4月26日(水)本日の授業風景(1)
9年3組・国語の授業の様子です。
小説『握手』(井上ひさし)の学習です。児童養護施設で育った【私】と、施設でお世話になり現在は死期の迫っているルロイ修道士との思い出や、死の前に再会した時のふれあいを描いた小説です。 タイトルもそうですが、物語中に何回か出てくる手や指の仕草が小説を読み解く伏線にもなっています。本日も、かつてルロイ修道士は手のひらを擦り合わせると【ぎちぎちと鳴った】という描写から、実際に自分の手を擦り合わせてその音がするかどうかを確かめていました(写真・上)。 余談ですが、芥川龍之介の『手巾(ハンケチ)』という小説があります。手巾をぎゅっと固く握りしめた手の様子に、登場人物の激しい感情を凝縮して描いた作品です。興味のある人は、ぜひ読んでみてください。 校長 武田幸雄 |
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