経営方針

経営方針

令和8年度上板橋第二中学校 学校経営方針

基本方針

1 学びのエリアの教育目標

(1) 学びのエリアのめざす子ども像

自律 ~探究する力を高めることを通して~

(2) めざす子ども像にせまるための基本方針

基本方針1  読み解く力の育成
・各教科における「読み解く力を育成する共通の取組」を具体化し実践する。

基本方針2  あいさつの活性化
・共通スローガン
 「あいさつで 笑顔あふれる 大向上(大谷口・向原・上板橋第二)」 に基づき、共通のあいさつ週間を設定し、地域全体であいさつを活性化する。

基本方針3  支援の必要な児童・生徒への継続した支援の実現
・ステップアップ教室における連携体制を具体化し、支援の必要な児童・生徒に継続して適切な支援をしていく。

2 教育目標

(1) 学校の教育目標
   (校訓…自律)
     挑戦・責任・尊重

(2) 学校の教育目標を達成するための基本方針
ア  これからの社会を生き抜く力を育成するために、基礎的・基本的な知識・技能の定着に重点を置きながら、「主体的・対話的で深い学び」の実現に   向けた授業革新を推進し、思考力・判断力・表現力等の向上に取り組む。
イ   教科センター方式の校舎を有効に活用し、メディアセンター(図書室)の活用、一人一台端 末等のICT機器の活用、教科教室の活用、少人数授業(英語)、学力向上専門員・学習支援ボ ランティア等の活用を通して、確かな学力の定着・向上に取り組む。
ウ  「大きく向上学びのエリア」の基本方針として、各教科において、文章や情報を正確に理解 し、論理的思考を行い、それを表現するために必要な「読み解く力」の育成に努め、教科書の 文章を正しく読めるようにすることを通して、学力向上を図る。
エ  各教科・総合的な学習の時間において、探究的な学習に重点を置き、ものごとの本質を考え る姿勢や広い視野や豊かな表現力を身に付けさせ、社会の中で自分の力を積極的に生かしてい こうとする態度を育む。また、学びのエリアのテーマを「探究学習の充実」とし、小中9年間 で探究力を高めていく。
オ  道徳科を中心に教育活動全体を通して、互いを尊重する心を育て、いじめ、差別や偏見を許 さない人権感覚を高めていく。いじめのない学びの場の構築に取り組み、規範意識と豊かな心 を育て、主体的に判断し、適切に行動できる人を育成する。
カ  学校行事や生徒会活動において体験活動を充実させ、生徒が主体的にリーダーシップを発揮 できる場をつくり、一人ひとりが自己肯定感を高め、これからの社会を協働して築く一員とし て必要な力を身に付けさせる。
キ  家庭との連携を密にし、基本的な生活習慣の確立・家庭学習の定着・向上を図る。また、生 徒理解に努め、特別な支援を要する生徒に対しては、特別支援教育校内委員会を中心として、 合理的配慮を念頭に置き支援していく。
ク  iCS委員会を活用して保護者・地域とともに学校づくりを進めていく。地域の中のボラン ティア活動等の実践を通して、生徒たちに地域社会の一員として生きる姿勢を身に付けさせる。
ケ  学校・生徒・地域の課題について、教育支援センター・福井大学との連携を密にしながら主 体的に学習に取り組む基盤推進校として、教職員一人ひとりの資質向上と学校教育力の一層の 向上を図り、解決していく。
コ  食育については家庭科教諭と栄養士が連携し、給食指導を中心にSDGsの視点を取り入れ た指導を推進していく。体力の向上、安全、心身の健康についての指導は、保健体育科教諭と 養護教諭を中心に、部活動等を含めた全教育活動を通して計画的に行っていく。

3 指導の重点

(1)確かな学力の育成
①「板橋区授業スタンダード」を生徒一人ひとりの学びのプロセスとし、基礎的・基本的な知識・ 技能の定着に重点を置きながら、「板橋区授業スタンダードS」に則り、生徒が教材方法・ペース を選択できる学習環境の実現に向けた授業革新を推進し、思考力・判断力・表現力等の向上に取り 組む。 指導者用及び学習者用デジタル教科書を活用し、習熟段階に応じた指導の重点化に生かすことで 基礎・基本の定着を図る。
②総合的な学習の時間を「探究の時間」とし、全校テーマ「自律と再構築」に基づき地域や生徒の 特性を踏まえ、各学年で校外学習や移動教室を通して自ら課題を見つけていくほか、2、3年生で は「個人探究ゼミ」を開き、SDGs等をテーマに自ら問いを立てて課題を解決しようとする資質 や能力を延伸し、社会を生き抜く力を育成する。
③科教室や教科メディアスペースを活用し、授業環境を整備し、ICT機器を効果的に活用した 指導方法の工夫に努め、生徒の学ぶ意欲や探究心を喚起し、生徒が自ら学び創る授業を実践する。 3年間を通じて各教科及び「探究の時間」で一人一台端末を活用し、課題解決の過程やまとめな ど情報活用能力等の延伸を図るとともに学びの蓄積と共有化を推進する。
④生徒がグローバル社会でたくましく生き抜いていくため、少人数授業や放課後学習での英会話、 ICT 機器の活用による海外との交流を通して、積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度 を育成する。

(2)豊かな心と健やかな体の育成
①生徒の自主性を尊重した生徒会活動や集会活動を活用し、生徒が身近な課題に対し自ら判断し行 動できるようにすることをめざして、望ましい規範意識の育成を図る。 清掃指導、給食指導など衛生面に配慮し、登校指導や授業規律の徹底や身だしなみ指導の充実を 通して、基本的な生活習慣を確立させる。
②学校いじめ防止対策基本方針に基づき、いじめ防止対策委員会を中心に、家庭との連携を密にし、 全校体制でいじめの未然防止・早期発見・早期対応を行う。いじめの重大事態への解決・再発防止 に努め、全ての教育活動の場を活用して、自尊感情の育成や共感し合える心の育成を図る。 年間2回の WEBQU、年間3回のいじめに関するアンケートを実施し、毎朝の打合せや週に一度の 生活指導部会や特別支援教育校内委員会等で気がかりな生徒の情報交換を行い、いじめや不登校の 未然防止や早期発見、迅速な初期対応の充実を図る。 年間3回のいじめに関する授業やSOSの出し方に関する教育を通して、不登校やいじめなど 様々な課題に対する予防的生活指導を充実させ、生命を大切にする態度を育む。
③体力向上推進計画に基づき保健体育科では、全学年・全クラスの毎時間の授業の中で、体力テス トを含む補強運動を取り入れ体力向上の取組を推進する。また、昼休みの校庭での運動、全校行事 である運動会や、運動部活動の活性化を図り、楽しく継続的に取り組みながら、生徒自ら運動に親 しむ資質や能力を向上させる。 生徒自らが健康や食育に対する意識を高めるために、保健委員会では衛生検査や健康チェック等 の点検活動に取り組むほか、生徒会朝礼での呼びかけやポスターを作成する。また給食委員会では、 給食前の献立紹介や残菜調査を行い、放送委員会の昼放送と連携して全校生徒の食に対する意識の 向上を図る。
④道徳教育や人権教育と関連付けながら、家庭との連携を基に、情報に関するモラル・マナーの向 上や正しい知識・技能の習得を図り、インターネット・SNS等による事故の防止に努める。 道徳的価値及び人間としての生き方について自覚を深め、物事を広い視野から多面的・多角的に 考え、家庭や地域との連携を図ることで生徒の内面に根ざした道徳的な判断力、心情、実践意欲と 態度を育成する。 人権尊重の精神を重んじ、差別や偏見を許さないが、生徒を広い視野から多面的・総合的に理解 し、内面の共感的理解をもって生徒理解を深める。 探究の時間において、体験活動や交流活動を重視し、自ら課題を発見し学び考え判断できる能力・ 態度を育成するとともに、他者の協力を重んじる姿勢を身に付けさせる。

(3)保幼小接続・小中一貫教育の推進
① 各小学校や近隣高校との授業交流、生徒交流、合同行事、部活動体験等を充実させることにより、 小中高の学校間の相互理解を深めるとともに、新入生準備登校を実施し、中1ギャップ等を予防・ 解消し、学校段階等間の円滑な接続に努める。
② 「大きく向上学びのエリア」のめざす子ども像の実現に向け、保幼小接続・小中一貫教育担当コ ーディネーターを中心に、児童・生徒の実態や学力の状況について共有化を図り、各教科の一貫教 育の柱を立て授業規律や生活習慣などの手だてを具体化し、実践する。 「探究の時間」では課題設定、情報の収集、整理・分析、まとめ、発表等の活動を通して、情報 を適切に判断する力を身に付けるとともに、i カリキュラムや各教科と教科横断的な単元配列等の 工夫を行い、創意・工夫しながら課題を解決していく力を高めていく。
③ 環境教育については、環境テキスト「未来へ」を使用し、小中一貫して全教育活動の場面を通し て、SDGsの視点を取り入れた環境教育に取り組み、持続可能な社会を実現するために主体的に 行動する力を育成する。 キャリア教育については、「キャリアパスポート」を使用し、小中一貫して全教育活動を通して、 一人ひとりが自分にあった適性を見いだし、その適性を伸ばす力を身に付けさせるために、個に応 じた支援の充実を図る。また、各学年の発達段階に応じて、アントレプレナーシップ教育の視点を 取り入れながら、自ら目標を設定し、その実現のために様々な学習活動で蓄えた力を活用し、創意 工夫をしながら挑戦し続ける力を育む。 郷土愛の育成については、小中一貫教育の取組として、新入生準備ビデオの公開・小学生部活動 体験・中学生による学校説明・合同あいさつ運動・各小学校の行事ボランティア等、学びのエリア の地域活動を通して地域の一員としての自覚を育む。また、学校支援地域本部と連携し郷土の特色 や地域住民との交流によって郷土愛の醸成につながる取組を検討する。7年生は地域から出された 課題の解決法を考えることを通して「これからの板橋」について考え、8、9年生は培った力を生 かして個人のテーマを追求する。

(4) 安心・安全に学べる居場所の充実
① 大規模災害に備えた「学校防災委員会」を中心に、地域の実態に対応した防災体制を整備する。 毎月定期的に実施する安全指導・避難訓練を通して、防災・安全に関する正しい知識の理解を深 めさせるとともに、救急救命講習会やセーフティ教室等を通して、生命の安全に関する思考力・判 断力を高め、適切な意志決定に基づいて行動できる力を身に付けさせるとともに、地域社会の安全 に積極的に貢献できる資質を育成する。 火災、地震を中心とする様々な自然災害及び不審者対応など、学校生活におけるあらゆる場面を 想定するとともに生徒が「自ら考え行動する」避難訓練を実践することで、日常生活における危険 を予測し回避する力を身に付けさせる。
② 性犯罪・性暴力対策の強化の方針に基づき、生徒が性暴力の加害者や被害者、傍観者にならない よう、関連教科及び生活指導等で啓発活動、「生命の安全教育」を充実させるとともに相談体制の 強化を行う。令和5年から施行された「教育職員等による児童生徒性暴力等の防止等に関する法律」 を遵守し服務事故防止に生かす。
③ 不登校対応ガイドラインに基づく学校全体の迅速な情報共有により、不登校の未然防止や初期段 階での家庭との連携強化を図り、登校意欲の喚起につなげる。 いつでも、だれでも、どこでも相談できる体制を学校全体で実施し、生徒との信頼関係を強固に し、居場所の確保や問題解決の早期発見、対応、解決を図る。生徒一人ひとりに応じてスクールカ ウンセラー、スクールソーシャルワーカー、家庭と子供の支援員を活用した支援を行うとともに、 関係機関と連携していく。 第2表の3 学 校 名 東京都板橋区立上板橋第二中学校

(5) 多様な教育的ニーズへの対応
① 配慮を要する生徒の特性に応じた指導を、学年会、特別教育支援校内委員会等で検討し学習支援 面での一人一台端末の活用を導入し、自己肯定感の向上や合理的配慮の拡充を図る。 ステップアップ教室拠点校として、巡回校や「大きく向上学びのエリア」の小学校のステップア ップ教室での生徒一人ひとりに応じた一貫した指導を実現し、関係各校との連携を強化し、指導の 充実を図る。
② ステップアップ教室における指導を教職員が参観する機会をつくるとともに、研修を通して教職 員の特別支援教育に関する理解を深め、個別指導計画及び学校生活支援シートを作成し活用するこ とで実践力の向上を図る。
③ 特別支援教育校内委員会を中心として、ステップアップ教室専門員、スクールカウンセラー、ス クールソーシャルワーカー、外部関係機関との密接な連携を軸に、委員会の充実を図り、生徒一人 ひとりの実態に応じた未来を見据えた支援を実践する。
④ 傷病、災害発生等で登校できない生徒の学習機会の保障として、一人一台端末を活用したオンラ イン授業への参加ができるよう、学習環境の整備の拡充を行う。

(6) 教員の育成・働き方改革の推進
① Google カレンダーや Forms 等、ICT の活用により、業務時間の削減と利便性を向上させる。 スクールサポートスタッフや副校長補佐等の外部人材の積極的な活用により、教員の業務負 担の軽減を図り、時間外在校等時間を縮減する。 部活動の地域移行、部活動指導員の活用により、教員の休日出勤等、負担の軽減を図るとと もに、安全、安心の確保と指導の充実を実現する。
② 校内研修では、研修テーマに沿った授業をいくつかのグループで相互授業参観と振り返りを 行い、それぞれの授業ですぐにでも活かせるような、生きた研修を行う。集合研修では、研究 授業の後の協議会に代表生徒を出席させ、生徒の意見を授業研究に活かせるようにする。