生徒の皆さん、おはようございます。
いよいよ期末考査が近づいてきました。週末は、ずっと机に向かって勉強していた人も多かったのではないでしょうか。「なかなかやる気が出ないな」と感じていた人も、いざ教科書を開いてみると、やらなければいけないことがたくさんあって、少し焦ってきたかもしれませんね。
でも、そう感じた時点で一歩前進です。焦るだけで終わるのではなく、今日からの3日間で、勉強のペースを自分でしっかり調整していきましょう。友達と話す中で、勉強のヒントをもらったり、自分に足りないところに気づいたりできるはずです。残りの時間を上手に使ってください。
さて、今月はすでに過ぎてしまいましたが、開校記念日がありました。本日配布する学校だよりにも記事を掲載していますが、この場でも少しだけ、志村第五中学校の校章と標準服についてお話しします。
志村第五中学校は、昭和58年(1983年)4月1日に開校しました。一昨年には、開校40周年の記念行事を行いました。当時、現在の7年生・8年生はまだ小学生でしたね。
まず校章についてです。
校章の土台は、「くすのき」の葉をかたどったものです。「くすのき」は、日本に自生する木の中でもとても大きく、強く成長する木であり、本校の校樹(学校のシンボルの木)でもあります。正面玄関の前に大きくそびえ、皆さんの登下校をいつも見守っています。
その「くすのき」の葉に支えられるように、校章の中央には「わし」が描かれています。この「わし」は、未来に向かって大きな夢をもち、力強く羽ばたいていく生徒の姿を象徴しています。そして、「わし」の3枚の羽は「知・徳・体」の調和を表しています。
• 「知」…知識や学力
• 「徳」…思いやりの心
• 「体」…健康な体と体力
この3つをバランスよく伸ばしていくことが、志村五中の教育目標のひとつです。
正門前の「くすのき」の前には、「昭和60年3月20日 第一回卒業生一同」と書かれた看板があります。本校の開校は昭和58年4月ですが、その年には3年生がいなかったため、最初の卒業式は昭和60年3月でした。志村五中の歴史は、まさにここから始まったのです。
次に、標準服についてお話しします。
皆さんが現在着ている標準服は、令和5年度から新しくなったものです。開校40周年を記念してデザインが刷新され、本校のシンボルや地域の特色が多く取り入れられています。
ブレザーの色は、「くすのき」をイメージした深いダークグリーン。スラックスやスカートには、「くすのき」の根を思わせるデザインが施されており、さらに校旗に使われている臙脂色(えんじいろ)のラインが入っています。これは、大地にしっかりと根を張って、たくましく生きる姿を表しています。
また、ネクタイには新河岸川の清らかな流れをイメージした模様が用いられています。地域とのつながりを大切にするという、本校の思いが込められています。
生活委員長や生活指導主任の先生から、ときどき標準服の着こなしについて話があると思います。それは単なる服装指導ではなく、この標準服に込められた思いや願いを大切にしてほしいという気持ちからなのです。
どうか、志村第五中学校の生徒としての誇りをもち、正しく、美しく着こなしてほしいと思います。
そして今週は、期末考査に向けて自分の力をしっかりと発揮できるよう、最後まであきらめずにがんばってください。
以上で、今日のお話を終わります。