研究構想図

研究構想図

自分の考えを表現できる人

昨年度から「自分の考えを表現できる人」という研究主題のもと、一人一台端末の活用について研究を進めています。副主題にある「思いや考え」は感情や直感といった漠然としたものを「思い」、それも含めた誰かに伝えるための意見を「考え」として本校では捉え、それらがある程度の形になったものとしています。「自分の考えを表現できる人」は元々、数年前の国語の研究のときの研究主題でした。当時の二小の実態は、「一生懸命取り組むが、なかなか自信をもって自分の考えを表現できない、答えが合ってるのに言わない」「与えられた課題は取り組むが、自分で表現の仕方を工夫するのが苦手」という実態がありました。子どもたちの課題を解決するためには、「自分の考えをもつ」そして「それを何らかの方法で表現する」こと、「相手に伝えることを意識しながら自分の考えを表すこと」が大事だとなりました。以上を踏まえて「一人一台端末を活用して表し合うことにより、児童がより豊かに自分の考えを表現できるのではないか」という研究仮説となりました。研究方法としては、事前アンケートを実施し、児童の変容を見取る。各学年で授業検討、指導案作成し事前授業、本授業、事後授業を行うことで、端末活用をどのように行うことで成果が上がるのかを全校で協議し、検証を繰り返しました。

令和5年度の研究経過

専科分科会(5月31日)

専科分科会

専科分科会では、録音機能を活用して、自分の声を録音してそれを聞いたり、友達に聞いてもらったりすることでまた新しい表現をめざすことができるように考えました。

実践紹介スライド

第二学年分科会(6月14日)

第二学年分科会

第二学年分科会では、ジャムボードを使って説明文のメモを書きました。家で撮影したお手伝いの動画を見ながら、じっくり丁寧に考えながら書きました。

実践紹介スライド

第五学年分科会(6月27日)

第五学年分科会

第五学年分科会ではジャムボードの付箋機能を使って、お互いが書いた短歌の良さや特徴を伝え合い、それぞれの良さを味わいました。

実践紹介スライド

第四学年分科会(9月13日)

第四学年分科会

第四学年分科会ではコメント機能を使って、写真から気が付いたことを書き込みました。そして、グラフから分かったことの話し合いの場面では共同編集機能を使いました。

実践紹介スライド

第六学年分科会(10月4日)

第六学年分科会

第六学年分科会ではムーブノートを活用して、問題に対する考えを言葉や式、図を用いながらお互いの考えを伝え合いました。

実践紹介スライド

第三学年分科会(10月18日)

第三学年分科会

第三学年分科会では、自分で撮影した写真を使って、実験結果の理由を考えるための具体的な資料としました。

実践紹介スライド

第一学年分科会(11月1日)

第一学年分科会

第一学年分科会では、友達の良いところを見付け、オクリンクで伝え合う活動をしました。ひな形のカードを使って良いところを書き、自席から複数の友達に送りました。

実践紹介スライド