12月 全校朝会の校長講話
- 公開日
- 2023/12/05
- 更新日
- 2023/12/05
できごと
皆さん、おはようございます。12月になり、寒くなってきました。校長先生は昨日の朝は、手袋が欲しいなと思いました。でも、この寒さは、私たちに必要なものなのです。
小児科のお医者さんの成田奈緒子さんが、こんなことをラジオの番組で話していました。
人間の脳は、一人前になるのに18年ぐらいかかるそうです。
人は1歳ごろになると歩き出したり、ちょっとした言葉をしゃべるようになり、3歳ごろになると走ったり、「お母さんは仕事に行った。」などと話すこともできます。脳がだんだんと発達していくのです。
脳に特に必要なものは、睡眠です。寝ることです。
人間は昼に活動する生き物です。夜になったら寝て、太陽が出てきたら起きるようになっています。小学生はだいたい10時間くらい寝るのがよいと言われています。野球の大谷選手も睡眠を大切にしていて、1日10時間は寝ているそうです。
脳を育てるのには、刺激が大切です。みなさんは五感という言葉を知っていますか。五感は、見る、聴く、味わう、嗅ぐ、触ることです。これらの刺激を繰り返し与えることが大事です。もちろん、体全体を使って遊んだり、運動したりすることもよい刺激です。
五感の中の「味わう」では、いろいろなものをバランスよく食べることが大切です。ですから給食を残さず食べることは、とてもよいことですね。
さて、人の体は不思議で、心臓・呼吸などは動かそうとしなくても自然に動きます。これは、自律神経の働きです。自律神経は身体をいい具合に調整してくれます。
自律神経を働かせるために、いつも快適な部屋で過ごすのではなく、体に暑い、寒いをしっかり感じさせることが大切です。ずっと座りっぱなしでゲームをしたりするのは駄目なのです。いつも同じ温度の中にずっといると、自立神経が怠けてしまい、うまく働かなくなってしまうそうです。
だから冬の寒さは、私たちの体を強く、脳を賢くするために必要なのですね。