5月15日 給食

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今日は、無償でいただいた北海道産のホタテを使用してグラタンを作りました。この背景には、国際政治情勢の変化によって、突然輸出量が減ってしまったことがあります。これにより、生産者は大きな影響を受けています。今回は、国からの補助を受け、全国の小中学校を対象とした学校給食で北海道産ホタテを提供することで、流通させて生産者を支援するというプロジェクトの恩恵を受けています。

5月14日 給食

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今日は鉄分強化献立です。変わり親子丼には、高野豆腐が入っています。高野豆腐は、豆腐を原料として作られる大豆製品です。大豆や大豆製品には、赤血球を作るために必要な「鉄」が多く含まれています。体の中の鉄が不足して起こる貧血を「鉄欠乏性貧血」といいます。食事面から鉄不足を防ぐためには、鉄が多く含まれる食品を継続して食べることが大切です。大豆や大豆製品のほかにも、小松菜やレバー、赤身肉、かつおなどの赤身の魚、いわし、あさりなどの食品にも鉄が多く含まれています。いろいろな食品を組み合わせて食べましょう。

5月13日 給食

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今は寒い地域でもおいしいお米が作られていますが、昔は稲作の技術が発達していませんでした。そのため、お餅を作る時に、もち米の代わりにじゃがいもを使ったことが「いももち」の始まりといわれています。北海道以外にも、同じ「いももち」という名の郷土料理が和歌山県、高知県、岐阜県などの地域にもあります。しかし、同じ名前でも、「さつまいも」や「さといも」を使って作り、使う芋の種類や作り方に違いがあります。給食では、じゃがいもをふかして、潰し、チーズなどの材料を加えてよく混ぜたあと、1つずつ形成し、揚げました。手作りのみそだれと一緒に食べてください。

5月10日 給食

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今日の給食では、ひじきやかつお節を使ってふりかけを作りました。ひじきは春に収穫することが多く、煮たり蒸したりしたものを乾燥させた「乾燥ひじき」が一般的に流通しています。ひじきは、歯や骨を作るに必要なカルシウムを含んでいます。また、白玉団子汁のだしは、かつお節からとりました。今日は、だしをとった後のかつお節を使って、ふりかけを作りました。普段はだしをとったら捨ててしまいますが、今日のように料理に活用して食べることで食品ロス削減につながります。

5月8日 給食

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新茶の季節になりました。お茶は、ツバキ科の常緑樹「チャ」の葉から作られます。抹茶だけでなく、私たちが普段飲んでいる緑茶や、ウーロン茶、紅茶なども同じチャの葉を原料とします。緑茶は、葉を蒸したり、釜でいったりした後に、もみながら乾燥させたもので、加熱することで発酵(酸化酵素の働き)を止めます。発酵(酸化)させないので「不発酵茶」ともいいます。一方、紅茶は十分に発酵させた「発酵茶」、ウーロン茶は途中で発酵を止めた「半発酵茶」です。このようにチャの木の品種、加工方法の違いで、香りや味わいは大きく異なります。給食では、食べやすいように甘い味付けにした抹茶トーストを作りました。

5月7日 給食

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南蛮漬けとは、油で揚げたり焼いたりしたお肉やお魚を、ねぎや唐辛子の入った合わせ酢に漬けて作る料理です。昔の日本では、東南アジアのことを「南蛮」と呼びました。室町時代から江戸時代にかけて日本に来たポルトガル人やスペイン人は、東南アジアに立ち寄りながら来たために、「南蛮人」と呼ばれていました。また、当時の外国から伝わった油を使う調理方法や、唐辛子を使った調味料などにも「南蛮」という言葉がつけられました。今日は、ししゃもを使って作りました。ししゃもには、からだをつくるもとになる「タンパク質」や、歯や骨をつくるもとになる「カルシウム」、カルシウムの吸収を助ける「ビタミンD」などが含まれています。ししゃもは骨ごと食べられるお魚です。

5月2日 給食

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5月5日は「端午の節句」です。かぶとや武者人形、こいのぼりを飾り、ちまきやかしわもちを食べて、男の子の健やかな成長を祝います。邪気(病気や災難を起こす悪い気)を払うとされる「菖蒲」や「蓬」などの季節の植物用いられます。給食では、みなさんの健やかな成長を願って、ちまきの代わりに「中華おこわ」と、蓬を使った「よもぎケーキ」を作りました。

5月1日 給食

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今日の海藻サラダは、ラー油やごま油を使って中華風に仕上げました。茎わかめ、わかめ、昆布、ふのり、とさかのり、まふのりなどの海藻が入っています。これらの海藻は「食物繊維」を多く含んでいます。食物繊維は、人の消化酵素では消化されない食べ物の中の成分です。おなかの調子を整える働きのほかにも、血糖値の上昇を緩やかにするなど、体の中で様々な働きをしてくれます。

4月30日 給食

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今日はスペインをイメージした給食を作りました。スペインでは、パンを主食することが多いですが、パエリアをはじめ、米料理も食べられています。パエリアは、炒めた肉・魚介類・野菜などの具材に、米とスープを加えて炊き込んだ、スペインのバレンシア地方発祥の米料理です。また、スパニッシュオムレツの「スパニッシュ」とは、「スペイン風」という意味で、スペイン料理の「トルティージャ」を参考に作っています。トルティージャとは、フライパンで平らに丸く焼いたスペインの卵料理です。

4月26日 給食

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味噌ラーメンは、北海道で誕生したラーメンです。当時は、豚骨醤油が主流でしたが、味噌汁をもとに研究を重ね、味噌ラーメンが登場したと言われています。給食のラーメンは、お肉屋さんが届けてくれた鶏ガラと、具として入っている野菜の芯や皮をよく煮こみ、スープをとりました。具には、にんにく、しょうが、長ねぎ、玉ねぎ、にんじん、キャベツ、もやし、にら、コーンなどの野菜がたっぷり入っています

4月25日 給食

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「ひっつみ」は、岩手県の郷土料理です。小麦粉と水をこねて、薄くのばした生地を手でちぎって煮る料理です。「手でちぎる」という意味の「ひっつまむ」という方言から、「ひっつみ」という名前になったと言われています。この地域は、寒さが厳しく、冷害でお米が育たない年もあったため、麦やそばの生産も行われていました。そのため、米粉だけでなく小麦粉、そば粉などを活用する料理が多いという特徴があります。

4月24日 給食

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「春野菜のクリーム煮」には、玉ねぎ、キャベツ、かぶ、アスパラガスなどの旬の野菜が入っています。今日は、かぶの葉っぱまで無駄なく使用しました。かぶの根には、「ビタミンC」や、正常な血圧を保つのに必要な「カリウム」などが含まれています。そして、捨ててしまいがちな葉っぱには、皮膚や粘膜の健康維持を助ける「β-カロテン」、骨や歯の形成に必要な「カルシウム」などが含まれています。

4月23日 給食

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今日の卵焼きには、「おから」が入っています。おからとは、豆腐を作る時に出るしぼりかすのことです。昔は、「から」や「かす」という言葉のイメージが良くなかったので、同じ白い色の「卯の花(うのはな)」という名前をつけたと言われています。卯の花は、旧暦の4月に咲くウツギという植物の花です。また、おからは切らずに料理に使えることと、白い雪のような花という意味を込めて「雪花菜(きらず)」ともいいます。

4月22日 給食

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今日のサラダには、ちりめんじゃこが入っています。ちりめんじゃこは、カタクチイワシやマイワシなどの稚魚(子ども)を釜でゆで、乾燥させたものです。「ちりめん」は「縮れた絹織物」、「じゃこ」は「小さい魚」を意味します。小魚のことを意味する「雑魚」がなまって「じゃこ」と呼ばれるようになったと言われています。ちりめんじゃこなどの小魚は骨ごと食べることができるので、骨や歯の材料となる「カルシウム」が多く含まれています。

4月19日 給食

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今日の給食で使ったお魚は、「鯵(あじ)」です。鯵は、春から夏にかけての時期が旬のお魚です。鯵の体の側面には、ギザギザがあります。これは、「ぜいご」あるいは「ぜんご」と呼ばれるかたいトゲのようなうろこです。調理をするときに取り除きます。みなさんが食べやすいように、お魚屋さんが下処理をしてから持ってきてくれました。その鯵を給食室で揚げ、手作りのピリ辛のソースをかけました。

4月18日 給食

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麻婆豆腐は中華料理の1つで、ねぎやひき肉・豆板醤・唐辛子などを炒め、鶏がらスープを加えて豆腐を煮た料理です。「麻婆」は「あばた顔のおばさん」という意味があります。四川省の成都に住む陳という女性が作った料理で、その女性があばた顔であったことから「麻婆」の名がついたと言われています。また、「麻」は中国語で「しびれる」という意味もあります。今日の給食では、豆板醤というそら豆から作られた辛い味噌を使って、ピリ辛に仕上げました。

4月17日 給食

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「明日葉」を使ってチーズケーキを作りました。明日葉は、東京都八丈島の地場産物であるセリ科の植物です。「明日葉」という名前は、「今日摘んでも明日には芽を出す」と言われるくらい生命力が強いことが由来と言われています。

4月16日 給食

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今日はじゃがいもをお肉と一緒に煮こみ、すき焼き風に仕上げました。じゃがいもの芽や緑色の部分にはソラニンやチャコニンという天然毒素が含まれているので、しっかりと取り除いてから調理することが大切です。今日の給食では、60kgもあるじゃがいもを調理さんが丁寧に下処理してくれました。

4月15日 給食

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オニオンスープには、たまねぎをたくさん使っています。たまねぎには、「硫化(りゅうか)アリル」という成分が含まれています。「硫化アリル」は、ごはんなどの糖質をエネルギーへ変えるために必要な「ビタミンB1」の働きを助けてくれます。
今日は調理さんが朝からたまねぎをよく炒めてから、野菜や鶏ガラからとったスープでじっくりと煮こんでくれました。

4月12日 給食

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うぐいすきなこ揚げパンは、春をイメージして作りました。うぐいすきな粉は、青大豆から作られているきなこです。普段食べている大豆は熟すと黄色くなりますが、青大豆は熟しても青い色の大豆です。この色が、鳥のうぐいすに似ていることから、うぐいすきな粉と呼ばれています。
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