コロナ禍の1年

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 今年度、上板橋小学校の教職員が休校明けの子どもたちと再会できたのは、紫陽花の花が色付き始める頃でした。分散登校の最初の頃、朝、子どもたちが登校してくるのを迎えていると、挨拶はか細い声でした。子どもたちとの再会を喜びつつも、その元気のなさに驚きを覚えました。
 分散登校の2週目、3週目と学校教育活動が進むにつれ、子どもたちの姿はみるみるうちに元気になっていきました。何人かの子どもたちに、「学校が始まって、どう?」と聞くと、「友達に会いたいから学校に来たい。」と答えていました。学校が、子どもたちにとって、友達と共に学び合えるかけがえのない場となっているのだと感じました。
 今年度は、学校公開、移動教室、運動会、音楽会等、様々な取り組みが例年通りには行えませんでした。保護者の皆様は、以前のように学校の様子を見ることができずご心配もあったかと思いますが、子どもたちは上板橋小学校の教育活動を通して、日々成長していきました。
 上板橋小学校の子ども作の挨拶標語『「マスク」をしていても心に「笑顔」をもち、「よーいドン」と気持ちよく一日のスタートを切ろう』からは、子どもたちの思いを読み取ることができました。プロジェクトが終わってからも、正門や正面玄関付近には、さわやかな挨拶が生み出すそよ風が吹き、『おはようの輪』の着実な広がりを感じました。
 休み時間の子どもたちの姿からは、共感する力や関わる力、フェアプレー精神、ノーサイド精神等の高まりを感じることができました。活気あふれる様子に、見ている教職員も嬉しくなります。
 コロナ禍の今年度も、年度末の節目の季節となりました。校庭では、桜だけでなく、様々な草木が花を咲かせています。今年度も、上板橋小学校の教育活動へのご理解・ご協力をいただきまして、ありがとうございました。

3月24日 修了式

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 令和2年度修了式が行われました。気持ちの良い青空の下、全校児童が校庭に集まりました。各クラスの代表児童が修了証書を受け取り、その後は校長先生のお話を真剣に聞くことができました。修了式後は、生活指導の先生からの「春休みの生活」についての話を聞きました。

上板橋小学校と校歌

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 上板橋小学校は、1876(明治9)年に開校された区内で3番目に古い学校です。現在の地に移ったのは、1882(明治15)年です。長命寺の隣の丘の上の地(現在の地)は「東山」の語源となったといわれています。
 校歌を作曲した平井康三郎は、童謡の「スキー」や「とんぼのめがね」の作曲で有名な日本の代表的作曲家です。
 3番の歌詞にある「万刀葉椎(まてばしい)」は、校庭にある樹齢100年を超える巨木で、学校のシンボルとなっています。

3月12日 お別れスポーツ大会

3月12日(金)6校時に、5年1組主催で6年1組との「お別れスポーツ大会」を開催しました。緊急事態宣言を受けて延期していましたが、接触を避けるよう工夫し、屋外で実施することができました。

5年生のスポーツチームが中心となって進行し、おもいっきり走り回って楽しい時間を過ごすことができました。
6年生と過ごせる時間も残りわずかとなりました。残りの日々を大切に過ごしていきます。
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「たてわり遊び」の日4

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 本日は、3月10日(水)「0の付く日」でたてわり遊びの日でした。今年度最後のたてわり遊びの日でしたので、6年生との「お別れ会」をしました。

 2年生が6年生を教室までお迎えに行き、次年度に「リーダー」となる5年生が司会進行をしました。今までお世話になった感謝の気持ちを込め、感謝カードを1年生が6年生に渡しました。6年生は、1年生から5年生に「メッセージ」を伝えていました。最後に、1年生から5年生までみんなそろって、「ありがとうございました」と挨拶をしました。

 今の6年生から学んだことを受け継ぎ、これからの活動に生かしていってほしいと思います。

人工芝の校庭4

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 暖かい気候の下、校庭の梅の花が咲き始めましたが、あっという間に散り始めてしまいました。三寒四温といわれるように、気温も寒暖差が激しくなっており、子どもたちが登校時に着てくる服装も、日毎に変化しています。

 休み時間、人工芝の校庭で遊ぶ上板橋小学校の子どもたちの姿は、より自主的・主体的な姿になってきました。休み時間が始まるとすぐ、いくつかの場所で子どもたちが輪になり始め、それぞれの輪がだんだんと大きくなっていきます。ドッジボールのチーム分けや鬼ごっこの鬼決めをしたり、ルールの確認をしたりしている様子が伺えます。ドッジボールのチーム分けは、リーダー役の子が順番に自分のチームのメンバーを選んでいったり、「グッチーで分かれましょ。」ジャンケンをして分かれたりしています。どのようにチームを決めるのかも、子どもたちが自分たちで話し合いながら決定していきます。

 以前は、子どもたちが遊びのルールを守りきれないことがありましたが、今ではルールを守ろうとする一人ひとりの意識の高まりを感じます。また、校庭での遊び集団全体としてもルールを遵守すべきだという空気感が生まれてきました。ちょっとした口論になりそうなときも、そうならないように相手の気持ちを汲み取りながら自分の感情を調整していく力が高まってきたように感じます。子どもたちは、ルールがあり、それをみんなが守るからこそ、みんなで楽しめるということに気付いてきているのだと思います。子どもたちが自主的・主体的により望ましい遊び空間をつくり出してきたことは、嬉しいことです。

 心地よい秩序と調和のとれた上板橋小学校校庭の遊び空間を、これからも子どもたち自らがつくり出すことができるよう応援していきたいと思います。

子どもたちの清掃活動2

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 昨日は、春雨の後、上板橋小学校の校庭に虹が架かりました。今回の虹も、以前紹介したダブルレインボー(二重虹)でした。上板橋小学校では、本日から、代表委員会によるユニセフ募金の活動が始まりました。今朝、玄関先では、代表委員の子どもたちが持つ募金箱に、多くの子が募金を入れていました。

 清掃活動が再開して一ヶ月ほど経ちますが、子どもたちは、今でも丁寧に清掃活動に取り組んでいます。6年生は、1年生の教室に清掃のお手伝いに行き、掃除の仕方を伝えていました。1年生は、6年生が清掃する姿を見て、どのように掃除をするとより綺麗になるかを学んでいます。

 学校を綺麗にすることで、これまで以上に気持ちよく生活できるようになっています。掃き清めることによって、心も清められるということを子どもたちにも感じていってほしいと願っています。

「たてわり遊び」の日3

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 本日は、2月10日(水)で「0」の付く日でしたので、3学期に入って2度目の「たてわり遊び」の日でした。本日は、偶数班が外で、奇数班が内で遊んでいました。

 1年生から6年生、五組が交流する「たてわり遊び」で、子どもたちは、「自他のよさ」を認め合うこと、「豊かな人間関係」を築くこと、「思いやりの心」「責任感」をもつことなどを学ぶことができます。下級生は上級生の姿に学んでいますし、上級生は手本となる姿を見せながら自分の力を伸ばしています。

 澄み渡る冬晴れの空の下、校庭では、子どもたちが元気よく遊ぶ姿が見られました。今後は、リーダーとして班を引っ張ったり支えたりしてくれた6年生に、感謝の気持ちを伝えられるような活動をしていきます。6年生は、先週の土曜日にも登校し、一生懸命学習していました。1時間目は、フリスビーをして汗を流していました。(特別活動部 「たてわり遊び」担当)

人工芝の校庭3

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 富士の高嶺に降り積もる雪が、澄んだ空気を通して遠く、本校の3階からはよく見えます。夕陽の陰になる富士も魅力的に映ります。生活指導月間目標「すすんであいさつをしましょう」(1月)が終わりしばらく経ちましたが、上板橋小学校の子どもたちは今でも爽やかな挨拶をしながら登校しています。

 お正月遊びの取り組みが終わり、一週間余り経過しました。中休みや昼休みの子どもたちの遊ぶ姿を見ていると、以前よりさらに活気が出てきました。お正月遊びを一度体験したことにより、普段の遊びの魅力を再発見したのではないかと思います。相変わらず全校の一番人気はドッジボールですが、学年によって人気の遊びに変化が生まれてきています。大勢の友達と一緒に様々な種類の鬼ごっこを楽しんでいる子。先生と共に長縄の「8の字」跳びを楽しんでいる子。鉄棒の周りに集まり逆上がりや空中逆上がりに挑戦している子。ドッジボールでは、自然に異学年交流も行われています。どの子の目も、生き生きと輝いて見えます。

 今月の生活指導月間目標は「外で元気に遊びましょう」(2月)です。立春を迎え、梅のつぼみが膨らむ本校の校庭で遊ぶ子どもたちを、今後も温かく見守っていきたいと思います。

子どもたちの清掃活動

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 暦の上では、春が近付いてきました。来週、2月4日(木)は「立春」です。上板橋小学校の北門付近には椿(ツバキ)の樹が数本植わっています。先日、近くを通りかかると、薄ピンク色の花と赤紫色の花が咲いていました。「大寒」の寒さが続く今日この頃ですが、春の訪れを待ち遠しく感じています。
 今学期から上板橋小学校の子どもたちの清掃活動が再開しました。子どもたちは、教室や特別教室、廊下、階段、靴箱等を自分たちで清掃しています。

 上板橋小学校の子どもたちは、いつも一生懸命掃除をしています。子どもたちが掃いた教室や廊下、階段からは、チリやホコリがなくなっていました。お陰で気持ちよく生活することができます。

 「働く」ことは、「傍(はた)・楽(らく)」と読み替えて、傍を楽にする意味があるとも言われます。今まで教職員が担っていた清掃活動を子どもたちが一部担ってくれるようになり教職員も助かっています。子どもたちも、普段から自分たちが使う場をきれいにすることで、気持ちよく生活できる良さを感じていることと思います。これからも、子どもたちと共に自分たちの学校をきれいにし続けていきたいと思います。(庶務部清掃担当)

「たてわり遊び」の日2

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 本日は、1月20日(水)「0の付く日」でしたので、「たてわり遊び」がありました。久々の「たてわり遊び」でしたが、子どもたちはそれぞれの班の活動場所に移動して、スムーズに活動を進めていました。

 室内で遊んでいた班は、「だるまさんの一日」や「命令ゲーム」、「ドンジャンケン」、「震源地」などの遊びを楽しんでいました。
 「震源地」という遊びは、みんなで輪になって『震源地』役の人と同じ動きをするゲームです。『鬼』役の人が、教室の外に出ている間に、誰が『震源地』になるかをみんなで決めます。みんなは誰が『震源地』かが分からないように動きますが、『鬼』は、誰が『震源地』なのかを動きをよく見て当てます。

 6年生は、1年生を教室まで迎えに行き、1年生の歩くスピードに合わせて活動場所まで案内していました。(特別活動部 「たてわり遊び」担当)

おはようの輪をひろげよう2

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 遠くまで透き通った青空が映える今日の頃ですが、睦月に入り朝晩の冷え込みが一層厳しくなり、一年で最も寒い「大寒」の季節を感じています。ジャンパーやコートを羽織ったり手袋をはめたりして登校している子も多いですが、元気に半ズボンで登校している子もいます。小学生だった頃を思い出します。

 玄関先で挨拶をしながら1組・2組・五組の子どもたちの登校を迎えていると、「おはようございます」ときちんと声を出す子が多くなりました。正門や正面玄関付近には、子どもたちのさわやかな挨拶が生み出すそよ風が吹き、『おはようの輪』の着実な広がりを感じます。先週から続く、本校の生活指導月間目標「すすんであいさつをしましょう」の取り組みの成果が出ています。
 きこえとことばの教室に通級してくる子どもたちは、3階の相談室で登校の挨拶をします。「こんにちは(おはようございます)。○○小学校の△△です。よろしくお願いします。」という挨拶を交わしていると、子どもの成長の着実な一歩を感じます。


1月13日 運動朝会

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 久しぶりの運動朝会がありました。人工芝に霜が降りるほどの寒い朝でしたが、子どもたちは元気に長縄を跳び、体を動かすことができました。

お正月遊び2

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 上板橋小学校の「お正月遊び」の取り組みが始まって一週間がたちました。最近は、羽子板が一番人気です。おのずと友達と関わることのできる羽子板遊びが、子どもたちには魅力的に感じられるのだと思います。

 さて、今週は休み時間に、多いときは30数名が羽子板で遊んでいます。羽根(先に付いている黒いむくろじの実)を打つ「カーン・カーン」という音が校庭に大きく響き渡っています。「お正月遊び」のシーズンならではの音で、聞いているだけで心が少しフワッと軽くなります。

 羽子板で遊ぶ人数が多くなるにつれ、友達同士の距離感が狭まり、うっかり板を友達に当ててしまうことが心配されていました。教員間で話し合い、板は下から上に振ることや適度な距離を保つこと、他の遊びの子は近付かないこと等、けがをしないよう声をかけていくようにしています。

 子どもたちは、遊んだ後の片付けの仕方が上手になってきています。羽子板は、種類別に綺麗に並べて元に戻せるようになってきました。

 これからも、伝統の「お正月遊び」を楽しみながら、羽根を目で追いかけながらピンポイントで板に当てる「眼球運動や随意運動の力」、たくさん連続で打つことができたときにお互いで喜び合う「共感する力」、遊びに誘ったり誘われたりする「関わる力」など、遊びを通して様々な力を育んでいってほしいと願っています。

お正月遊び

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 明けましておめでとうございます。本年も、上板橋小学校の教育活動へのご理解ご協力を何とぞよろしくお願いいたします。

 今日から上板橋小学校の「お正月遊び」の取り組みが始まりました。今年は、1月5日(火)から1月22日(金)までの中休みと昼休みに、けん玉、こま、だるま落とし、羽根つき、そして、おはじきで遊ぶことができます。今年は、「お正月遊び」に特別活動部の教員も挑戦し、録画した実演を教室で見られるように工夫しました。

 子どもたちは、校庭や教室で「お正月遊び」の楽しさを味わっています。おはじきで遊んでいた子は、オリンピック競技のカーリングと同様に2人で勝負をする「おはじきカーリング」に初めてトライしました。こまで遊んでいた子は、校庭にこま回し用の板を用意し、上手にひもを巻き付けてからこまを回していました。こまを地面に付けずに、手のひらで回す「つばめ返し」という技を成功させている子もいました。羽子板で遊んでいた子は、夢中になって羽を追いかけ回しながら遊んでいました。何度も打っているうちに、連続で打てる回数が増えていました。けん玉で遊んでいた子は、「大皿」や「とめけん」といった技だけでなく、「飛行機」や「もしかめ」といった技にも挑戦していました。だるま落としも人気で、用意されていただるま落としがすべてなくなることがしばしばです。

 コロナ禍を意識し、子どもたちは、「お正月遊び」前後の手洗いをすることや必ずマスクを着用すること等をしっかり守っていました。

 明日からも、友達とかかわりながら、日本に古くから伝わる「お正月遊び」の楽しさを味わってもらえたらと願っています。(特別活動部「お正月遊び」担当)

4年生 お楽しみ会

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 2学期最後の日、クラスでお楽しみ会を開きました。
 クラスの「やさしさ係」が集めた「友達へのやさしさ」が50個集まったらお楽しみ会を開くことができることになっています。

 クラスのみんなのリクエストを聞き、今回は「おにごっこ」「ドッジボール」をしました。

 とても天気の良い日で、気持ちよく遊ぶことができました。
 
 また3学期、元気で遊べますように!!

4年生 人の環境を守るために

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 前回、「生き物の環境を守るため」に活動した後、話し合いから「自分たちの環境も良くしよう」と学校のゴミ拾いをすることになりました。

 校庭から普段入らない校舎の裏側までゴミ拾いを行い、紙ゴミ、マスク、ビニールのひもなど、たくさんのゴミを拾うことができました。

 また、落ち葉を学年の花壇に置きました。
 冬を越す虫たちが、少しでも寒さしのぎになるように・・・との願いを込めてです。
 
 人間や虫たちが、どうしたら良い環境で過ごせるか考える貴重な時間となりました。


 追伸 
 前回、花を植えたときに一緒に植えたキンカンの木。
 たくさんの実ができています!!

クリスマスプレゼント

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 先日、上板橋小学校に「サンタさん」がやってきました。子どもたちへのクリスマスプレゼントは、クリスマスイルミネーションです。

 今日の全校朝会でイルミネーションの紹介がありました。先週の土曜プランの日に、OYA-Gの会の方々が午前中いっぱい取り組んで完成させてくださったようです。そういえば、会議室前がパーティションで隠され、中でなにか作業をしている雰囲気が感じられました。「サンタさん」の正体は、OYA-Gの会の方々だったのです!!

 今日、観に来ていた子どもたちからは、歓声が上がっていました。自分で色塗りした塗り絵も飾られていました。一足早い「クリスマスプレゼント」に子どもたちは大喜びです。コロナ禍の冬に、子どもたちにとって心温まるプレゼントになりました。準備してくださった方々に、心から感謝申し上げます。

答え合わせ2

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 以前、「みなさんは、虹のことをどのくらい知っていますか?」という理科問題の答え合わせを12月中旬にする予告をしました。学校公開がなく理科室前に掲示してもご覧いただけませんので、こちらに掲載します。ぜひ、ご家庭でお子さんに虹の問題を出し、話題の一つにしていただければ幸いです。

 【低学年向け】
虹は七色あります。七色すべて言うことができますか?
 【中学年向け】
七色を順番通りに言うことができますか?
 【高学年向け】
○○線と○○線は見えない光線です。虹との関係がわかりますか?
 
 〈答え〉
 虹の七色は、「赤、オレンジ、黄、緑、青、藍、紫」の順だと日本では一般的に言われています。「赤と紫」が両端にあるということだけ覚えておくと、後は、色の自然な順を追っていけば思い出しやすいです。さて、その「赤と紫」が高学年向けの問題のヒントとなります。もう、おわかりいただけると思いますが、○○線と○○線というのは、赤外線と紫外線です。「赤と紫」の「外」にある光線なので、人間の目では見ることができません。逆に、人間の目で見ることのできる「赤と紫」の間にある光線は、可視光線(見ることが可能な光線)と呼ばれます。

 コロナ禍でも自然と触れ合うことはできます。子どもたちが自然と触れ合うことを通して自然科学に興味をもち、理科が好きになってもらえたらと願っています。(理科部)
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人工芝の校庭2

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 天気のいい日の休み時間、子どもたちは精一杯校庭で遊んでいます。マスクで口元が見えなくても、表情がとても生き生きとしているのが分かります。

 最近は、ドッジボールや鬼ごっこだけでなく、友達と一緒にダンスをしたり、長縄の八の字跳びをしたり、雲梯や鉄棒などの遊具で遊んだり、ソフトバレーボールをしたりする子も多くなりました。子どもたちなりにいろいろと遊びを工夫しています。

 一番人気は相変わらずドッジボールですが、ドッジボールを楽しむ子どもたちの様子は一月前とは変わりました。あまりドッジボールをしていなかった低学年の子どもたちが、ルールをしっかり理解して、ドッジボールに参加するようになりました。時には気持ちの高ぶりを表現することもありますが、子どもたちには着実にフェアプレー精神とノーサイド精神(試合が終われば敵味方の区別がなくなること)が身に付いてきています。また、ボールの投げ方や取り方、よけ方も大変上手になっています。大人でも取れないほどのスピードボールを投げる子、向かってくるボールをひらりとかわす子などなど。さらには、友達と関わる力の高まりも感じられます。

 子どもたちは、遊びを通していろいろな力を育んでいるということに気付かされます。過日、ドッジボールコート毎の距離が近く、子どもたち同士の衝突の危険性を感じた教員が、テープで補助のコート線を引いていました。これからも子どもたちの安全面に気を配りながら、生き生きと遊ぶ子どもたちの遊びを応援していきたいと思います。


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