それいけ日光21 3日目朝会校長の話
- 公開日
- 2025/06/18
- 更新日
- 2025/06/18
できごと
昨夜のナイトウォークを終えて、宿舎に戻って10分後に音を立てて 雨が降ってきました。 皆さんは幸運をもっていると思います。 3日間の日光 移動教室を全て 天候に恵まれて 実施できるということは本当にすごいことです。
1日目と2日目、 2度いろは坂を通りました。 3台のバスとも車酔いをする人はいませんでした。
皆さんの体調も良かったと思いますが、それと共に運転手さんの腕が素晴らしいのです。
運転手さんの技術力が高いことは、東観荘から公道へ出る時に感じました。 去年も同じ東観荘でしたが、バスは一度切り返しをしました。しかし、今年の運転手は切り返しませんでした。
運転手さんにその秘訣を聞いてみると、お客さんにとって気持ちのいい運転を心がけていると話してくれました。
それは急ブレーキを踏まない、 急ハンドルを切らない、急発進をしない ことだそうです。 先々のことを見通して ハンドルを 握っているのです 。 ダンプカーの運転手なら 自分が気持ちいいように運転すれば良いが、 バスの運転はお客さんのことを考えていますとも語っていました。
いろは坂は登りと下りが別になっています。下りは 古くからある道で、 道幅も 狭く短いカーブの連続が続きます。私は運転手さんはガードレールに 突っ込むように ギリギリに近づけて ハンドルを切っていることに気がつきました。できるだけ大きく回ろうとしているのではと感じました。大回りをして、バスか揺れることをできるだけ抑えているのではないかと思いました。
1号車のバスの運転手さんは、28年間目のベテランです。 多分 、3台のバスのリーダーだと思います。 1号車の運転手さんは公道から30m の上り坂をバックで 登り宿舎の駐車場に入れました。
エンジンを切るとすぐにバスから飛び出して、 2号車がバックで入るのを誘導していました。 1号車の運転手さんは手助けがなくても すんなりとバスを入れることができました。2号車、3号車ははそうはいかないようです。
自分より若い運転手さんのサポートをする姿を見て、チームとしてバスを運行していることがよくわかりました。
今回の日光 移動教室の6年の3人の担任の先生がチームとしていろいろ役割を担って準備を進めてきました。それぞれの先生の持ち味を生かして、この日光移動教室が皆さんにとって実りがあるものにしてくださったと思います。
校長先生は、 6年生の3人の先生と共に、 引率をしてくださった 算数 担当の先生、 5年1組の担任の先生、非常勤教員の先生 、 看護師さん 、カメラマンさんに深く感謝をしています。 そして私たちを温かく迎えてくださった東観荘の皆様方に深くお礼の気持ちを伝えたいです。 それは皆さんもきっと同じ気持ちだと思います。
皆さんも チームとして この移動教室を過ごしてきたと思います。 チームで価値を作ることを体験できた3日間だと思います。
教室はチームで学ぶところです。一人で学ぶより より深くより広く学べるところが皆さんの教室です。
クラスメイトはチームメートです。 大切な大切な学びの仲間です。仲間を大切にできる人は、幸せを作れる人だと思います。