ことばの教室 後期交流会

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 13日(月)と15日(水)の2日間に分かれて、後期交流会を行いました。後期交流会では、交流遊びや教室キャラクターの発表、卒業・退級する児童へ修了証の授与を行いました。
 交流遊びでは、「猛獣狩り」をしました。猛獣狩りとは、リーダーが「キリン」と言ったら3人で集まる、「アライグマ」と言ったら5人で…というように指示された言葉の音の数に合わせて集まる遊びです。指で文字数を数え、「こっちに来て!」と周りの友達に声をかけて楽しく遊ぶことができました。1月から約1ヶ月に渡り、募集した教室キャラクターは、同率1位で「ことば君」と「ことでん」の2作品が選ばれました。「ことば君」は、ことばの教室の子どもたちを元気にするパワーをもち、「ことでん」は、みんなが楽しく話せる駅に行こうと頑張るキャラクターです。どちらも明るく前向きな意味が込められた可愛らしいキャラクターです。2つのキャラクターは、来年度、様々な場面で活用していきます。会の最後は、卒業・退級する児童への修了証授与です。6名の児童が受け取りました。また、6年生はこれまで学習したことの発表を行いました。これからも言葉で伝えることの楽しさを忘れずに過ごしてほしいと思います。今年度の通級は、交流会で終わりです。4月に元気な姿で会いましょう!!

お正月遊び

 3学期が始まり、3週間が経ちました。在籍学級では、書き初め展を行っているところが多く、書き初めを通して日本の伝統文化に触れることができたのではないでしょうか。ことばの教室で、この3週間多くの通級児が行っていたのが、「かるた」や「坊主めくり」などの正月遊びです。「坊主めくり」では、祈りながら札をめくったり、坊主を引いて悲鳴を上げたりするなど、大人も子どもも楽しむ様子が見られました。正月遊びで日本の伝統文化に触れることができるだけではなく、「かるた」では文字を読む力、「坊主めくり」ではルールを理解する力を身に付けることができ、遊びの中でもことばの力を育んでいます。


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第5回吃音グループ学習

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 第5回吃音グループ学習を行いました。隣に座っている人の名前を紹介する「他己紹介」や名前順に並ぶゲームなど、アイスブレイクで心をほぐしてから、テーマトークへ。はじめは「魔法使いに好きな姿に変えてもらえるなら?」などのもしもシリーズです。次第に「自分の吃音のことを知っている友だちはいる?」など吃音をテーマに話し合いました。「先生からみんなに伝えてもらった。」など、伝え方は様々でしたが、「友だちに知ってもらったほうがいい。」という意見は全員一致でした。さらに、「話し方の工夫はしている?していなくても知っていることはある?」というテーマから、10月に放送されたNHK「バリバラ きつ音のある子どもたち」を視聴し、発話の工夫をしている人がいることを知りました。番組では、1.別の言葉に言い換える、2.口を叩きながら話す、3.指をおりながら話す、4.「えーと」と言ってから話すの4つを紹介していました。視聴後には、「口を叩くのは目立つから恥ずかしいな。」、「指をおりながら話すのをやってみたい。」とそれぞれの工夫について、意見を交換し、学びのある会となりました。

理解啓発授業

 全学年対象に理解啓発授業を行っています。週に1回通うことや「発音」、「吃音」、「言語発達」の3つの主訴があることなど、ことばの教室の概要を知ったり、クラスに発音の誤りのある子がいたら、吃音のある子がいたら、どのような対応をするかを考えたりしました。授業を受けた4年生からは、「吃音や発音の子たちがたくさん頑張っていることが分かりました。」、「吃音のことを知って、いろんな人がいると思いました。」などと、新たな知識を取り入れ、それを理解する感想が聞かれました。ことばの教室について広く知らせる活動を今後も行っていきます。

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第4回吃音グループ学習

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 7日(金)に第4回吃音グループ学習を行いました。今回は「もし吃音が目に見えるならどんな形か」をテーマに、事前に個別指導で描いたものを見合って話し合いました。吃音を天使と悪魔の世界で表現した児童は、「悪魔がいじわるをして吃音を出します。でも、天使が悪魔を牢屋に閉じ込めてくれます。」、凹凸に表現した児童は「言葉がなかなか出ないイメージを形にしました。」など、自分の考えを伝えることができました。また、友達の話を聞いて、類似点や相違点に気付き、他者の考えを知ることもできました。吃音に対するイメージは様々で、正解はありません。大事なことは、自身の吃音をどのように捉えることができるか、吃音が自分自身の一部としてあり、自身を構成する他の面にも目を向けることの大切さに気付くことです。そこで、学習の最後には、自分のよいところを発表し、さらに保護者の方にもよいところを伝えてもらいました。褒められた子どもたちは、照れくささと嬉しさでいっぱいの表情に。自分のよさを知る新たな機会にもなりました。

第3回吃音グループ活動

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 8月29日(月)に第3回吃音グループ活動を行い、8名の児童が参加しました。今回は夏休みスペシャル!!2つのグループに分かれ、ペンキで棚の装飾をしました。「海にしたいな。」、「陸、海、空に分けたらどうかな?」とどんなテーマにするか話し合い活動から始まりました。テーマが決まったら、型紙選び。ペアになり、一人が型紙を押さえて、もう一人がスポンジでポンポンとステンシル♪ペンキをつけすぎたり、はみ出したりしないように慎重に助け合いながら活動することができました。「端まで塗るのが大変だったけど、楽しかった。」、「初めて会った友達とできて、楽しかった。」と出来上がりに満足できたようです。完成した棚は、教室内で活用していきます。

コーディネーター・在籍校担任向け研修会

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 8月26日(金)にコーディネーター・在籍校担任向けの研修会を行いました。お忙しい中、20名の先生方にご参加いただきました。研修会では、入級までの流れや対象児童、指導内容等について、実際に発音の誤りや吃音の様子を音声で聞いていただいたり、助詞や表記の誤りを見ていただいたりするなど、事例をもとに説明をしました。先生方からは、「具体的な指導内容や教材を学ぶことができて良かった。」、「子どもの困り感を早く教師がキャッチしてあげることが大切だと感じ、次のステップにつなげられるようにしたい。」、「施設も見られて良かった。」などの感想をいただくことができました。

7/7〜/13 前期交流週間

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 1学期に頑張ったことや勉強したことを同じ曜日に通級している児童の前で発表しました。司会も児童が担当し、会を進めました。発表内容は、課題音が入った短文の発表やスピーチ、口や舌の体操の実演などです。「頑張れー!」と温かく応援したり、拍手したりするなど、互いに頑張りを認め合いました。発表の後は、遊び担当の児童にバトンタッチ。UNOやボードゲームなど、全員で一つの遊びを通して、交流を深めました。

教材紹介(2)

 もうすぐ夏休み。長い休みに入っても口や舌の体操を毎日行うことが大切です。今回は楽しく練習できる口や舌の体操を紹介します。

(1) ジャムのなめとり
口の周りにジャムを塗って、舌でなめとります。チョコソースでも代用可能です。
(2) アメ転がし
口を閉じたまま、アメをなめ、舌を使って右に左にと転がしながらなめます。
(3) ソースせんべい穴あけ
舌先を使って、ソースせんべいの中心に穴をあけます。舌先で押してしまうと割れてしまうので要注意!舌先を前後に細かく動かしながら穴を開けましょう。

継続は力なり。口や舌の動きを高め、早期改善を目指しましょう!

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教材紹介(1)

 ことばの教室の担任は、「東京都公立学校難聴・言語障害教育研究協議会」、通称「都難言協」主催の研究会に年9回参加し、日々の指導に生かしています。5月には、明星大学教授 小貫 悟先生の「LDの背景が仮定される子に対しての学習支援」のオンライン講義を受けました。その中で、小貫先生より支援教材のご紹介がありましたので、掲載します。
https://kenkyu.hino.meisei-u.ac.jp/mission/?_gl...
 明星大学の発達支援研究センターで作成された教材です。読み書きのつまずきのチェックリストを参考に適切な教材を選び、学習することができます。ご活用ください。

第2回吃音グループ学習

 2回目の吃音グループ学習は、10名の子どもたちが参加しました。今回は高学年の子どもたちが中心となって学習を進めました。吃音についての学習では、「友達からどうしてそういう話し方をするのと聞かれて困りました。」という体験談や「歌うとき、吃音は出ない」という話から、実際に歌を歌ってみるなど、吃音のある子たちしか分からない思いや体験を共有する機会になりました。また、子どもたちが活動している間には、「お子さんに吃音の波はありますか?」、「お子さんと吃音の話をしますか?」などのテーマを設けて、保護者の方同士で話し合いをしました。保護者の方からは「吃音のある子をもつ親同士で話す機会がなかったので、良かった。」という感想をいただけました。次回のグループ学習は8月を予定しています。夏休みバージョンということで、みんなである物を制作する予定です。何をするのかお楽しみに!
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発語器官を鍛えよう!

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 口や舌の筋肉を鍛える練習の中から、息をコントロールする力のトレーニングについて紹介します。一つ目は「風ごま」です。強すぎても弱すぎてもうまく回らない風ごま。細く長く息を出さなければいけません。二つ目は、「かざわ」です。こちらも同様に息を調節しながら風を送らないとまっすぐ進みません。何度も試す中で感覚を掴み、くるくるきれいに回ると、にっこり笑顔で「やった!」。このように、ことばの教室では楽しみながら学習に取り組んでいます。

第1回吃音グループ活動

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 吃音のある子どもたちのグループ学習を行いました。吃音クイズでは、「吃音は男の子に多い?」や「歌を歌うとき、吃音はほとんど出ない?」などの問題に○×で答え、吃音への理解を深めました。吃音の学習をした後は、みんなで楽しくゲーム!さっきまでの真剣な表情から、一気にお楽しみモードになり、大盛り上がり。吃音グループ活動では、吃音についての知識理解を深める学習をするだけでなく、吃音のある児童同士での交流もねらいにしています。次回からは、1年生も参加します。今後も実りある活動にしていきます

教員向け啓発活動

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 今年度、新しく着任された先生方に向けて啓発活動を行いました。
ことばの教室には、どのような児童が通級しているのかや、指導内容について説明をしました。使用している教材の一部を展示するなど、ことばの教室への理解を深めていただきました。
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