情報モラル教育

スマートフォンやSNSが児童に急速に普及する中で、自他の人権を尊重し、情報社会での行動に責任をもつとともに、犯罪被害などの危険を避け、情報を正しく安全に利用できるようにするなど、学校での情報モラル教育はとても重要なものとなっています。 そのため、本校では、発達段階に応じた「情報モラル表」を活用しながら情報モラル教育を行っています。例えば、低学年では、約束やきまりを守ることや、大人と一緒に使い危険に近づかないこと、中学年では、相手への影響を考えて行動することや、情報の発信や情報をやりとりする場合のルール・マナーを守ること、高学年では、人の安全を脅かす行為を行わないことや、他人や社会への影響を考えて行動することなどについて学んでいます。情報モラルの重要性について子どもが自ら 考え、行動に責任をもてるように支援しています。

各学年の実践事例

1年生

1年生の実践例

生活科「はじめましてクロームブック」
5月20日(土)土曜授業プランで保護者参観のもと、クロームブックの扱い方について学習しました。クロームブックは、調べたり、話し合ったり、発表したりするときに便利であることを知りました。楽しい道具である反面、ルールを守らないことで自分が困ったり誰かを傷付けてしまったりすることを知り、一人ひとりが安全な使用の仕方をよく考えました。

2年生

2年生実践事例

道徳「あぶないよ」
道徳の学習で身の回りの安全について考えました。その中で、インターネット上で知り合った人を簡単に信用しないこと・自分の写真や個人情報を安易に送らないこと・他人の写真を勝手に送らないことの大切さなどについて確認しました。

3年生

3年生実践事例

国語科「調べて書こう、わたしのレポート」
本やインタビューの他にWeb検索で知りたいことを調べる活動を取り入れました。その際、Web上には、多くの情報が存在することや正しい情報だけでないことなどにも触れました。本やインタビューでも同様に、自分の知りたい情報をきちんと整理し、正しく選ぶことの大切さを学びました。

4年生

4年生実践事例

4年生ではクロムブックを使って係活動をしています。ポスター作成などの活動をする中で、著作権や引用について話をし、インターネットを使うルールについて改めてみんなで確認をしました。実際に使ってみる中で、どのようなものに著作権があるのかなど、その場面で考えながら使用しています。

5年生

5年生実践事例

GIGAワークブックとうきょうの活用
活用型情報モラル教材「GIGAワークブックとうきょう」を活用して、情報を扱う際のリスクだけでなく、情報の活用方法を一緒に学びました。学活や道徳、総合的な学習の時間だけでなく、それ以外の教科の学習の中でも取り入れて活用しています。

6年生

6年生実践事例

総合的な学習の時間「自分づくりの旅へ〜なりたい自分をめざして」
キャリア教育の一環として、職業調べを行いました。本やインターネットを活用して調べましたが、どの情報が正確で信憑性があるのかを考えました。また、自分が撮影したものではない写真やグラフ等のデータは、作成した方に著作権があるため、引用元を書くことと、そのまま用いることはできないことが多いことを学びました。

専科の実践事例

図工専科

図工専科実践事例

「著作権の取り扱いについて」
自分の表現なのか、誰かの作品の模倣なのかどうかを、著作権の観点から指導をしました。

理科専科

理科専科実践事例

「実験時のタブレットの安全な使い方について」
記録をしながらの実験では、注意散漫になる恐れがあるため、必ず班内のメンバーを実験者と記録者と役割を分けて安全に配慮しました。また、動画記録での比較検討と共に、実際に触ったり観察することも大切にしました。