「待つこと」
- 公開日
- 2020/11/28
- 更新日
- 2021/03/18
できごと
校舎から見える朝焼けで遠くの空が燃えているように見え、一日の始まりを告げています。コロナ禍であっても、朝の肌寒さは着実に四季の移ろいを感じさせます。
コロナ禍で「一緒に○○する」「共に○○する」「みんなで○○する」といった交流や共同の学習がいつものようにはできません。近くの友達とおしゃべりすることですら、控えなければいけないときもあります。
そんな中、上板橋小学校の子どもたちは「待つこと」をしっかりやっています。給食準備中は、どの学級でもみんな、静かに座って待つことができています。先生が話を始めるまでの隙間の時間でも、会話を控えて静かに待っています。
大人でも静かに待つことはつらい時があるので、子どもたちはなおさらでしょう。しかし、こんな時こそ「ピンチはチャンス!」と頭を切り換えられるといいですね。自由に話ができない今は、待ち時間を生かして頭の中でいっぱい思考できます。
給食準備中の待ち時間には、たとえば、早朝から給食の準備をしている調理員さんのこと、米野菜魚肉などの生産者さんのこと、原材料を配達している運送業者さんのこと・・・。今月の献立表を見ると、〈食糧自給率アップ給食〉〈七五三の行事食〉〈板橋ふれあい農園会給食〉など、その日の給食のテーマがあります。
「日本の食糧自給率ってどのくらいなのかな?」
「板橋ふれあい農園会給食では板橋区産大根が使われるみたいだけど、板橋区で農家さんは何軒あるのかな?」
これだけで、立派な学習問題になります。ご家庭でも、「今日の給食は何だった?」など、上板橋小学校の給食の話をしてみていただければと思います。