自分の考えを表現できる人
昨年度から「自分の考えを表現できる人」という研究主題のもと、一人一台端末の活用について研究を進めています。副主題にある「思いや考え」は感情や直感といった漠然としたものを「思い」、それも含めた誰かに伝えるための意見を「考え」として本校では捉え、それらがある程度の形になったものとしています。「自分の考えを表現できる人」は元々、数年前の国語の研究のときの研究主題でした。当時の二小の実態は、「一生懸命取り組むが、なかなか自信をもって自分の考えを表現できない、答えが合ってるのに言わない」「与えられた課題は取り組むが、自分で表現の仕方を工夫するのが苦手」という実態がありました。子どもたちの課題を解決するためには、「自分の考えをもつ」そして「それを何らかの方法で表現する」こと、「相手に伝えることを意識しながら自分の考えを表すこと」が大事だとなりました。以上を踏まえて「一人一台端末を活用して表し合うことにより、児童がより豊かに自分の考えを表現できるのではないか」という研究仮説となりました。研究方法としては、事前アンケートを実施し、児童の変容を見取る。各学年で授業検討、指導案作成し事前授業、本授業、事後授業を行うことで、端末活用をどのように行うことで成果が上がるのかを全校で協議し、検証を繰り返しました。
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