学校を見る目が変わる!副校長のショートストーリー
上板橋小「深イイ話」

平成21年3月31日更新



はじめまして、私は、本校副校長の川合 一紀(かわい かずのり)と申します。
 本校の取り組みは、このホームページをご覧いただければ、大まかには、ご理解いただけるのではないでしょうか。しかしながら、学校のことは、外からは、なかなか見えないものですし、学校としても伝えきれないことが多々あります。
 副校長は、「職員室の担任」とよく言われます。そんな立場から、本校の児童の様子はもとより、先生達の取り組みを、積極的にお伝えしたいと思い、このコーナーを設けました。是非とも本校のことをより深くご理解いただきたいと思います。

過去のバックナンバーはこちらより



平成21年3月31日号

【涙は心の汗さ!】

私たちの担任の先生はね、とっても、優しいんです。
いつも、昼休みや放課後は、校庭で追いかけっこをしたりと一緒に遊んでくれました。
分からないところがあるときは、放課後に遅くまで勉強を教えてくれました。 
一人でしょんぼりしていると、必ず声をかけてくれました。
この間の卒業式の朝、クラスで出席をとりながら、先生泣いてた。
誰かは、泣いてる先生を茶化していたけど、みんな同じ気持ちだったと思う。
これで本当に最後なんだって・・・。

僕の担任の先生はね、とっても優しいんだ。
聞いたことがある。先生は、朝早くに学校へ来て、夜遅くまで僕たちのために勉強の準備をしてくれてるんだ。
だから僕は、こんなに大きくなった。
この間の卒業式のとき、先生は着物着てた。いつもと違うなって思ったけど
卒業証書をもらうとき、いつものように優しい声で僕の名前を呼んでくれた。
僕は大きな声で返事した。
卒業式の最後の最後に、先生に「ありがとう」って言いたくて
精一杯の声で先生の名前を呼んだんだ。
そしたら、先生は応えてくれた。
大粒の涙をこぼして・・・

わたしは、僕は、こんな先生が大好きです・・・。

この学校で、良かった・・・心からそう思うのです・・。




平成21年3月23日号

【春は新たな旅立ちの日】

 先週19日(木)に近隣中学校の卒業式に行ってきました。
やっぱり卒業式って良いですね。
振り返った学校生活のあらゆる事柄が、この一瞬で良き思い出になってしまうんですもの。
よく「走馬燈のように頭の中を駆け巡る」なんて言いますけど、だから泣けるんですかね。
送辞(送る言葉)とか答辞(別れの言葉)というあのフレーズも涙を誘いますね。
実は、私、今年、卒業式3回目なんですよ。
私事ですが、次男の高校卒業があり、三男の中学卒業ありで、先日の近隣中学校をあわせると3回目の出席です。
すべての卒業式で泣いちゃいました。
よくよく考えれば、今回の近隣中学校の卒業生は私知らないですし、
高校の卒業式は結構淡々と進められていましたから、冷静になれば泣くはず無いんだけど・・・。
歳をとると涙もろくなるって言いますけど、それよりも、自分の最も印象に残る卒業式に重ね合わせてみてしまうんじゃないでしょうかね。
自分が子どもの頃の卒業式だったり、あるいは手探り状態で子育て真っ直中の最初の子(長男・長女)の卒業式だったり、逆に「これで手が離れるな」っていう甘えん坊の末っ子の卒業式だったり。
皆さんもそうじゃないですか?
私は、学校行事の中で卒業式が一番好きです!
 
 ところで卒業式の歌っていうと、最近は「旅立ちの日に」という曲が大人気ですね。
出席した3回の卒業式とも歌っていましたよ。
この曲は、埼玉県秩父市にある少々あれた中学校が発祥であるってことは、有名ですよね。
生徒に何か打ち込めるものをと始めた合唱の取り組みから、当時の校長先生と音楽の先生が作詞・作曲したそうですね。
ホントに前奏を聴くだけで目頭が熱くなります。
最後の掛け合いでは、ご、号泣ですね。うぅぅ・・
どんな曲?って、ご存じない方は気になるでしょう?
ご安心下さい。
3月25日(水)に行われる本校の卒業式でも、しっかり歌い上げますから、是非お聴き下さい。
♪白い光のなぁ〜かに、山並みはもえてぇ〜・・・♪

(卒業式練習風景)


平成21年3月13日号

【だから良いんだよ上板小は】
 
 先日11日(水)に6年生とその保護者が企画する「巣立ちの会」がありました。
他の学校では、謝恩会とか感謝の会なんて言う名前でしょうか。
お茶とお菓子で接待頂き、6年間を振り返るのです。
この会にあたっては、随分と前から準備やら練習やら進めていましてね、当日は歌や寸劇、スライドや入学した頃の歌声なども聞かせてもらいました。
私は、この子達と2年間(5,6年)のつき合いでしたから、すでにしっかりと高学年の役割を果たす立派な6年生というイメージがありました。
しかし入学当時を知る先生方(来賓としてきて下さいました)は、やんちゃな子どもが、こんなに大きくなったと目を細めていらっしゃいましたよ。
子どもが成長する姿を見届けるって、本当にすばらしいことですし、何よりも、そういった機会に出会えるってことは幸せです。
言うなれば「教師冥利に尽きる」というものです。
だから教師をやっていられるんだとも言えます。
生産工場のように、製品を作って規格外だからハジくなんてことは、教育では決してしてはならないことなんですよ。
心が温まると共に、襟を正し改めて教育の大切さを実感した1日でした。
 会の最後には、親子で揃って合唱です。
「お世話になった方々へ感謝の心を伝えたい」という思いの歌が聞こえてきました。
我が子と並んで手をつないで歌っている保護者の方の中には、涙で歌詞が見えない方もいらっしゃいましたね。
こちらも思わず涙腺がゆるみました。
古い学校ですが、上板橋小学校は、こんな学校なんです。

だから良いんです・・・。


平成21年3月6日号

【グレン先生さようなら・・】
 
 3月2日(月)を最終回に、今年度の英語活動が終了しました。
毎回教えに来て下さった英語の先生(グレン先生)は、来年度はもういらっしゃいません。
寂しいです。
月に2回ほどの機会でしたが、子ども達も一緒に勉強したり給食を食べたりして、とても仲良くなれたのに・・・。
別れってつらいですね。
グレン先生は、みんなに手紙を残していってくれました。
日本語で書いてあったんです!

別れは寂しいけれど、でも新たな出会いもあるんですよ。
来年度は回数も増えて、また新しい英語の先生が来て下さいます。こちらは楽しみ!
ようこそ上板橋小学校へ!

(グレン先生からの手紙)











【ほのぼの6年生を送る会】

 3月4日(水)の6年生を送る会では、ゲームラリー、歌、劇、合奏、交流給食などなどなど・・・、まぁ盛りだくさんの企画で、みんな大はしゃぎでした。
でも優しい6年生のお兄さんお姉さんともこれでお別れ。
少し涙ぐんでいる下級生もいました。下級生から感謝の言葉の中で「1年生に入学したとき、とても優しくしてもらって嬉しかったです」「運動会では、さすが6年生という技を見せてもらいました」「本物の役者さんかと思うようなミュージカル劇に感動しました」とこちらも目頭が熱くなるようなメッセージが次々と。
最後に5年生からは「4月からは私たちが皆さんの伝統を受け継いでがんばっていきます」と頼もしい意気込みを聞かせてもらいました。
この中で下級生を指導した各先生がすばらしいという所を一つ紹介します。
1年生から5年生まで誰一人として、カンペ読んでないんです。
全て自分の言葉で前を向いてしっかりと言っています。
特に5年生の言葉などは、原稿用紙で2〜3枚はあるかなっていう内容を、一度もつかえずにスラスラと。
これもひとえに担任の指導の賜!
人の心を揺れ動かすのは、心から発する自分の言葉が何よりもですね。
6年生も喜んでくれたようでした。
中学校へ行ってもがんばってね!









平成21年2月20日号

【先生は、学校でのお父さんお母さん!】
 
 「月曜日の朝は、結構注意が必要です」っていきなり分かりづらいですよね。
これは教師が子どもの様子を見るポイントのことです。
土・日の生活リズムから、月曜日の朝に起きられない子どもや、家庭でのトラブルがあって登校しぶりの子どもなど、そんな子ども達の健康観察がとても重要なのです。
だから教師は朝一番に教室へ行き、登校してくる子どもの時間や顔色などを診て、いつもとのちょっとした変化を見逃しません。
ちなみに木・金曜日もポイントなんです。
一週間の後半は疲れが出て、事故が起こりやすい傾向にあります。
休み時間の遊び方や昼休みの過ごし方にも気をつけているんですよ。
変化を見つけた場合には、話をするだけでなく、手をつないだりおんぶしたり、ふれあいから心の安定を図る方法もあります。
でもどちらかと言うと、子どもの方からくっついてきますね。甘えたいんですよ。
先生は、学校でのお父さんお母さん役をしています。

【新品プールが登場です!】

 今、プールの改修工事をしています。
実は以前のプールは、随分古くなっていて、塗装がはがれたり割れたりしていて危険でした。
今年の夏は、新品プールで楽しくなっちゃう。
ただ塗り替えるだけではないんですよ。
安全対策の意味もありますが、プールサイドの床面が、う〜んなんて言うのかな、足にフィットするんですねぇ。
区営のプールや公共プールのようなカラフルなデザインなんです。
もちろん、濾過器という機械も新品ですから、以前のように「プールの中で目が痛い〜」なんてことも少なくなりますよ。
待ち遠しいですねぇ・・・・。
3月中旬には完成です!!

(施工例です。うちのプールと全く同じではありません)


平成21年2月13日号

【人の話に耳を傾けるって大切!】
 
 先日、元NHKアナウンサー室長の山根基世さんがお話しされる講演を聴く機会がありました。山根さんは、現在「ことばの杜」という活動団体の責任者で、言葉の大切さを伝えるために、全国でご講演活動をなさっています。講演の中で、山根さんはこんなお話をされました。

「ことば」というと、私たちはコミュニケーションや思考の“道具”のひとつだととらえがちです。
たしかに人間は、「ことば」でものを考えたり、知識を得たり、成長したりしますが、それ以前に「人間の根っこ」としてあるものなのではないでしょうか。
以前、文化庁の国語審議会で「21世紀の国語教育のあり方」について考えたことがあるのですが、そこの国語教育や言語学の専門家たちは、口をそろえて「みずから本に手を出す子どもにさえ育てば、あとは自分で勝手に育ってくれる」と言っていました。
私は、その子どもが幸せな生涯を送るために必要な「ことば」を育てたいと考えています。「“ありがとう”と“ごめんなさい”は魔法の言葉」のような「きほんの“き”」を学べる教材です。
実際、このふたつが言えるか言えないかで、人生ずいぶん違ってきませんか。
もちろん人前で自分の思いを表明する力も大切だけれど、今、隣にいる人と心を通わせるためのことばを身につけることの方が、もっと切実です。

 お話を聴いていて、"うなづける"ことがたくさんありました。
私は、機会があれば様々な職種の方のご講演を聴くようにしています。それは、自分の気づかない視点で物事を見ている人がいることに気づけるからです。勉強になりますねぇ。山根さんのお話は、学校の先生が知るべきお話でした。ご家庭でも参考にしてみてはいかがでしょうか。また、全国でご講演をされているので、近くで行われる際には、足を運んでみてはいかがでしょうか。
 金子みすず記念館館長の矢崎節夫さんのご講演もイイですよぉ。私3回聴いて、3回とも泣きました。いつかご紹介しますね。


平成21年2月6日号

【英語活動が楽しい!】
 
 上板小では、月に2回ほどALT(外国人英語教師)の先生が勉強を教えに来てくれます。
英語活動の時間では、ほとんど英語で会話をし、体を動かしたり踊ったりと、みんな楽しそうです。
実はこの先生、日本語が上手なんです。だって日本語検定試験を受けてるんですよ。
「これってどういう意味?」ってその先生に聞かれましたよ。意外と難しいですよ。
その中の問題を一つ紹介します。

次の文は、2つの解釈ができます。その違いを説明しなさい。
『ここに並ぶお店は、全てが本屋ではない』

みなさん判りますか?判りますよねぇ。日本人だもの・・・。
ん〜!?
ちなみに、来年度は英語活動の時間がもっと増えますよ〜。 

【音楽朝会が微笑ましい】

 本校の音楽朝会は、毎週金曜日の8:30から、体育館で行われています。
みんなで歌を歌うんですが、選曲がおもしろいんです。
宮澤賢治さんや林光さんの詩にのせたものなんですよ。「岩手軽便鉄道の1月」とか「ポランの広場」や「グランド電柱」など、ご存じですか?今は「がっこう」って歌やってますよ。
で、何が微笑ましいかと言うと・・ みんながその歌に慣れた頃に、独唱(一人で歌う)をやるんですよ。
結構多くの児童が立候補するんですよ。
でもいざ舞台の上で一人になると緊張しますよね。全校児童が聴いてるんですもの。
同じくらい緊張するのが担任です。自分のクラスの子が独唱している間担任はどうしていると思いますか?
一緒に心の中で歌っているんです。だって口が動いてるんですよ、体が動いているんですよ。ドキドキしながら聴いてるわけですね。
その担任の仕草が微笑ましいのです・・・。



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