11月30日(水)志村第五中学校・研究発表会
本日、本校と同じく板橋区研究奨励校として2年間にわたる研究をされてきた志村第五中学校で、発表会が行われました。テーマは『読み解く力の育成』で、本校が令和元年度から2年間取り組んだテーマと同じです。
現在の本校の研究テーマは『GIGAスクール構想の実現』ですが、日頃お伝えしているように引き続き「読み解く力の育成」についても研究・実践を重ねているところです。そんなことからも、啓発される事例や示唆に富んだ報告の多い発表会でした。早速本校でも参考にしたいと思います。 なお、本校の研究発表は、12月20日より「サイト発表」の形態をとります。最終案内ができあがりましたら、改めてお知らせ申し上げます。 校長 武田幸雄 11月30日(水)本日の授業風景『絵文字』の完成が授業のめあてです。暦や学校行事の関係でこのクラスは授業時数が少なく、急ピッチで作業を進めていました。といっても雑な作業にはせず、最後の仕上げを丁寧に行っていました。 【写真・中】8年4組・技術家庭(家庭分野)の授業の様子です。 多くの人が、衣生活に関する実習『オールマイティBAG』の仕上げ段階です。各自の個性に富んだ素敵なバッグがたくさん見られます。完成した作品はChromebookで撮影し、自己評価シートと一緒に送信します。 【写真・下】9年3・4組 英語(少人数)の授業の様子です。 このグループには、本日で本校を「卒業」するスロバキアからの留学生Kさんもいます。そのため全員がKさんにメッセージカード(英文)を書いていました。逆にKさんは、仲間へのカードを英語で書いています。 英語で書かれたKさんのカードを見せてもらうと、自分を受け入れ、楽しませたり助けてくれたりしたことへの感謝、そして、素敵な授業をしてくれた先生への感謝が綴られていました。(おそらく…) 校長 武田幸雄 11月29日(火)本日の授業風景(3)
9年3組・国語の授業の様子です。
本日は教科書から離れ、俳句学習の一環として『お〜いお茶 新俳句大賞』への応募作品をつくっていました。茶製品メーカーの主催するこのコンクールには、毎年全学年で参加しています。 前号の『校長通信』(11月21日)でも紹介しましたが、昨年度の応募作品からはTさんの【からっ風カーテン越しのうなり声】が佳作特別賞に選ばれました。この賞に入ると、お茶のペットボトルや缶に印字されます。 明日で本校を「卒業」するスロバキアからの留学生Kさんも「難しい」と言いつつ、Chromebookで季語や漢字を検索しながら次の1句を詠んでいました。【秋深し紅色(こうしょく)落ち葉秋風情(あきふぜい)】 Kさんがしっかり日本文化を学んで母国に帰ることを嬉しく思いました。 校長 武田幸雄 11月29日(火)本日の授業風景(2)
7年5組・社会(地理)の授業の様子です。
『世界の諸地域』の学習で、本日より『南アメリカ州』に入りました。サッカーW杯が開催されている折、ブラジル・アルゼンチン・ウルグアイ等々、学習前からぱっと思い浮かぶ国名もいくつかあるようでした。 それらの国名や地名も含め、まず南アメリカの自然環境の確認です。その中で、大陸の太平洋側に連なるアンデス山脈を確認した際、「アンデスメロン!」との声が上がりました。すると、すかさず先生が「実は、その名前はこの山脈名とは無関係です」と言われました。 続けて「病気に強く栽培しやすいことから『安心ですメロン』。さらにメロンは真ん中をくり抜いて食べることから『心(しん)』を抜いて『安です(アンデス)メロン』になったそうです」と教えてくださり、私にとっても語彙力を高めるMT(ミーニング・タイム)となりました。 校長 武田幸雄 11月29日(火)本日の授業風景(1)
8年3組・音楽の授業の様子です。
早くも来年度の文化祭(合唱発表の部)で歌う課題曲『大地讃頌』の練習が始まりました。本日の授業のめあては【各パートの音程を取ることができる】とあります。まだ明確なパート分けは、できていません。 前回の土曜ICT家庭学習日で、Classroomに貼り付けられたパート別の音源を聴いたり、それを参考に歌ってみたりしながら、全4パートの中から自分が歌いやすいと思うパートを候補に挙げました。 とりあえず本日は、そのパート別に分かれて練習していました。先生がつけないパートは、Chromebookを使って音源を出力しています。感染症対策により先生がいなくても、前後左右のディスタンス確保と、同一方向を向いてうたう隊形は、これまでと同様に徹底しています。 校長 武田幸雄 11月28日(月)本日の授業風景(3)【社会参画・公共の精神】をテーマにした授業です。妊産婦であることを示すマタニティマークに関する調査と、マタニティマークを取り上げた新聞記事を編集した読み物『自分・相手・周りの人』を使用し、誰もが暮らしやすい社会を築く上で必要なことを考えました。 支援や援助の必要なことが外見からはわかりづらい人のつけるヘルプマークがあります。先日、そのヘルプマークと酷似したグッズを付録にした有名アーティストのアルバムが、批判を受けて発売延期になりました。 マタニティにせよヘルプにせよ、現代社会における理解が低いことを象徴する出来事でした。支援・援助を必要とする人の暮らしやすい社会は、自分にとっても暮らしやすい社会だということを忘れてはいけませんね。 ★ ★ ★ ★ ★ 授業の冒頭、Meetを使ってスロバキアからの留学生Kさんのお別れの挨拶がありました。母国での進学の関係で、他の生徒より一足早く今月末をもって板三中を卒業します(写真・下・中央)。 挨拶ではしっかりとした日本語で、同級生や先生方への感謝の気持ちを伝えてくれました。Kさんも、板三中の同窓生の1人です。この8ヶ月間の経験と思い出を大切に、帰国後のますますの活躍を期待しています。 校長 武田幸雄 11月28日(月)本日の授業風景(2)
7年3組・道徳の時間の様子です。【相互理解・寛容】をテーマに、教科書より「自分だけ『余り』になってしまう…」という読み物を使用していました。出典は、作家・重松清さんの著書『みんなのなやみ』です。
重松さんが、子どもたちの悩みに答える「子ども版人生相談」のような内容です。教科書には、3人グループ内でペアをつくる時、自分が1人だけ余ってしまうという悩みに対する重松さんの回答が掲載されています。 授業では、相談者の悩みと似たような経験が、自分にもないかどうか振り返りました。そして、重松さんの言う【みんなで『余りの一人』を分かち合う】ということについて、日常生活におけるグループ活動等を照らし合わせて考えました。今後のより良い集団づくりに生かせそうですね。 校長 武田幸雄 11月28日(月)本日の授業風景(1)
8年4組・道徳の時間の様子です。
【遵法精神・公徳心】をテーマに、教科書より『オーストラリアのマス川』という読み物を使用しています。大の釣り好きの筆者は、オーストラリアの渓流でマス釣りに興じます。ただし、現地ではマスの種類によって、釣りの解禁日やリリースするサイズが厳格に決められていました。 そんな川で、筆者はめったに釣れない大物を釣り上げますが、それは翌日が解禁日のマスでした。授業では校外学習『都内巡り』の目標「ルールを守る」とも関連させ、規則を守ることの意義について考えました。 ところで、最初に教科書本文を読む際、電子黒板から朗読音声が流れていました。私はてっきり教科書会社のCDかと思っていたら、なんと担任の先生の声でした。「臨場感を持たせたい」との思いから録音されたのだそうですが、プロと聞き間違えるほどの朗読スキルに驚きました。 校長 武田幸雄 11月27日(日)今週の予定(11/28〜12/2)
※ 写真は、先週の授業風景です。
11月28日(月)【通常授業】 29日(火)【通常授業】 30日(水)【通常授業】 (部活動再登校) 12月1日(木)【通常授業】9年生・進路面談(〜8日) 2日(金)【通常授業】8年生・校外学習 ★ ★ ★ ★ ★ ※9年生は1日(木)〜8日(木)進路面談のため午前授業です。 校長 武田幸雄 11月26日(土)1週間を振り返って
※ 写真は、今週の授業風景です。
各教科の授業で、先週行われた期末考査の答案が返却されました(こちらは必ずしも昨日のように『子供を笑顔にする』とはならなかったようですが…)。そして、考査問題の解き直しも行われていました。 少し前の話ですが、某大手通信教育企業と東京大学がある共同研究を行いました。研究結果では「勉強が好きになる子」の共通点も報告され、その1つに「テストで間違えた問題をやり直す」が挙げられていました。 理由を大まかにまとめると、【先生の解説とともに、テストをしっかり解き直す】→【わからなかったところ(できなかったところ)が、わかる(できる)ようになる】→【勉強が好きになる】という図式です。 そして、当然のことながら、勉強が好きになれば【学力が向上する】に繋がります。ただし、これも当然のことながら、義務で解き直すのではなく、主体的に学びに向かう姿勢があって初めてその効果も期待できます。 校長 武田幸雄 11月25日(金)日曜日のスピーキングテスト(ESAT-J)について
明後日は都立高のスピーキングテスト(ESAT-J)が行われます。すでにプリントや事前指導で徹底していますが、改めて要点だけ確認します。
●日 時 11月27日(日)13:00〜(30分前をめどに入室する) ●会 場 指定された会場(多くの板三中生は、都立小石川中等学校) ●持ち物 ・受験票・受験の手引き・生徒手帳・上履き(袋も) ・自習時間に必要な教材や筆記用具等(電子機器は禁止) ・水筒(必要な人)・交通費 ●欠席連絡 当日11:00までに保護者が指定のアドレスにメール連絡 (難しい場合は指定の電話番号に連絡) ●緊急連絡先 0570−012366 ※欠席・緊急連絡・質問等は、学校の電話や「ほうれんそうフォーム」では対応できません。指定の連絡先に指定の方法で連絡してください。その他詳細は、手引きや配付プリントを参照してください。 校長 武田幸雄 11月25日(金)本日の授業風景(ダンス特別授業・2)本校運動会の全校種目『組ダンス』で使用しているお馴染みの曲、ケツメイシの『カラーバリエーション』に合わせ、同曲のMVでバックダンサーを務められているBE-YANさんが振り付けをご指導くださいました。 そして、各学年のダンス部員もステージに上がり、BE-YANさんのアシスタントを務めてくれました。また、2本の縄を使った縄跳びパフォーマンスのダブルダッチも、代表生徒が体験させていただきました。 鑑賞・体験とも盛り上がった授業の最後は、パフォーマーの皆さんとのトークタイムです。「年収は?」「モーニング・ルーティンは?」等の意表を突く質問にも、皆さんウイットに富んだ回答をしてくださいました。 ある学年では私もステージ上でダンス部と一緒に踊り、MCの方から「最高にノリのいい学校」というお言葉をいただきました。文字どおり生徒はもちろん、先生方まで「笑顔にするプロジェクト」でした。 校長 武田幸雄 11月25日(金)本日の授業風景(ダンス特別授業・1)この取り組みは、そんな子どもたちの笑顔を取り戻すため「見る・聞く・触れる」体験を提供するのが目的です。申し込んだ学校は、スポーツ教室や芸術鑑賞、伝統文化体験等の中から学校にあった企画を選びます。 運動会の全校種目として『組ダンス』に取り組んでいる本校は、ダンス特別授業を企画しました。各学年2時間ずつ「ダンスとダブルダッチのバトル型ショーケース」と「みんなで踊ろう組ダンス」のプログラムです。 ダブルダッチは、東京五輪の閉会式にも出演された現役世界チャンピオンチームの皆様、ダンスは本校でお世話になっているBE-YAN(べーやん)さん他、ダンスパフォーマンスや国内外トップアーティストのライブやMV等でバックダンサーを務められている方々にお越しいただきました。 校長 武田幸雄 11月24日(木)板橋区長杯(eスポーツ)
本日、板橋区長杯のチラシを全校生徒に配布しました(写真)。
クラーク国際記念高等学校と板橋区や教育委員会が連携し、今年度より始まった新しいイベントです。今や国際大会も開かれ、五輪の新種目としても検討されるようになったeスポーツの大会です。 開催日は12月11日(日)、場所も本校に近く、出場者は板橋区立中学校の生徒限定です。入賞者には豪華景品も用意されています。興味のある人はQRコードを読み取って、ぜひ挑戦してみてください。 校長 武田幸雄 11月24日(木)本日の授業風景(3)これまでに『関東地方』の地理について学習していますが、中でも私たちにとって身近な東京湾の自然・漁業に関する発展学習に取り組んでいました。外部講師として、千葉県行徳の三番瀬(市川市・船橋市等に広がる干潟)で海苔漁に従事されている方をお招きしています。 三番瀬(埋め立て地)の歴史、干潟の生態系、海苔漁の手法等をスライドや動画も交えてお話しくださいました。東京湾で採れる魚介類の紹介では、採れたてのホンビノスガイも持参してくださいました(写真・下)。 東京湾を横断する高速道路アクアラインを走っていると、海ほたるを過ぎ木更津市が近づいてきたあたりで、海に支柱の立つ海苔の養殖場が見えてきます。次に家族でドライブする際には、本日の授業で教えていただいたことを蘊蓄(うんちく)として語って聞かせたいと思います。 校長 武田幸雄 11月24日(木)本日の授業風景(2)
9年1・2組 数学(少人数)の授業の様子です。
『相似の利用』の学習です。自分では実際に測れない長さや角度(例えば、目の前に広がる池の幅など)も、数学の授業で学んだことを利用すれば、おおよその値を知ることができます。まさに「相似の利用」です。 本日は、校舎の高さについて「自分が立っている地点(校舎からの距離)」「校舎の屋上先端を見上げた角度」「自分の目の高さの数値」を用いて求めていました。当然、相似な三角形(縮図)をかいて求めます。 古代エジプトの数学者は、同じように相似条件を使ってピラミッドの高さを測ったと言われています。また、歴史の教科書に出てくる伊能忠敬(江戸時代に日本地図を完成させた人)も、測量の際に相似の知識を用いていたそうです。やはり数学にはロマンがありますね。 校長 武田幸雄 11月24日(木)本日の授業風景(1)「話す・聞く」学習活動に特化した教材『構成を工夫して魅力を伝える』の学習です。自分の好きな書物について、友達にその魅力や特徴がよく伝わるように紹介します。本日は、発表会を行っていました。 「話す・聞く」学習活動なので、話し手・聞き手それぞれにマナーや注意点が示されています。また、聞き手は友達の発表が終わり次第、すぐにClassroomに貼り付けられたフォームで評価を入力し送信します。 先生のお話では、コンテストではないので賞は設けない一方、評価を共有することで今後のスピーチスキル向上に役立てるそうです。『きみが明日、この世から消える前に』『僕はロボットごしの君に恋をする』等々、私には馴染みのない本が多かったのですが、読んでみたくなりました。 校長 武田幸雄 11月23日(水・祝)『勤労感謝の日』
今日は『勤労感謝の日』という祝日です。「国民の祝日に関する法律(祝日法)」によると【勤労をたっとび、生産を祝い、国民互いに感謝しあう】ことを趣旨に、1948年(昭和23)に制定されました。
では、なぜそれが11月23日なのでしょうか? それは、この日が戦前まで新嘗祭(にいなめさい = その年、新たに穀物が収穫されたことを祝う宮中行事)という祭日だったからと言われています。 かつて穀物を育てるという生産活動には、現在以上に多くの苦労がありました。それを乗り越えて収穫できたことを祝う気持ちは、汗を流して働いたことへの感謝の気持ちへとつながったことでしょう。 ただし「感謝」といっても、生徒の皆さんはまだ「勤労」そのものに直接関わってはいません。ですから、皆さんのために働いてくださっているおうちの方や、周囲の大人の方々に感謝してください。 あるいはまた、自分が毎日、当たり前のようにご飯を食べられていることに感謝する日であってもよいと思います。いずれにせよ感謝の気持ちは人を謙虚にし、謙虚な姿勢はその人の成長につながるはずです。 校長 武田幸雄 11月22日(火)本日の授業風景(3)
8年2組・ 数学の授業の様子です。
前の記事の9年生と同様、期末考査の解き直しです。Classroomに貼り付けられた模範解答・解説を参照して解き直しレポートを提出します。先生方の「同じ失敗をしてほしくない」という思いが伝わるやり方です。 9年生の国語のテスト問題には、中国の古い思想家・孔子とその弟子の言行録『論語』が出題されていました。その『論語』に【過(あやま)ちて改めざる 是(これ)を過ちという】とあります。「失敗(過ち)を反省して改めようとしないことが、本当の失敗である」といった意味です。 孔子の言う主旨とは多少ずれますが、間違ったらそれを改善しなければならないという戒めは、テストも同じです。今回の「失敗」が、次に本当の「失敗」とならないようしっかり解き直しに取り組みましょう。 校長 武田幸雄 11月22日(火)本日の授業風景(2)
9年1・2組 数学(少人数)の授業の様子です。
期末考査の解き直しに取り組んでいます。『三角形の相似条件』に関する問題を解き直していた人たちが、真剣な表情で意見を出し合っていたので、私もつい首を突っ込んでしまいました。 8年生で学習した『三角形の合同条件』には【3組の辺がそれぞれ等しい】とありました。一方、今回の問題にある相似条件では【3組の辺の比がすべて等しい】とあります。【それぞれ】と【すべて】の違いは何か?という「教科書を読み解く力」に関わる疑問です。 意見を出し合った結果、【それぞれ】は一つ一つの差や違いに意識が向けられる言葉」であることがわかり、相似(すべて=1つでも比が違っていたら相似にならない)と合同(それぞれ=対応する辺どうしが等しければ合同)の使い分けに納得できました。その探究心、とても素敵です。 校長 武田幸雄 |
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