校長あいさつ

上板橋第二中学校は、新制中学校となった昭和22年に開校した伝統ある中学校です。開校当時は板橋第六小学校分教場跡地に校舎がありましたが、昭和24年に上板橋第二小学校隣の場所に木造の校舎をつくり、移転しました。昭和36年に鉄筋コンクリートの校舎ができあがり、その後校舎の増築や新体育館などを経て、長く小茂根の地で多くの方々の支えにより充実した学校教育活動を続けてきました。

 平成30年4月、閉校した向原中学校と統合し、新上二中となりました。平成31年度にはステップアップ教室(特別支援教室)の拠点校となり、生徒一人一人に応じた支援を大切に教育活動に取り組み始め、令和2年度からは総合的な学習の時間を「探究の時間」と呼ぶことにし、SDGsを柱に探究活動に繰り返し取り組み、生徒が自ら課題を解決するために、考え、話し合い、発表する学習を進めています。また、小中一貫教育では、上板橋第二小学校・大谷口小学校・向原小学校と「大きく向上学びのエリア」をつくり、9年間の小中一貫教育に取り組んでいます。

 令和4年4月、旧向原中学校の跡地に建設した現在の新校舎に移転しました。新校舎では自分の教室で授業を受けるのではなく、教科センター方式という国語教室や数学教室など各教科の教科教室で学習を進めるスタイルの学校生活になりました。また、校舎の中央に図書館機能をもつメディアセンターを設置し、自ら学ぶ環境の充実を図っています。プールは屋上に設置され、校庭も広くなり、体育館や武道場も冷暖房完備となっています。

 令和5年度は新校舎2年目になります。各教科の授業、探究の時間、学校行事を通じて生徒が自ら考え、探究していく力を高め、また新校舎の充実した施設を使ってこれまで以上に充実した教育となるよう努力し、伝統ある上板橋第二中学校がさらに発展できるよう力を尽くしてまいります。