11月に入りました。各校、秋の文化的行事等の時期かと思います。子どもたちの活躍する姿を想像し、よい取組となるよう協力して進めてください。次回の一斉部会は、1月16日(火)に開催予定です。各部会とも準備等、よろしくお願いします。

6年生「ロレンゾの友達」研究協議会

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 今回は、元世田谷区立松丘小学校長、元東京都小学校道徳教育研究会会長北村博先生に指導講評をお願いしました。先生からは、主に授業づくりの基本となる2つのことをご指導いただきました。
 第1に、「主題名の設定」は、授業の軸となる大切なものであるということです。主題名は、ねらい、中心発問、評価を貫くように設定することが大切であると学びました。また、教科書に書かれている主題名にとらわれず、別の主題名でも良いことをご指導いただきました。教科書と同じ主題名でも、別の主題名であっても、大切なことは授業の軸をしっかりともつことであると学びました。例えば、中心発問を考える際には、主題に迫る大切な発問であるため、ねらいを明確にしたうえで発問を吟味することが大切です。「主題」「ねらい」「中心発問」「展開後段」が一本の串のように一貫していることが大切だと学びました。
 第2に、「授業のねらいは発達段階に合わせる」ということです。教科書には、同じ内容項目の教材がいくつかあります。例えば、「友情、信頼」の内容項目では、1学期には、「友情、信頼」の心情を育むことがねらいとします。2学期に同じ「友情、信頼」の内容項目の教材があった場合には、より深い心情を育むことが求められます。さらに、3学期には、判断力、実践意欲のところまでを求めることが大切です。このように、同じ内容項目でも、扱う時期や児童の実態に応じて内容項目の深い理解につなげていくことが大切であると学びました。さらに、授業づくりの際には、学習指導要領を読み、自分の学年のねらいだけではなく、その前後も読み、発達段階によってねらいがどのように変わっていくのかも確認することが大切であると学びました。
皆さんも是非、学習指導要領を読み、内容項目を十分に理解したうえで授業づくりをしていきましょう。
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