2月3日(金)本日の授業風景(2)
8年4組・国語の授業の様子です。
教室に入った直後、担当の先生から「校長の先生の好きな漢詩は何ですか?」とムチャぶり。とっさに『黄鶴楼にて孟浩然の広陵に之くを送る』と答え、聞かれてもいないのに「船の別れの切なさ・寂しさ」を語ってしまいました。授業は、漢詩『春望』(杜甫)を取り上げるところでした。 有名な【国破れて山河在り 城春にして草木深し】を読み解いた際、先生が「9年生で松尾芭蕉の『おくのほそ道』を学習したときに思い出してください」とおっしゃっていました。さて、どういうことでしょう。 実は、中国・唐代の杜甫の詩を、日本・江戸時代の松尾芭蕉は【国破れて山河あり 城春にして草青みたり】と詠み替えているのです。皆さんに言わせると「パクリ」かもしれませんが、古い名歌の一部をアレンジして新たな詩歌を詠むことは「本歌取り」という立派な手法なのですよ。 校長 武田幸雄 |
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