校長あいさつ

                        ひらく一年に
                                              板橋区板橋第六小学校 校長 本間 篤子

新学期を待っていたかのように桜が咲き、吹く風にも春の訪れを感じるようになりました。本校も新一年生を迎え、令和6年度がスタートしました。昨年度は創立90周年ということで、子供たち、教職員、保護者の方々、地域の方々とともに90年の歩みをお祝いすることができました。
 さて、「自律心をもち「学び・心・体」の自立を目指す子」という本校の教育目標を実現するための今年度のキーワードとして、「ひらく」を考えました。「開く」、「拓く」という字が当てはまると思いますが、まず一つは「子供たちの心を開く」ということです。子供たちが心を開くことにより、学んだことが浸透するとともに、新しいことや、自分の興味・関心に向かって進もうとする心が育ちます。また子供たちが心を開いて、自分の思いを伝えられるようになることで、他者への安心や信頼が生まれると考えています。二つ目は「学校を開く」ということです。保護者の方々、地域の方々に本校の教育活動をご覧になっていただき、授業やその他の場面で関わっていただくことで、さらに教育活動を充実させていきたいと思っています。そのためにも、我々教職員が互いに心を開きながら日頃から切磋琢磨していくこと、保護者の方々、地域の方々と互いの思いを伝え合い、ともに子供たちを育てていくことが大切だと考えています。
 90周年という節目からの新たな一歩を切り拓く一年にしたいと思っています。今年度も本校の教育活動へのご理解とご協力をよろしくお願いいたします。