学校日記

5年学年集会での校長の話

公開日
2023/10/03
更新日
2023/10/03

できごと

5年生の皆さん、おはようございます。
今日は全校朝会の予定でしたが、インフルエンザが流行り始めましたので、用心のため全校児童が体育館に集まることはやめました。
しかし、校長先生は5年生と榛名移動教室のことを振り返りたいと思い、皆さんに集まっていただきました。

移動教室の2日目、自然史博物館から梨狩りに行く途中、一号車のバスは途中でコンビニに寄りました。
そして、K先生とT先生に水を買いに走ってもらいました。ふたりはペットボトル4本ずつ8キロを抱えバスにもどってきました。
どうして水を買いに行ったかは、皆さんは分かると思います。この日はとても暑く、お昼の時点で水筒を空っぽにしてしまった人が何人もいたのです。

さて、私は世田谷区の学校で校長先生になりました。5年生の移動教室は、榛名と同じ群馬県の川場村に行きます。移動教室の2日目は雨乞山という山へ登ります。初めてこの山に登った時は、今より若く体力もありましたが、5年生のみんなについて行くことがやっとでした。
次の年から移動教室に行く前に山登りの練習をすることにしました。日帰りで秩父や奥多摩の山に出かけるのです。そうすると移動教室での登山が苦しくなくなりました。

校長先生は登山をする時にはあまり水を飲まないようにしています。理由は2つあります。それはたくさんのお水を持って行くと荷物が重くなるからです。もう1つは水をたくさん飲むとトイレに行きたくなるのです。山にはトイレがありません。そのため飲む量は控えて、口を湿らすくらいにしています。登山の全体を考えて、いつどのくらい水を飲むかを考えるのです。

先を考えて行動することは山登りに限らず大切なことです。皆さんの普段の行動も同じです。
たまに授業中にトイレに行く人や水を飲みに教室から出る人がいます。教室から出ると学びが中断されます。出て行く本人だけではなく、教室にいるみんなの集中力も削がれます。そしてほかの人も同じような行動をとります。そうすると、ますますクラスのみんなは落ち着かなくなります。

一年生のときに、「トイレと水飲みは休み時間に済ませておきましょう。」と担任の先生に教わりました。このことは学校生活の基本の基本です。でも、とても大切なことです。教室はみんなで学習するところです。みんなが気持ちよく学べるようにするために、一人ひとりに責任があるのです。

学校生活の当たり前の積み重ねが、6年生の日光移動教室で生かされるのです。 2023.10.3