10月27日(木)本日の授業風景(3)
9年生・合唱学年リハーサルの様子です。
9年生は下級生と違い、課題曲と自由曲の2曲を発表します。そのぶん練習は昨年度から始めていましたし、練習におけるパートリーダーや指揮者・伴奏者の指示も、他学年に比べ的確だったように思います。 また、その指示に従う一人ひとりの姿勢も立派でした。そんな9年生の合唱を、7年生の学年便りでは【強風のような強い歌声が聞こえてきたかと思えば、息のようなかすかな声に移り変わる】と表していました。 少しプレッシャーを感じる賛辞かもしれませんが、けっして誇張やお世辞ではありません。明日はそんな歌声と美しいハーモニーで、下級生たちに「板三中の合唱、かくあるべし」を示してください。 校長 武田幸雄 10月27日(木)本日の授業風景(2)
7年生・合唱学年リハーサルの様子です。
以前の記事で私は、7年生の声の小ささへの懸念をお伝えしました。ただし、7年生は経験値が浅いし、5クラスに学級増となった分、1クラスあたりの人数が少ないことを思えば仕方ないとも書きました。 しかし、1週間前の合唱を思い出しながら聞き比べると、本日は歌声が響くようになっていたように感じます。これも以前の記事で「ラストスパートに期待」と書きましたが、明日への期待がさらにふくらみました。 校長 武田幸雄 10月27日(木)本日の授業風景(1)
文化祭を明日に控え、本日は各学年1時間ずつ「合唱学年リハーサル」の時間を設けました。写真は、8年生の学年リハーサルの様子です。
ここで、1つ訂正とお詫びを申し上げます。これまでの記事で私は、無意識に「合唱コンクール(合唱コン)」という言葉を使ってしまいましたが、昨年度より本校ではコンクール形式ではなく純粋な発表会形式をとっています。きっかけは、コロナ禍です。 感染症による諸事情で練習に参加できない生徒がいたり、確保できる練習時間がクラスによって差が出たりしたため、同じ条件で練習できなかったクラスに順位をつけることは教育的ではないと判断しました。 今年度もそれを引き継ぎ、順位をつけるための審査は行わず学年別の発表会として行います。「金賞」という目標がモチベーションになる場合もありますが、昨年度を見た限り、私はそれがなくても、いえ、ないからこそ、歌う側も聞く側も純粋に合唱を楽しめているように思います。 つい古い習慣で「コンクール」という言葉を使っていたことを訂正しますと共に、お詫び申し上げます。 校長 武田幸雄 10月26日(水)学びのエリア・中学校授業体験(4)
生徒会役員や部活動部員による学校説明会も、授業後にそのまま教室でリモート配信する方法で行いました。感染症対策と体育館への移動・整列時間節約を兼ねたこの方法は、板三中で日常的に取り入れています。
なお「体験」といえども「授業」です。小中を問わず日常的に行っている「振り返り」も、しっかり行いました。それも、本校が全ての授業で導入しているGoogleフォームによる振り返りです。小学校に戻ってから先生の指示に従って授業の振り返りを入力し、板三中に送信してください。 ★ ★ ★ ★ ★ 本校の職員室には、小学校で使用している教科書一式が常備されています。先生方はそれらも読み込みながら小学校の学習内容を学び、小学校の先生方と授業づくりの協議を行ってきました。 それができるのも、本校の先生方が児童の皆さんを単に「小学6年生」としてだけでなく「エリア6年生」として見ているからです。これからも本校は、エリア小学校のご協力・ご支援のもと連携を図ってまいります。 校長 武田幸雄 10月26日(水)学びのエリア・中学校授業体験(3)【写真・上】保健体育の体験授業の様子です。 児童にはChromebookを持参してもらい、今回限りのClassroomに招待しました。そこに貼り付けた本校運動会の全校種目『組ダンス』のレクチャー動画を視聴しながら、実技に挑戦しました。体育館には3台のプロジェクターも用意され、内容・形態とも板三中の授業そのものでした。 【写真・中】理科の体験授業の様子です。 2種類の液体を混ぜる実験に取り組みました。1つは、アルギン酸ナトリウムと塩化カルシウムを混ぜて「カラフル人工イクラ」を作る実験、もう1つはヨウ化水素に反応した過酸化水素水から生成された酸素が、大量の泡となって発生する「象の歯磨き」を作る実験でした。 【写真・下】技術家庭(家庭分野)の体験授業の様子です。 授業の冒頭、小学校の家庭科と中学校の技術家庭との違いについて説明を受けました。その後は、実習『幼児向けミニ絵本』の制作です。「幼児の生活と遊び」も、中学校家庭分野の必修内容です。切り込みを入れた1枚の紙から、8ページの幼児向け絵本を完成させました。 校長 武田幸雄 10月26日(水)学びのエリア・中学校授業体験(2)本校の先生方は全員、児童を相手に単独で授業を行えるようにするための「兼務発令」を受けています。さらに、それまで本校の先生が小学校に赴いて行っていた授業を、昨年度からは中学校で行うようにしました。 そのメリットは大きく3つあります。1つは、本校の先生方が3小学校を別々に訪れる必要がないという点です。いわゆる「出前」方式を取らずに、エリアの6年生全員に授業を体験してもらえます。 2点目は、場所を板三中にすることにより、「小学校で受ける中学校の先生の授業」ではなく「先生も教室も中学校での授業」になった点です。それにより、一段と中学校を意識する体験授業になったことでしょう。 3点目は、3小学校の児童が9教科に按分されることです。そのため、約半年後に板三中で同級生となるかもしれない他校の児童と席を並べることができ、小中の縦の連携と同時に、小小の横の連携にもなっています。 写真は、上から数学→社会→美術の授業です(一部加工)。 校長 武田幸雄 10月26日(水)学びのエリア・中学校授業体験(1)小学校と中学校で系統性・連続性をもった指導・支援を行うことで、いわゆる「中1ギャップ」の解消や、学力向上に資することが期待できます。その小中一貫教育の中核を担うのが、学びのエリアです。 本校と板一小・板八小・中根橋小のエリアは「小中一貫・板三エリア」という名称です。1〜9年生と呼ぶ4校の教室表示には「小中一貫・九年間で育てる・板三エリアの子どもたち」から「一・九・三」をとったエリアのマスコットキャラクター「いっきゅうさん」が掲示されています。 本日は、そんなエリアの約200名の6年生児童全員を本校に招き、事前に振り分けた中学校の9教科いずれかの授業を受けてもらいました。写真は、上から音楽→英語→国語の授業です(一部加工)。 校長 武田幸雄 10月26日(水)本日の授業風景『アルティメット』に取り組んでいます。校庭は日差したっぷりな一方、時折強い北風が吹いています。そのためディスクコントロールに苦しんでいましたが、ポジショニングはずいぶん上達したように見えました。 【写真・中】8年4組・技術家庭(家庭分野)の授業の様子です。 衣生活に関する実習『オールマイティBAG』の制作も、多くの人が仕上げ段階に入ってきました。バッグ本体に使う布の色だけでなく、ポケットの色や持ち手紐の色とのコントラストに、個性が表れています。 【写真・下】9年3組・英語の授業の様子です。 これまでに練習してきた英語スピーチの発表会を行っています。スロバキアからの留学生○○さんは、流ちょうな英語で「英語を習得するコツ」をスピーチしてくれました(次の順番の人にはプレッシャーでしたね)。 校長 武田幸雄 10月25日(火)本日の授業風景(3)
9年2組・国語の授業の様子です。
9年生の国語では、情報を整理して関係づけたり、文章にまとめたりする力も育成します。そのため、メディア・リテラシーの必要性を述べた論説文『情報社会を生きる』の学習をしました。そして、メディアとの関わり方について考えました。 さらに、同じ商品を宣伝する2種の広告を読み比べ、特徴の違いを確認し作り手の意図を読み取りました。それらの学習を受け、情報と適切に関わるために必要なことを、Chromebookで200字程度にまとめました。 それをオクリンクの広場で共有し、同じ班の人の作文を読み相互評価しています。自分で書き、友達の作品を読み、さらに評価することで、多くの国語のテストで出題される200字作分の良い練習になったようです。 校長 武田幸雄 10月25日(火)本日の授業風景(2)
8年3組・国語の授業の様子です。
古文『平家物語』の学習です。すでに【祇園精舎の鐘の声…】で始まる冒頭の巻は学習しました。本日は『敦盛の最期』の巻です。一ノ谷の戦で源氏に破れた平敦盛は、源氏の武将・熊谷直実に討たれ命を落とします。 その際、直実は我が子と同じ年頃の敦盛に感情移入し、泣く泣く首を切るという話です。授業は【登場人物の関係をとらえられる】がめあてでした。この段の登場人物を含め、源平それぞれのつながりを確認しました。 平氏の人名に「盛」の付く武将が多い一方、源氏には「義」や「頼」を用いる武将が多く、かつて歴史学習の暗記で苦労した記憶があります。しかし、国語ではおおまかな相関関係をつかめれば十分です。わかりやすい解説のサイトで調べながら、ノートに簡単な家系図をまとめました。 校長 武田幸雄 10月25日(火)本日の授業風景(1)
7年5組・国語の授業の様子です。
小説『トロッコ』(芥川龍之介)の学習です。工事現場のトロッコに憧れていた8歳の良平は、ひょんなことから土工と一緒にトロッコに乗り、遠くまで行くことができました。しかし、夕闇も迫る頃に「もう帰んな」と言われ、不安に押しつぶされそうになりながら家に駆け戻るのでした。 本日は、小説最後の場面で26歳になった良平が、あの日自分の走り続けた不安な線路道を思い出す心情を読み解いていました。その様子を取材しながら思い出したのが、アメリカ映画の『スタンド・バイ・ミー』です。 一昼夜かけ線路上を歩いて、冒険の旅をする少年4人の姿を描いた映画です。最後は大人になった主人公が、その思い出を語るシーンで終わります。トロッコと鉄道の違いはありますが、東西を問わず少年時代の思い出に、線路がモチーフとして使われることが多いのはなぜなのでしょうね? 校長 武田幸雄 10月24日(月)本日の授業風景(3)
9年4組・理科の授業の様子です。
9年生の理科は、お2人の先生が担当されています。生物分野の授業は主に講師の先生が担当されていて、新しい大きな章『生物の多様性と進化』に入ったところです。まず『生物の歴史』を取り上げていました。 電子黒板に46億年前の地球誕生から億年、千万年単位で示した生命の進化がイラストで映し出されています。先日私は、久しぶりに国立科学博物館に行きました。そこで見た地球史の展示を思い出し、お邪魔しました。 先生の説明によると、4〜5億年前にオゾン層が形成され、生物の陸上進出が可能になったとのことでした。生物を有害な紫外線から守ってくれるそのオゾン層を、フロン等の化学物質を排出し続けた結果、人類が破壊しつつあります。その行為は、とても「進化」とは呼べませんね。 校長 武田幸雄 10月24日(月)本日の授業風景(2)
8年2組・理科の授業の様子です。
『気象の観測』の学習です。前回の授業ではChromebookを使って校庭上空の写真を撮り、撮影できた雲の名称や特徴を確認しました。それを受けて本日は「地上天気図の作成」に取り組んでいます。 パソコンで再生された気象庁発表の気象情報(NHKラジオ)の音声(例えば『石垣島、南南西の風、風力3、雨、13ヘクトパスカル、26度…」等の、日本や東南アジア各地の気象データを聴き取りメモします。 それらを天気図記号で表し、等圧線も引いて天気図を完成させます。かつて登山家たちは、そのように作成した天気図を参考に天気を予測し、危険を回避していました。インターネットの普及した現在はあまり活用されなくなったそうですが、とりあえず洗濯には役立てられそうですね。 校長 武田幸雄 10月24日(月)本日の授業風景(1)
7年3・4組 英語(少人数)の授業の様子です。
Unit-7『 Foreign Artists in Japan(日本の外国人アーティスト)』の学習です。本日は、代名詞の習得がめあてです。同じ名詞を繰り返し使用するのを避けるため代名詞を用いる点は、日本語も英語も共通です。 例えば、文中で同じ人物の名前を繰り返し使うのではなく、he(彼は)him(彼に)等で代用させます。(写真・上)のグループは、先生が電子黒板に映し出す「代名詞を用いた日本文」を、次々にテンポ良く英文に言い換えていました。ALTの先生も、補助してくださっています。 同じめあてでも(写真・下)のグループは「Do you know her ?(彼女を知っていますか)」等で始まる画像入りのスライドを3枚つくり、友達と尋ね合う活動でした。様々な方法で、代名詞の習得を目指しています。 校長 武田幸雄 10月24日(月)全校朝礼(Meet)校長講話先日、9年生や保護者の方々を対象に、第2回進路説明会が行われました。いよいよ9年生も具体的な進路選択の時期を迎え、それと同時に入試面接対策も本格化してくるようです。その面接対策用に9年生が使用しているテキストに『大切な第一印象』というページがあります。 そこには、主に身だしなみについて注意するべき項目が、まさに「頭のてっぺんから足のつま先まで」事細かく具体的に挙げられていました。それを見て思い出したのが『メラビアンの法則』です。 人と話す時、私たちは相手を知るための情報を得ようとします。その際にかける比重は、言葉に頼る言語情報が7%、残りの93%は聴覚や視覚といった非言語情報だとする法則です。 ※ 続きは、下の『おりたたみ記事』をクリックしてください。 10月23日(日)今週の予定(10/24〜28)
※ 写真は、先週の授業風景です。
10月24日(月)【通常授業】全校朝礼 25日(火)【通常授業】(金曜日の時間割) 26日(水)【午前授業】学びのエリア研修(小学生の中学校体験) 27日(木)【通常授業】前日指導(午後) 28日(金) 《 第76回 文化祭 》 ★ ★ ★ ★ ★ ※今週から後期時間割となります。また、25日(火)は授業時数調整等のため金曜日の時間割です。文化祭その他諸事情による時間割変更は、学年・学級の指示に従ってください。 ※26日(水)は、学びのエリア小学校6年生の中学校体験を行うため、午前授業で給食後に下校します。 ※28日(金)の文化祭については、別途配付のプリントをご参照ください。なお、当日は弁当持参です。 校長 武田幸雄 10月21日(土)1週間を振り返って
※ 写真は、今週の授業風景です。
あるiCS(コミュニティスクール)委員の方から、雑談の中で『ファーストペンギン!』というTVドラマが始まったことを教えていただきました。コロナ禍以来、私が目指す学校像として口にしている言葉です。 それを覚えていてくださったわけですが、番組HPで調べたところ「漁師の世界に飛び込んだシングルマザーが、勇気をもって古いしきたりや慣例慣行を変革していく」という実話をもとにしたドラマのようです。 再三お伝えしているようにファーストペンギンとは「群れの中から、天敵がいるかもしれない海に最初に飛び込む1羽のペンギン」のことです。欧米では勇気ある起業家のことを、敬意を込めてそう呼ぶそうです。 本校の先生方一人ひとりが、そのファーストペンギンの気概を持ち次世代型の教育活動を展開しています。そして、それに応えてくれる素直な生徒と協力的な保護者の皆様が、海に飛び込む勇気を与えてくれています。 校長 武田幸雄 10月21日(金)本日の授業風景(3)『慣性の法則』の学習です。簡単に言うと、外からの力が加わらない限り、静止している物体は静止し続け、運動している物体は等速直線運動を続けるという法則です。別名「ニュートン(運動)の第1法則」です。 「百聞は一見にしかず」で、先生がいくつか動画を見せてくださいました。その1つが「だるま落とし」です。横から木槌でたたいた段は横に飛びますが、それより上の段はそのまま下に落下します。上の段は力がはたらいていないため静止し続けようとして、重力で下に落下するのです。 その様子を興味深そうに見ていたスロバキアの留学生○○さんに、だるま落としを知っているか尋ねたところ、やはり初めて見たそうです。そこで、だるまに似ている「マトリョーシカ」は知っているか尋ねると、そちらは大きく頷いてくれました。ただし「慣性の法則」とは無関係ですが。 校長 武田幸雄 10月21日(金)本日の授業風景(2)学年合同学活の形をとり、合唱コンクール(文化祭)の学年リハーサルを行っていました。会場となる文化会館ホールを意識した座席配置や移動の仕方、ステージ上の立ち位置で、通し練習をしています。 体育館に入って聞こえたあるクラスの歌声に「わざとmp(メゾピアノ=やや弱く)で歌っているのかな?」と思ってしまいました。皮肉ではなく、それ以外のクラスでも同じような感想を抱きました。とはいえ7年生の経験値と1クラスあたりの人数からすれば、仕方ないかもしれません。 もちろん歌は「声を出せばいい」というものではありません。一方で「声を出さなければ伝わらない」というのも事実です。文化祭まで残りちょうど1週間。7年生のラストスパートに期待しています。 校長 武田幸雄 10月21日(金)本日の授業風景(1)
8年4組・理科の授業の様子です。
『神経のはたらき』の学習です。本日は「刺激と反応」に関する実験を行っていました。教科書では、数人のグループが外側を向くように輪になって手をつなぎ、次々に手を握っていく実験を取り上げています。 最後の人は自分の手が握られた瞬間ストップウォッチを止め、かかった時間を調べます。刺激を受け取った信号を脳に送り、脳から次の命令を出すまでの時間を調べることを目的とした実験です。 本校では感染症対策もあり、落下する定規をつかまえる実験に代えていました。手段は違っても、反応速度を調べるという目的は同じです。ただし、友達の手放した定規をつかまえられず床に落としてしまい「測定不能」という人もいました(もちろん、やり直しは何回もできましたが)。 校長 武田幸雄 |
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