11月に入りました。各校、秋の文化的行事等の時期かと思います。子どもたちの活躍する姿を想像し、よい取組となるよう協力して進めてください。次回の一斉部会は、1月16日(火)に開催予定です。各部会とも準備等、よろしくお願いします。

5年生「折れたタワー」研究協議会

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 令和4年度最初の授業は、昨年度1月に御指導をいただいて大好評だった土屋康子先生に指導講評をお願いしました。今回も、優しい語り口に癒やされつつ、具体的で明日にでも取り入れられるテクニックや道徳授業の基礎となる考え方をたくさんお話していただきました。先生のお話を聞くと「やってみよう!」「やってみたい。」と道徳授業への意欲が高まります。
 次回も土屋先生に御指導をいただく予定です。どうぞ、楽しみにしていてください。
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1月16日(火) 教育会社会科部研究授業

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1月16日(火)に教育会一斉部会が開かれました。
 今回は、下赤塚小学校の西村先生に5学年「環境を守るわたしたち」の授業実践をしていただきました。西村先生は板橋区で過去に発生した大気汚染について、数値としての資料や体験者へのインタビュー資料、インタビューを基に再現した視覚資料(空気が汚いなかで干したタオルの再現)を提示し、汚れていたという実感をもつことができるよう授業を展開していました。
 児童は、板橋区で過去に大気汚染があったこと、それが改善されてきたことを捉え、そこからどのように改善されたかを学習問題として作りました。
 その後、協議会では大妻女子大学の澤井陽介先生にご指導をいただきました。本時の授業の講評やこの単元の授業についてお話していただきました。参加された先生方は明日から実践できるお話も多かったかと思います。

1月25日(木)社会科部研修会(社会科を語る会)

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1月25日(木)に成増ヶ丘小学校で社会科部研修会(社会科を語る会)を行いました。講師に明星大学特任教授の相原雄三先生を招き、2学期に行われた一斉部会の授業後の実践授業提案を北野小学校の笠原先生がしました。
 授業提案の内容は、3年生の「火事から地いきの安全を守る」です。
 笠原先生から、授業後の流れや児童の反応を説明してもらった後、児童の変容や関連図について、参加した先生方で意見交換を行いました。
 相原先生からは、
 学習問題を作るときになぜ(Why)型の学習問題からどのように(How)型の学習問題にするためにどのような方法があるか御指導をしていただきました。
 初めは児童も社会的事象に対して「なぜ○○になっているのだろう?」という疑問をもっているが、それだけを追究しようとすると先生が答えを言えば児童の追究は終わってしまう。そこで、児童が疑問に思った「なぜ?」をたくさん出させて、教員とやりとりをしながら「どのように○○しているのだろう?」に授業を展開していくことが大切と御指導いただいたきました。
 参加された先生方はうなずきながら聞いていました。

6年生「ロレンゾの友達」研究協議会

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 今回は、元世田谷区立松丘小学校長、元東京都小学校道徳教育研究会会長北村博先生に指導講評をお願いしました。先生からは、主に授業づくりの基本となる2つのことをご指導いただきました。
 第1に、「主題名の設定」は、授業の軸となる大切なものであるということです。主題名は、ねらい、中心発問、評価を貫くように設定することが大切であると学びました。また、教科書に書かれている主題名にとらわれず、別の主題名でも良いことをご指導いただきました。教科書と同じ主題名でも、別の主題名であっても、大切なことは授業の軸をしっかりともつことであると学びました。例えば、中心発問を考える際には、主題に迫る大切な発問であるため、ねらいを明確にしたうえで発問を吟味することが大切です。「主題」「ねらい」「中心発問」「展開後段」が一本の串のように一貫していることが大切だと学びました。
 第2に、「授業のねらいは発達段階に合わせる」ということです。教科書には、同じ内容項目の教材がいくつかあります。例えば、「友情、信頼」の内容項目では、1学期には、「友情、信頼」の心情を育むことがねらいとします。2学期に同じ「友情、信頼」の内容項目の教材があった場合には、より深い心情を育むことが求められます。さらに、3学期には、判断力、実践意欲のところまでを求めることが大切です。このように、同じ内容項目でも、扱う時期や児童の実態に応じて内容項目の深い理解につなげていくことが大切であると学びました。さらに、授業づくりの際には、学習指導要領を読み、自分の学年のねらいだけではなく、その前後も読み、発達段階によってねらいがどのように変わっていくのかも確認することが大切であると学びました。
皆さんも是非、学習指導要領を読み、内容項目を十分に理解したうえで授業づくりをしていきましょう。

6年生「ロレンゾの友達」研究授業

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 第2回道徳部研究授業では、「ロレンゾの友達」(友情、信頼)を行いました。指導方法の工夫として3つの手立てで、授業展開し、授業のねらいに迫りました。
 第1に、「学習課題と教材文を自分自身とのかかわりで考えさせるための工夫」を取り入れたことです。導入では、事前に児童に行った友達に関するアンケート結果を提示し、学習課題へと繋げました。また、展開後段でも、「本当の友達」とはどういう友達なのかを考えさせることで、内容項目について深く考えることに繋げていました。
 第2に、「対話的な学びを深める工夫」を取り入れたことです。ロレンゾや3人の友情に対する思いの違いを明確に捉えられるように、構造的に板書をしていました。また、中心発問で、友情について再考する3人の思いについて考えることで、より自我関与して捉えられるような工夫がされていました。
 第3に、「自らを振り返る工夫」を取り入れたことです。導入と展開後段を関連付けながら「本当の友達」を考えることで、自分の友達に対する考え方の変容を捉え、道徳的価値をより自覚できるようにしていました。
 今回の授業では、特に展開後段での自己を振り返る時間が十分あったことで、内容項目について児童が深く考えることができました。導入で、内容項目につながる発問を行い、展開後段でより内容項目について深く考える時間、つまり「自己と対話する時間」をしっかりと設けることが大切であると学びました。

2年生「ドッジボール」研究授業

 第3回道徳部研究授業では、「ドッジボール」(公正、公平、社会正義)を行いました。導入では、教材と同じドッジボールの場面を児童に提示することで、児童の学習意欲を高めるとともに、教材を自分事として考えることができるようにしていました。
 展開では、登場人物の顔と名前が分かる資料を黒板に貼ったり、ドッジボールの試合経過を電子黒板で提示したりと、教材の内容が視覚的に分かりやすくなっていました。さまざまな場面で、担任の先生が、今回ねらいとする価値項目をしっかりと意識して授業を行っている様子が見られました。例えば、児童の発言に的確に問い返しを行ったり、自己の振り返りの時間では、困っている児童を支援したりしていました。
 今回の価値項目である「公正、公平、社会正義」は、新たに低学年に設定された項目です。事前検討でも、「親切、思いやり」に価値が流れてしまわないかという心配の声は上がっていました。ですが、今回の授業では、「だれとでも同じように接することの大切さを考えて、振り返ろう」とめあてを設定し、担任の先生がしっかりと児童をゴールまで導いていたと思います。
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1月10日(火) 1月16日(火) 一斉部会研究授業 第4回指導案検討会

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1月10日(火)に3学期の一斉部会で行われる研究授業指導案検討会の第4回目を下赤塚小学校で行いました。
 授業者の下赤塚小学校の西村先生と社会科部の先生方が集まり、5年生の環境単元について本時の模擬授業を行いました。
 西村先生が当日の授業を想定して、社会科部の先生方を相手に授業を行いました。発問の内容や資料の出し方について、よりよい授業にするための意見交換を行いました。
 来週1月16日(火)に研究授業がありますので、ぜひご参観ください。

12月21日(木) 1月16日(火) 一斉部会研究授業 第3回指導案検討会

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12月21日(木)に3学期の一斉部会で行われる研究授業指導案検討会の第3回目を下赤塚小学校で行いました。
 授業者の下赤塚小学校の西村先生と社会科部の先生方が集まり、5年生の環境単元の「単元指導計画」や「本時の流れ」について話し合いました。
 「本時の流れ」については、学習問題を作る上でどのように授業を流せば、児童の関心を高め、調べたいと思う学習問題を作れるのかを中心に話し合いました。昔の東京都の環境と現在の東京都の環境を比較させる、ブラックスボックス型の展開が効果的だろうとなり、そこから「なぜ変わったのか」「誰が変えていったのか」などの疑問を出させ、それに対する予想をさせる展開にする予定です。
 次回の検討会は、1月10日(水)下赤塚小学校で行う予定です。また、オンラインでも行いますので、興味がある方は近くの社会科部の先生にお知らせください。
 出張依頼はC4thを通じて送りますので、ご確認ください。

11月22日(水) 1月16日(火) 一斉部会研究授業 第1回指導案検討会

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 11月22日(水)に3学期の一斉部会で行われる研究授業指導案検討会の第1回目を下赤塚小学校で行いました。
 授業者の下赤塚小学校の西村先生と社会科部の先生方が集まり、5年生の環境単元の「目指す児童像」や「教材」について話し合いました。
 「目指す児童像」は、本単元が選択、判断のある単元であるので、「つなぐ」部分でどのような児童の姿を目指すのか、話し合いました。
 「教材」については、教科書で扱われているものではなく、児童の身近にある板橋区の郊外を取り扱うことにしました。水質汚濁を取り上げるのか、それと大気汚染を取り上げるのかを議論し、取材した後、教材化しやすい方を取り上げることに決めました。
 次回は、単元指導計画について、話し合う予定です。
 日程については、12月4日(月)下赤塚小学校で行う予定です。また、オンラインでも行いますので、興味がある方は近くの社会科部の先生にお知らせください。
 出張依頼はC4thを通じて送りますので、ご確認ください。

9月22日(金)社会科部研修会(社会科を語る会)

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 9月22日(金)に板橋区の教育支援センターで社会科部研修会(社会科を語る会)を行いました。講師に明星大学特任教授の相原雄三先生を招き、1学期に行われた一斉部会の授業後の実践授業提案を成増ヶ丘小の島崎先生がしました。
 授業提案の内容は、6年生の「わたしたちの暮らしを支える政治」です。
 島崎先生から、授業後の流れや児童の反応を説明してもらった後、児童の変容や関連図について、参加した先生方が質問をしたり、意見交換を行いました。
 参加された先生方が悩んでいたのは、「関連図はどこまで児童に書かせるのがいいのか」でした。「関連図は学習問題に対するまとめを書く上での思考を整理するものではないか」という意見が出て、みんなが納得していました。
 相原先生からは、
1:問題解決的な学習を形式的に捉えていないか?
2:子どもの学びをどのようにつなげていくのか?
について御指導をしていただきました。
 1では、「教科書等に載っている学習の進め方を見ると、学習問題を立てた後に、学習問題に対する予想を立てて、学習計画を作成していくように書いてあるが、それだけだと形式的に児童が予想を立てることになるのではないだろうか。」との話がありました。
 そして「そうならないように、学習問題を立てる前に、社会的事象における「ズレ」を児童に提示して、それに対して予想を含んだ疑問をたくさん出せることが大切だと。」と御指導をしていただきました。
 2では、「振り返りをさせたときに児童が学習問題に対して、問いの方向性として「なぜ」型よりも「どのように」型の方が自己調整もしやすくその後、補充・発展につながる。」との話もしていただきました。
 どちらのお話も、参加された先生方はうなずきながら聞いていました。

8月25日(金) 10月11日(水)一斉部会研究授業 第2回指導案検討会

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 8月25日(金)に2学期の一斉部会で行われる研究授業指導案検討会の第2回目を新河岸小学校で行われました。
 授業者である北野小学校の笠原先生と社会科部の部員が集まり、今回の検討会では、消防単元の第1時を本時にするのか、第2時を本時にするのか話し合いました。第1時、第2時の流れを確認して、学習問題に対する予想や学習計画を作る第2時を本時にしようと決定しました。また、第1時、第2時を通してどのような資料がいいのかについても話し合われ、消防の単元等言うこともあり、火事の現場の映像をどの程度見せるのが適当なのかについても話し合いました。
 次回は、9月6日(水)に本時の詳細について検討する予定です。出張依頼については、各校に送りますのでそちらをご覧ください。

9月6日(水) 10月11日(水)一斉部会研究授業 第3回指導案検討会

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 9月6日(水)に2学期の一斉部会で行われる研究授業指導案検討会の第3回目を北野小学校で行いました。
 授業者である北野小学校の笠原先生と社会科部の部員が集まり、今回の検討会では、第2時をの本時をどのように流していくのか議論しました。学習問題を作るのは授業の終わりなのか、第2時の最初に行うのか、学習計画はどのように考えさせるのかなど多岐にわたりました。
 次回は、9月14日(木)に検討する予定です。出張依頼については、各校に送りますのでそちらを御覧ください。

8月23日(水) 授業づくり実施研修

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 8月23日(水)に板橋区立志村第一小学校において授業づくり実施研修が行われました。
 講師に志村第一小学校の渡辺先生を迎えて行いました。
 研修の前半は渡辺先生より授業づくりにおいてのポイントをスライドを用いて説明していただきました。特に児童のもっているイメージとのギャップを意識して資料を作成し、提示することで、学習問題づくりにつながりやすいこと等を教えてもらいました。
 研修の後半では、参加していただいた先生方に3年生の「火事から地いきの安全を守る」単元の調べる時間の授業の流れを考えてもらいました。参加した先生方は「導入の部分でどのような資料を提示しようか」「資料を児童にどのように調べさせるか」などそれぞれが真剣に考えていました。
 授業の流れを考えた後、グループに分かれて自分が考えた授業について発表してもらいました。その際、社会科部の部員も話し合いに交じり検討していきました。
 参加した先生方からは「1つの授業をこれほど考えたことがなかったので楽しかった。」「社会科はいろいろな方法があって難しいけど、もっと考えていきたい。」とコメントをいただき、充実した研修会になったのではないでしょうか。

7月28日(金) 10月11日(水)一斉部会研究授業 第1回指導案検討会

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 7月28日(金)に2学期の一斉部会で行われる研究授業指導案検討会の第1回目を北野小学校で行われました。
 授業者である北野小学校の笠原先生と社会科部の部員が集まり、消防単元と警察単元の2つのどちらを授業で行うのか話し合いました。互いの単元のよさや学校の付近や地域性などを考慮し消防単元で進めていこうと決定しました。
 次回は、単元の指導計画や本時の流れを話し合う予定です。出張依頼については、各校に送りますのでそちらをご覧ください。
 

7月25日(火) 社会科研究部臨地研修

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 7月25日(火)に社会科研究部臨地研修が行われました。
 今年度はスマートスクールの倉庫に見学をしてきました。当日は、始めに担当の方から注文してから学校に届くまでの時間やルートについて説明や倉庫内にはどのような施設があるのかを受けました。
 その後、倉庫内を見学しました。注文を受けてから発送するまでに、速く、正確にするための工夫がたくさんあり、それらを間近に見学したり、体験することができました。
 参加された先生方は、倉庫内の様子を写真に撮ったり、担当の方に質問したりしていました。2学期からの授業にいかせるものになったかと思います。

5月17日(水) 教育会社会科部研究授業

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 5月17日(水)に教育一斉部会が開かれました。
 今回は、成増ヶ丘小学校の島崎先生に6学年「わたしたちの暮らしを支える政治」の授業実践をしていただきました。島崎先生は写真や資料から子育てをする人の悩みや願いについて子どもたちの考えさせるだけでなく、保護者の方にアンケートをとるなど、より子どもたちが子育ての問題について身近に感じられるような手立てを考え、授業を展開していました。
 その後、協議会では明星大学の相原雄三先生にご指導をいただきました。本時の授業の講評やこの単元の授業についてお話ししていただきました。参加された先生方は明日から実践できるお話も多かったかと思います。

3年生「あこがれの人」研究授業

 第1回道徳部研究授業では、「あこがれの人」(善悪の判断、自律、自由と責任)を行いました。導入では、事前に児童に行った価値に関連するアンケート結果を提示し、児童が自身の課題を捉え、教材を自分事として考えるきっかけをつくりました。
 展開では、ホワイトボードを活用して全員の意見を掲示したり、ワークシートを活用して心情を考えさせたりと、一人一人の児童がどのように教材と向き合っているのかを教員が十分に見取ることができるよう工夫されていました。
 今回印象的だったのは、担任の先生と学級の児童の結び付きがとても強かったということです。担任の先生の温かい受け止めがあり、子どもたちも安心して発言する姿が見られました。道徳の授業を行う上で、学級経営は必要不可欠であることを改めて感じさせていただきました。
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3年生「あこがれの人」研究協議会

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 今回も、東京都小学校道徳教育研究会元副会長 土屋康子先生に指導講評をお願いしました。土屋先生からは、アンケートの活用方法についてご指導いただきました。児童にアンケートをとったからには、その回答を分析し、授業や指導案に生かす必要があります。道徳の授業において、導入でアンケートを活用することを実践している方はいらっしゃると思いますが、ただアンケートをとって終わりにするのではなく、実態に応じた指導をするために生かさなければならないと改めて感じました。
 また、土屋先生からは、『ぼくの名前をよんで』という教材の範読を見せていただきました。教材提示の方法として、手話を活用しながら感情を込めて範読される姿に、涙を浮かべる方も多く見られました。範読を通して教材の世界に浸ることで、自分事としてより考えやすくなると感じました。皆さんも是非、児童が教材に浸れる範読に挑戦してみてはいかがでしょうか。
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