返しお話しすることになるかもしれませんが、この場をお借りしてご説明させていただきました。
一年間ありがとうございました。