材料(ざいりょう)・道具・
 作業場(さぎょうば)について


《材料(ざいりょう)》

型つけ(なっせん)のり
 米ぬか・もち粉(こ)・塩(しお)をまぜて「もとのり」を作ります。これに、右の「防染(ぼうせん)のり」をまぜると「型つけのり」ができ、下の「染料(せんりょう)」をまぜると「色のり」ができます。  左の「もとのり」にねずみ色の「防染(ぼうせん)のり」をまぜて「型つけのり」を作ります。防染のりとは「染まるのを防(ふせ)ぐのり」という意味です。

色のり(生地を染めるのり)
 これは染料(せんりょう)です。これをお湯でとかして上の「もとのり」にまぜると…  このような「色のり」ができます。1色を作るときでも、何種類(しゅるい)もの染料をまぜて作ります。



《道具(どうぐ)》

型紙(かたがみ)
 3枚の美濃和紙(みのわし)を、柿(かき)しぶを使って重ね合わせたものが1枚の地紙(じがみ)となります。その地紙(じがみ)を彫刻刀(ちょうこくとう)を使って切りぬき、美しい絵や柄(がら)を表現(ひょうげん)したものが型紙(かたがみ)です。型紙は、ほとんど伊勢(いせ…今の三重県)で作られています。
 
彫師(ほりし)※1 は、一度に8〜10枚の地紙(じがみ)を重ねて彫(ほ)ります。
 
染め師(そめし)※2 型紙商(かたがみしょう)※1 からいろいろな種類(しゅるい)の型紙(かたがみ)を買い、これらを使って生地(きじ)を染めます。
 ※1 型紙(かたがみ)を彫る(ほる)職人(しょくにん)
 ※2 型紙を使って生地(きじ)を染める職人
 ※3 型紙を売る人

→型紙について、くわしく知りたい人は「伊勢型紙の達人に聞く」のホームページ


彫刻刀(ちょうこくとう)
 「突き彫り(つきぼり)」「引き彫り(ひきぼり)」「切り彫り(きりぼり)」「道具彫り(どうぐぼり)」など、どんながらを彫る(ほる)かによって彫り方(ほりかた)や彫刻刀(ちょうこくとう)が異(こと)なります。


 長さ7メートルのもみの木の1枚板です。染め師はこの上で型つけのりをぬる作業(さぎょう)や色のりをぬる作業(さぎょう)をします。
 この板には、もち粉(こ)がぬってあり、板に生地(きじ)を張る(はる)前にぬれぞうきんでふくことにより、板の表面にねばり気(け)がうまれ、生地(きじ)を板にしっかりと動かないように張る(はる)ことができます。
 染め師(そめし)たちは、この板7〜8枚を自分の板として持っています。

→「型つけ」について、くわしく知りたい人はこちら


その他の道具(一部)
〈上…左から〉
地張(ぢばり)とろ刷毛(ばけ)

地張(じばり)木
 これらは布を板にのばすときに使いますが、小林さんは手でのばしており、ほとんど使っていません。

〈下…左から〉
立描(たてがき)ヘラ
出刃(でば)ヘラ
大駒(おおこま)ヘラ
 のりをぬるときに使うヘラです。

〈右下〉
布を板に固定(こてい)するときのテープ
 ヒノキでできた「大駒(おおこま)ヘラ」です。何種類(なんしゅるい)あるヘラの中で、おもにこのヘラを使ってのりをぬります。
 型紙(かたがみ)をいためないように、ちがうヘラを使うこともありますが、今はほとんどこの1種類(しゅるい)のヘラだけを使っています。




《作業場(さぎょうば)

〜「型つけ」などメインの仕事をする作業場〜
たて長の部屋が作業場です。長い板が2本おいてあります。 上にたくさん板があります。

〜その他の仕事をする奥の作業場〜
蒸し箱(むしばこ) 水洗(あら)いをする場所



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