都内市立小学校でのタブレットを使った「いじめ」について

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報道にありますように、町田市立小学校において、当時6年生だった女子児童がいじめにより命を落とすという痛ましい事件がありました。
詳細については分かりませんが、報道によると学校が貸与したタブレットの「チャット」機能を使って、心ない言葉を書き込んだとあります。

保護者の皆様は、板橋区のクロムブックはどうなっているのかとご心配されているかと思いますので、以下に本校での対応についてお知らせします。

1.ログインパスワードについて
事件が起きた学校ではログインパスワードが全児童同じに設定していたため、いわゆる「なりすまし」や人のデータを書き換える、あるいは今回のようにチャットで書いた悪口を消去することが自由にできた可能性があります。

《本校の対応》
板橋区ではログインIDとパスワードをQRコードで行っているため、印刷物であるQRコードの管理が重要です。
そこで、本校では写真にありますようにパウチで保護したQRコードに丈夫なひもを付けて、クロムブックのヒンジの部分に取り付けています。したがって、QRコードの紛失等は起こりにくいです。また、QRコードはこの1枚だけで、ご家庭には配布していません。

2.「チャット」機能について
Googlemeetを使って双方向授業を実施しておりますが、その機能の一つとして「チャット」機能があります。ラインのように短いメッセージをやり取りする機能です。

《本校の対応》
この機能を使うときのみ、担任が「機能オン」にし、使わない時は「オフ」にしています。また、誰が書いたかが分かるようになっており、なりすましや匿名での記述はできません。

3.その他の対応
9月14日の給食時間に全校放送で、今回の事件や情報モラルについて、校長より全児童に話しました。
また、同日午後、約2時間の教員研修を実施し、改めて指導の仕方や技術的な方策等について確認いたしました。

4.お願い
今回の事件はタブレットを配布したから起きたことではありません。しかし、いじめを助長したことも事実だと思います。
ただし、同様のSNSによるいじめは、スマートフォンやオンラインゲーム機の方が、一層危険な状況にあります。ライングループでのいじめや、オンラインゲームでのボイスチャットや文字のチャットなど、たくさんの危険があります。
その危険を教えるのも学校教育のひとつですから、今後も情報モラルについては指導してまいります。
同時に、放課後の(特に夜の)生活はご家庭に任せるしかありません。ルールを決めたり、場合によっては夜は機器を親が預かるといった対応など、各家庭で決めていただきますようお願いいたします。

図工室や音楽室でもクロムブック

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6年生が図工と音楽の授業を受けています。

左の写真は6年2組の図工の授業です。
「時空を超えて」というテーマでクロムブックを使って発想を広げています。
画面には予め用意された様々な写真が配信されており、例えば新幹線などの写真を見て、いつ、だれが・・・というように考えながらアイデアスケッチを描いていきます。

右の写真は6年3組の音楽の授業です。
子どもたちは和音の音を使って、旋律づくりのやり方を試しました。
旋律づくりを経験したうえで、今後はミュージックソフトを使って音楽づくりをする予定です、
写真は、Google Classroomで今日の感想や自己評価を書いて提出するところです。

このように実技系の教科でもクロムブックの活用を図っています。

オンライン授業

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2学期が始まりました。
ご存知の通り、コロナウィルスの対応策の一つとして、自宅と教室をクロムブックでつないで授業を受ける試みを始めています。

上の写真は、2年生と3年生の学習風景です。
大型モニターの中に、友達の顔が見えていて、いっしょに学習しています。

しかし、私たちにとっても初めての経験なので、クロムブックを置く位置やカメラの角度、光の反射具合、声の大きさ、などなど試行錯誤の連続で、思ったようにいきません。
テレビ局のようにカメラマンがいるわけではありませんし、まして教室の照明は教室で見るとちょうどよい明るさになっているため、場合によってはカメラでは字が読みにくいといった問題もあります。
教室にいるときと同じように家でも学ぶことができるとよいのですが、まだまだ機械の性能が追いつきません。
少しずつ改善して行ければと思います。
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