完成した東京染小紋の作品


 完成(かんせい)した生地(きじ)を着物に仕立てたものです。1994(平成6)年の作品です。東京染小紋はどちらかというと地味(じみ)な色が多いのですが、これはきれいなピンク色をしています。写真(しゃしん)ではわかりづらいのですが、遠くから見た姿(すがた)だけでなく、近づくと小紋柄(こもんがら)の美しさにさらに見とれて感動します。


 こちらも、完成(かんせい)した生地(きじ)を着物に仕立てたものです。上の作品と同じように、遠くから見た姿(すがた)だけでなく、近づくと小紋柄(こもんがら)の美しさにさらに見とれて感動します。


 訪問着(ほうもんぎ)に仕立てた着物です。美しい小紋(こもん)と絵とがとてもマッチしています。


 「竜宮城(りゅうぐうじょう)」をデザインした着物で、小林さんが妻(つま)の正子さんのために作りました。数えきれないほどたくさんの種類(しゅるい)の柄(がら)を「型(かた)つけ」して染めたので、かなりの時間と手間(てま)がかかりました。型つけしたくない部分には、あらかじめテープをつけておいて染まらないようにし、何度も何度もくり返すのだそうです。絵の担当(たんとう)は、長男の義一(よしかず)さんの妻(つま)菜穂子さんで、白い布にあらかじめ下絵を描(えが)き、その部分にテープをつけておいて、最後に絵つけをしました。


 徳川将軍家(とくがわしょうぐんけ)だけしか使うことをゆるされなかった定柄(さだめがら) 「御召十(おめしじゅう)」。柄(がら)が小さいので、プロのカメラマンでも上手(じょうず)に写真(しゃしん)をうつすことがむずかしいといわれています。「徳川将軍家裃定柄(とくがわしょうぐんけかみしもさだめがら) 御召十(おめしじゅう)」という文字も布にはっきりと書かれています(右下の写真)。


 右側…着物の表の生地(きじ)。小紋柄(こもんがら)の上に「花・月・雪」などの文字も入れています。
左側…着物の裏(うら)のすそなどに使われます。小紋柄の上に鳥の絵も描(えが)かれています。




お・ま・け

 
 江戸時代初めに将軍(しょうぐん)徳川家康(とくがわいえやす)が着た小紋柄(こもんがら)の着物。
 重要文化財(じゅうようぶんかざい)です。

  左
 家紋(かもん)のあたりを拡大(かくだい)したもの。小花紋(こばなもん)という柄(がら)です。
 



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