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3月19日(金)第72回卒業証書授与式・校長式辞

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 「本日は、ご多用中にもかかわらず、大勢のご来賓の皆様にご臨席を賜り…」で始まる式辞冒頭の挨拶を、昨年に続き今年も述べることが出来ません。それどころか、さらに今年はマスクを着用し、演壇にアクリル板を設置しての式辞です。

7・8年生は今、教室でこの卒業式の様子をリモート中継で見ています。その在校生対応や放送機器トラブルに備えるため、教職員も全員そろっていません。もちろん、保護者の皆様の参列も制限を設けさせていただきました。

 まずその保護者の皆様に、申し上げます。感染症対策のためやむを得ないこととはいえ、このような卒業式になりましたこと、さらにこの1年間、コロナ禍によりお子さんの学校生活にたくさんの我慢と不自由を強いてまいりましたことを、深くお詫び申し上げます。

 ただ、お子さんの入学以来3年間、本校の教職員は常に全力でお子さんの指導・支援にあたってまいりました。どうかそれに対するご理解だけはお願い申し上げますとともに、この3年間に賜りました本校教育活動へのご協力に心より感謝申し上げます。

 さて、9年生(卒業生)の皆さん。先日皆さんは、授業で3年後の自分に手紙を書いていましたね。では、その日の給食の時間・お昼の放送で、ラジオネーム「ジョニー」さんが、皆さんのためにリクエストしたこの曲を、覚えているでしょうか。

   ♪ ♪ ♪ ♪ ♪

 もう分かったと思いますが、アンジェラ・アキさんの『手紙』という曲です。この曲は『拝啓 十五の君へ』というサブタイトルが示すとおり、悩み多き15歳の「僕」が未来の自分に手紙を書き、未来の自分がそれに呼応するという設定になっています。

 実際に15歳の時、様々な悩みを抱えていたアンジェラさんが自分宛に手紙を書き、30歳の誕生日にその手紙がお母さんから届けられたことをきっかけに作った曲なのだそうです。

 皆さんにとって義務教育最後の1年間は、2ヶ月間に及ぶ臨時休校で始まりました。そんなスタートに象徴されるようにこの1年間は、進路選択や高校入試だけでなく、過去の15歳が経験したことのない悩みや不安と向き合った日々だったに違いありません。

 そこで私は、皆さんが3年後の自分に手紙を書いたように、未来の皆さんに手紙を書いてきました。ただし、アンジェラさんを真似て15年後、つまり30歳の皆さんに宛てた手紙です。そして、その手紙をもって、私の校長式辞に代えさせてもらうことにします。

 もし良ければ、この式辞を載せた本日発行の校長通信を、皆さんの卒業アルバムに挟んでおいてください。15年後の皆さんが、ふと中学校のアルバムを開いたとき、改めてこの手紙を読み返してくれたなら、校長冥利に尽きます。

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