校長あいさつ

心地よいリズム 一人ひとりのメロディ 響き合う心のハーモニー
みんなで奏でる天津わかしお学校

第 21代校長 山中 佳子

皆様、はじめまして。私は、この度、天津わかしお学校の校長として着任しました、山中 佳子(やまなか よしこ)と申します。
 私は28年間を小学校で音楽専科として子供たちと歌ったり演奏したり、時にはステージで発表したりしてとても楽しく勤めてきました。子供たちと一緒に音楽をつくることが私の大きな喜びでした。そして、いつしか「学校も音楽そのものだ。」と考えるようになり、「学校という音楽を、学校に関わるみんなで一緒につくってみたい」という大きな夢をもって校長になりました。

 天津わかしお学校を一つの音楽にたとえるなら、子どもや教職員、保護者は演奏者です。互いの思いや願いを込めて、聴き合い、合わせながらオーケストラのように一つの音楽を創り上げていきます。
 音楽にはなくてはならない3つの要素「リズム」「メロディ」「ハーモニー」があり、どれか一つが欠けてしまっては音楽として成りたちません。学校にも全く同じことがいえると考えています。

「リズム」
音楽に躍動感をあたえるリズム。生活の中にも心地よいリズムがあります。
やる気に満ちて調子のよい時はリズムに乗っている時です。
「メロディ」
音楽の主役であるメロディ。学校では、主役である子ども一人ひとりがメロディ一です。
10人いれば10のメロディがあり、それぞれに個性があって「なりたい自分」(目標)をもっています。
メロディは一人ひとりちがっていて、どれも尊重され、輝いています。
「ハーモニー」
複数の音が重なり合う響きをハーモニーといいます。
一つひとつの音を重ねて生まれるハーモニーはいろいろな響きが生み出されます。
音と音がぶつかり合う緊張した響き(不協和音)、それが解決され、調和のとれた平和な響き(協和音)・・・まるで、泣いたり笑ったりしながら、子どもも大人もみんなで学びあい、支えあう学校そのものです。

「リズム」「メロディ」「ハーモニー」が一体となり、人に感動を与える音楽はそう易々と生まれるものではありません。演奏者が苦楽を共にしながら焦らず、急がず、信頼し合い、試行錯誤を繰り返し、くじけず、あきらめず、心を込めて創り上げるものです。学校もまた然り。私は、天津わかしお学校という音楽が人の心に伝わるために、

・一人ひとりの自己実現へ向け、健康な体づくりを主軸とし、豊かな心の育成と学力の向上に取り組みたい。
・笑いあり、涙ありの人間味あふれる校風を大切にしたい。
・大いに間違え、失敗して、そこからみんなで学び、伸びやかに成長していく学校でありたい。
・ここでしかできない寄宿舎生活や自然体験、少人数のよさを生かしたい。
・全教職員のチームワークで、一人ひとりを理解し、愛を込めた教育活動でありたい。
・子どもと教職員、保護者が大きな家族のような学校でありたい。(子どもの成長を喜びあい、全ての大人で全ての子どもを育てる。)
・第二のふるさとである天津の地域の方々から愛される学校でありたい。

これらの実現をめざします。

結びに、子どもたちにとって、ここで得たことが、「自分の道を逞しく切り拓いていく」ための「生きる力」となり一人ひとりの未来につながるよう、「天津わかしお学校に来てよかった、通わせてよかった、ブラボー!」と拍手で讃えあえるような学校づくりに全力で努めていきます。今後とも、皆様のご理解とご協力をどうぞよろしくお願いします。