校長室より
学校だよりから
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「ありがとう」ってすばらしい!
                                    
 平成23年度の本校の教育活動も、残り1ヶ月となりました。様々な活動を通して、子供たち一人一人が確実に成長していることを実感する日々です。
 さて、3月は学年末であり、卒業を迎える月でもあります。いろいろな場所で、それぞれの思いを胸に卒業生が巣立っていきます。「ありがとう」という言葉が、この時期には、いつも以上に口にされ、その心が基になった姿が表れるものです。
 
 スタートがあれば必ずゴールがあります。入り口があれば出口があります。入学があれば卒業があります。学年初めがあれば、学年末があります。これらは当然のことではありますが、対の関係、一組の関係になっています。学校では、学級担任がクラスの子供たちにどんな言葉を贈ろうかと思案する時期でもあるのです。
 
 卒業を迎える6年生は、「先生、ありがとうございました。」「みんな、ありがとう。」「板一小、ありがとう。」等、卒業式が近づくにつれ、このような言葉で胸がいっぱいになると思います。
 
 進級する5年・4年・3年・2年・1年の子供たちも、「先生、ありがとうございました。」「クラスのみんな、ありがとう。」「6年生、ありがとう。」等、感謝の気持ちが芽生えていることと思います。
 
 卒業を迎える6年生は、6年間の板橋第一小学校の生活で、立派に成長してきました。1〜5年生も、この一年間で一人一人が「今よりももっと良くなりたい。」「今よりももっと頑張りたい。」と思い、学校生活で努力し、成長してきました。
 
 成長したのは子供たちだけではありません。子供たちを目の前にした教師、いわば大人も成長してきたのです。子どもに教え、授けたことはたくさんありますが、子供たちからそれ以上に学んだのが、私たち大人です。共に学ぶ子どもと大人の関係があってこそ、教え合い、育ち合った「教育」が成立するのだと思います。
 
 人は、自分が教えられたように教えます。育てられたように、育てようとします。教育してもらったように後世を担う人に教育をし、恩返しするのです。子供たちが感謝の気持ちをもつように、私たち大人も、子供たちに「私と、よく一緒に学んでくれたね。ありがとう。」という感謝の気持ちと言葉を贈ることができたら、とても素敵なことです。
 
 「あなたたちの先生で良かった!」 そんな心をもって「ありがとう」という大切な言葉を、子供たちに贈ります。
 
 今年度も、保護者、地域の方々、ぎんなん会の皆々様に、多くのご支援・ご協力をいただきました。誠にありがとうございました。平成24年度も、なにとぞよろしくお願い致します。

『板一スタンダード』策定を目指して!!
                                    
 2学期末に本校の教員から、「教員によって指導の仕方が異なるのでは?」という意見が出されました。具体的にどのような内容かと言えば、「子供たちの発言の仕方」、「授業のはじめ・終わりのあいさつの仕方」、「子供たちの持ち物」等、クラスや指導者によって実施方法や許容範囲が異なっていました。つまり、様々なことに共通理解されていないことが問題であったのです。
 それならば、・・・。 とてもよい機会でした。本校の「何が問題で」「どのように改善すればよいのか」、教員同士が共通理解すればよいのです。早速、生活指導主任の提案により、左下の項目について本校全教員による「気になっていること」と「改善策」について意見を出し合いました。さらに、生活指導部会でどのように改善を図るか具体策を検討した上で担当部会に下ろし、細案を各部会が考える・・・といった流れで進めることにしました。
《 調 査 項 目 》
・学習時の発言の仕方   ・始業・終業のあいさつについて
・専科など教室移動の仕方 ・持ち物(筆箱・道具箱の中身)
・登下校の様子      ・朝会・集会について
・休み時間について    ・給食の様子
・トイレ使用について   ・廊下・階段の歩行について
・校庭遊びについて    ・その他


 調査の結果ですが、思っていた以上に課題が出てきました。主だったものは以下のとおりです。

●「はい、・・・です。」という言い方が統一されていない。 ・敬語が使えない。
  → きちんとした指導と徹底 → 発表の仕方・発言における言葉遣い・定型化(担当:国語部)
●発言の声が小さくて聞こえない。→ 「声のものさし」を全教室に掲示(担当:教務主任)
●「休め」の姿勢が長続きしない。行進ができていない。 → 指導の徹底 → (担当:体育部)
●筆箱の中身について、学年によってバラバラ。→ 基準が必要。発達段階にあわせて持ち物を統一   → 低・中・高学年で話し合い、

生活指導部が改めて提案。
 すべての課題をすぐに改善することは難しいですから、3学期を試行錯誤の時期とし、次年度からの完全実施を目指すことにしました。しかし、中にはすぐにできることもあります。たとえば、3学期に入ってまもなく、各教室・特別教室の全てに、『声のものさし』が掲示されました。内容は下図のとおりです。
《声のものさし》
 
レベル0 話を聞く(小さい)
 
レベル1 となりと話す(ふつう)
 
レベル2 班やグループで (大きい)
 
レベル3 クラスみんなに  (元気いっぱい)
 
レベル4 校庭で友達に声をかけるとき

 子供たちが「当たり前のことを、当たり前にできるように」、本校の教職員がしっかりと共通理解を図り、平成25年4月、新校舎完成後でも急な改善を図らなくてもいいように、子供たちに浸透する『板一スタンダード』の完成を目指しています。

三段跳びで言うなら「ホップ」から「ステップ」の年!!
                                       
 新年、明けましておめでとうございます。本年も、板一小の子供たちと保護者・地域・関係機関の皆様にとりまして、明るい希望と希望に満ちあふれた輝かしい年となりますよう、心からお祈り申し上げます。
 
 さて、新たな年を迎え、板一小の子供たちだけでなく教職員も、気分新たに3学期を迎えることができました。3学期の登校日は、52日(5・6年生は53日)しかありませんが、1年間のまとめをしっかりと行い、進級・進学に備えさせたいと考えております。

 今年は、本校創立138周年であり、板橋区の「指導力向上特別研究指定校事業」の2年目となります。現在、下の表にある板橋区教育委員会から示された「授業改善の視点」を踏まえつつ、この事業に取り組んでいます。
 研究は3年間ですから、三段跳びの「ホップ・ステップ・ジャンプ」に例えるなら、今はちょうど「ホップ」から「ステップ」に変わる時期と言えます。
 
 ここで少し三段跳びについて触れてみます。三段跳びで遠くに跳ぶコツを調べてみると、踏切から着地までなるべくスピードを落とさないこととありました。川遊びに、「水切り」というものがありますが、石を水に沈ませないよう遠くに運ぶためには、低く投げなければなりません。石を高く投げてしまうと、水を切らずに沈んでしまいます。三段跳びも同じで、ホップで高く跳んでしまうとステップに移れずにつぶれてしまうので、スピードを落とさずに跳ぶためには低く遠くへ跳ぶことが非常に重要であるとありました。
 
 本校の研究も同じです。1年目はとにかく試行錯誤。いきなり高度な技術を追究するのではなく、今、目の前にいる子供たちの現状をしっかりと把握しながら、子どもたちにあった方策を「ああでもない、こうでもない。」と探す時期。かと言って、現状に満足するのではなく、確実に前進しなければなりません。いきなり「高く」ではなく、確実に「前へ遠くに」なのです。
 
 ちなみに三段跳びの世界記録保持者:ジョナサン・エドワーズが18m29cmの世界記録を出した時、ホップが6m、ステップが5m、そしてジャンプが7mという内容でした。ジャンプの7mという数字で、いかにスピードが落ちていないかが重要となります。
 
 本校の研究2年目は、ジャンプする前に身をかがめて力を蓄える、いわゆる「ため」の時期。この「ため」も非常に大切です。「ため」の姿勢は、外見的には縮こまって見えます。しかし、跳ぶ方向が定まって、さらに「跳ぶぞ!!」という意欲が向上すれば、その縮みは飛躍に必要な「ため」に変換します。一見、足踏みをしているような時こそが大切なのです。
 とは言うものの、学校教育は三段跳びのように「ステップ」の段階で、記録(成果の内容)を「落とす」ことは許されません。本校の取組によって子どもたちの力が、今年の干支である「辰」のごとく、より一層の力をつけて昇り龍のようになってくれることを目指して、精一杯励みたいと考えております。
 今年も、昨年同様、ご協力のほどよろしくお願いいたします。
板橋区教育委員会が目指す「授業」・・・授業改善の視点・・・》
○問題解決型・探究型の授業
  問題把握→自力解決・自力試行→論議→解決→新たな課題
○協同学習の導入
  こども同士の学び合い、教え合い、練り上げ合い
○指導と評価と支援の一体化(授業の中の評価)

 指導力向上特別研究指定校事業を充実させるため、以下の6つの視点からの授業デザインを考える。
 @学習の個別化:個に応じた指導の充実
 A学習の共同化:コミュニケーション能力の育成
 B学習の体験化:ねらいの明確化、体験と言語活動
 C学習の客観化:自己評価力の育成
 D教師の協働化:TT、少人数、習熟度別指導
 E学習環境の構造化:授業のフィードバック




校舎改築に伴う本校の使命!!
  
 本校は、現在、校舎改築を行っており、平成25年度から新校舎で学ぶことになります。新校舎ですが、どのような校舎かというと・・・。『オープンスペース』と言われる方式で、現在のプレハブ校舎や旧校舎の教室配置と大きく異なります。板橋区教育委員会による「板橋区教育振興推進計画 いたばし学び支援プラン(第2期)」によりますと、「普通教室に隣接した空間を設置し、教室の壁面を取り払って、教室と一体となった大きな空間を生み出し、この空間を利用した多様な学習活動ができる学校。」と記されています。簡単に言えば、教室と廊下の仕切りが無く、すべてが開放的である教室です。
 
 オープンスペース方式については、一部の保護者の方から「隣のクラスの声が聞こえてしまって、子供たちが集中できないのでは?」とのご心配の声もあるのも事実です。
 私自身、教諭時代の6年間、「オープンスペース方式」の学校に勤めました。5・6年の担任を3回ずつ。その学校に着任したばかりの頃は、確かに隣のクラスの声が非常に気になりました。しかし、慣れてくると全く気にならなくなり、それどころか、長所を感じることの方が多くなったのです。
 例えば・・・。「子供たち自身が(隣にうるさくならないように)、声の大きさを考えて話すようになる」。状況や場を考えて声の大きさをコントロールするようになりました。
 また、「クラスの『壁』が無くなる」。閉鎖的な空間が無くなりますから、隣のクラスの友達とも仲良くなりました。学年の教員同士も、隣が何をしているのかすぐに分かりますから共通理解が図りやすくなります。
 
 私が経験した学校は学年2学級でしたが、1学級1担任と言うよりも2学級に2担任(2つのクラスを2人の担任で見る。つまり、大学級の2人担任制。)という感覚でした。授業においては、「2学級同時にいつでも合同授業をする」ことができましたし、普通教室に比べて「簡単に交換授業を実施する」こともできました。主体的に子供たちが学ぶために、どんな授業を組み立てればよいのか、常に隣の学級の先生と意見交換することができました。
 
 今年の1月、担任として接した最後の教え子達が成人式を迎え、その式に出席した後、一緒にお酒を酌み交わす機会に恵まれました。彼らから出てきた言葉で印象的だったのは、「どっちの先生が自分の担任か、意識したことはなかった。担任が2人いたよね。」と言われたことです。当時、一緒に学年を組んでいた教員と共に同席したのですが、顔を見合わせて、私たちがいつも2人で思っていたことを当時から子供たちはわかってくれていたんだと感激しました。
 
 さて、このような新校舎ができるのですから、我々教員も励まなければならないことがあります。今までと異なる空間をどのように生かすのかを問われることになります。何のために新校舎のつくりがかわるのか、それは子ども一人一人の学力(知・徳・体)をより一層のばすこと、つまり、今まで以上に教員一人一人の授業力を向上させることです。
 
 本校では、今年度から3カ年、板橋区教育委員会の委嘱をうけ『指導力向上特別研究指定校事業』に取り組んでいます。研究の方法も、すでにオープンスペース方式の学校となって4年目を迎えている大谷口小学校の先生方と一緒に研究を進めています。子供たちに
 「@基礎的・基本的な知識及び技能を習得させる。」
 「Aこれらを活用して課題を解決するために必要な思考力、判断力、表現力その他の能力を育む。」
 「B主体的に学習に取り組む態度を養う。」

といった新学習指導要領に示された学力の3つの要素を踏まえつつ、新しい学校施設を最大限に活用した授業を実現しなければなりません。
 新校舎完成の年には研究発表会を行い、その成果を発表します。それまで研究を重ね、より一層教員の資質向上を図り、魅力あふれる質の高い授業の実現を図って参ります。


道徳授業地区公開講座を終えて改めて思うこと
                                   
 10月12日(水)・13日(木)の2日間、学校公開を実施しました。平日にもかかわらずたくさんの保護者・地域の皆様にお越しいただき、大変嬉しく思っております。ありがとうございました。また、この間、12日には道徳授業地区公開講座を、13日にはセーフティ教室・薬物乱用防止教室も開催しました。
 道徳授業地区公開講座では、授業を行った教員一人一人が簡単に実施内容を説明し、その後に意見交換を行ったのですが、その際、地域の方から大変貴重なご意見をいただきました。内容は「本校の子供たちの挨拶」。
 『板一小の子供たちは、挨拶ができているとは言えない。こちらから挨拶しても返事が返ってこない子がいる。』
 私も、毎日、子供たちの登校時に正門に立って、大きな声で挨拶をしていますが、やはり満足な結果とはなっていません。しかし、児童アンケートによりますと「挨拶がきちんとできる」に○をつけている子は、全児童の40%、130名を超えているのです。つまり、子供たちの自己評価と、地域の方や私の評価とは大きなズレが生じていると言えます。
 理想は、どの子も元気にあいさつができる人間に育ってほしい。しかし、学校だけではなかなか身に付かないのが現状です。ご家庭におかれましても是非一緒に取り組んでいただきたいと思います。
 東京都から示されている『これからの道徳教育の取組について』においても、「各家庭や地域社会で」という項目で以下のように触れています。よろしくお願い致します。
【例】 □ 早寝早起きを心がける
     □ 「おはよう」「ただいま」「おやすみ」などのあいさつをする
     □ 「ありがとう」(感謝)、「ごめんなさい」(素直に謝る)と言う
    □ いのちの大切さを一緒に考える
    □ テレビやゲ−ムの時間など、ルールを決めて守る
    □ 子供が手伝う家事の分担を決める
    □ 学校の出来事について子供と話す
    □ 子供と一緒に地域の活動に参加する

どうしてディズニーランドは人気があるの?
                                     
  「暑さ寒さも彼岸まで」とはよく言ったものです。すっかり涼しくなりました。本校のシンボルである大イチョウにはたくさんのギンナンがなり、秋の風物詩であるギンナン拾いも間近に迫っています。
 さて、先日、自宅近くの本屋に行ってみると、店頭の目立つところにディズニーランドの経営にちなんだ本が並んでいました。ディズニーランドと言えば、「夢と魔法の王国」が宣伝文句ですが、その裏側には思っていた以上に様々な工夫がされていることがわかります。学校に当てはめることはできないものかと一考察。
 
 ご存じのことと思いますが、施設面においては、一度中に入ると、夢を壊さないように近隣の道路や建物が目に入らないように、つまり現実を思い起こさせない配慮がされています。
 そして、東京ディズニーランドを訪れた大人ですら一様に感心するのは、キャストと呼ばれる従業員のサービスの良さです。今、子供たちは、受験教育によって勉強が専業化し、「ガキ大将」を頂点とする子供のタテ社会が崩壊したせいでしょうか、年長者や年少者への対応が満足にできないと言われています。また、社会的規範が確立していないことで、青少年への社会的教育が不足しています。そのため、大人になるために必要な礼法を身に付けることが昔より少なくなくなり、一般的には「今の若い者」は、企業に入ってもすぐに社員や従業員としての戦力にならないと言われてしまうようです。このようなご時世でありながら、ディズニーランドで働く若者は、なぜあれほど「感じのいい青年」なのでしょう? 決してキャスト一人一人の資質ではなく、実は、綿密な計算で演出された演技なのだそうです。各職場ごとに手引書(マニュアル)があり、キャスト達はこのシナリオ通りに動いているだけで、その数は約400種。キャストの動きすべてがショーの一部というのがディズニーの基本的な考えと言えます。
 例えば、カストーディアルと呼ばれるお掃除係の動作は、すべて演出されています。ダスト・パンと言われるちりとりは、常に体の側面につけ、トイ・ブルーム(ほうき)でゴミをはくときも、体から離さず、体を動かしてちりとりに入れます。これは、なんとなくユーモラスな動作ですが、この演出は娯楽のためではなく、安全のためです。ちりとりを体から離して作業をすると、誤ってゲスト(お客)にぶつけたり、ゲストが足をかけてしまいます。遊園地のお客は高いところを見たり、遠くの目的物を見たり、子供に気を取られたり、中々自分の足元に注意をしないからです。そのため、アイスクリームが床に落ちていたとしても、カストーディアルはかがんで拭かず、ぞうきんを足元に落とし、足で拭き、最後もほうきを使ってぞうきんを取る。体をかがませないのは、カストーディアルがゲストのつまずき石になるのを避けるためなのです。
 さらに、マニュアルは様々な場面でのセリフまで規定しています。ジャングルクルーズの10分間の長台詞や各レストランのウェートレスの応対にもすべてマニュアルがあり、どんな異質な質問に対してでさえ、ある程度の返答の答えが決められ、アトラクションの操作部門もすべてマニュアルに基づいている・・・。
 しかし、マニュアル通りに動いて、あれほどまでに人の心を感動させることができるかと言えば、やはり違います。例えば、「キャスト(従業員)はできるだけゲスト(お客)に声をかける」というマニュアルを受けて、キャストは自分なりにいろいろ工夫して、会話のパターンをつくっているとのことです。
 つまり、東京ディズニーランドのキャスト達の気持ちのよい対応ぶりは、サービスのためのマニュアルとキャストのアドリブによってできている。これが『秘密』と言えそうです。
 これらの根幹をなすものがSCSEという経営理念。Safety(安全性)、Courtesy(礼儀正しさ)、Show(ショー)、Efficiency(工夫、効率)の頭文字であり、重要性の順に並んでいるとありました。
 そこで、キャストは学校の教職員で、ゲストは子供たちとして、この理念を学校にあてはめてみました。
 「安全性」:子供たちにとって、学校は安全であることは当然のこと。
 「礼儀正しさ」:教職員が元気で礼儀正しくなければ、子供たちは元気に、そして礼儀正しくは育たない。
 「ショー」:学校で子供たちに見せるショーと言えば授業のこと。授業が充実していなければ子供たちにしっかりとした学力を身に付けさせることはできない。
 「効率」:学校でいう効率とは、すなわち子供たちに学力を含む「生きる力」を身に付けさせることができているかという成果。となると効率も重要な要素。
 ディズニーランドのように、これら4つが重要性の順であるかというと、学校の場合は少し違いますが、このように考えてみると、ディズニーランドの経営理念も学校と大きく異なるものではないと思います。
 一人一人の子供たちにとって、学校生活がさらに魅力的なものとなるよう、本校のキャスト(教職員)のアドリブも大切にしながら、工夫を重ねていきたいと考えています。

「先生、なぜ勉強するの?」
   厳しい残暑の中、35日間の夏休みが終わり、2学期が始まりました。夏休みの前半は水泳と学習教室があったので、実質は21日ほどのお休みでした。夏休み水泳教室は、残念ながら天候に恵まれず予定していた10回のうち3回が中止となってしまったためでしょうか、例年よりも参加者が少なく合計のべ532名。7回の学習教室はのべ893人の参加があり、一日平均では128人。約4割の児童の参加でした。
 さて、新学期を迎えるにあたり、子供たちは新たな気持ちで登校していることと思います。今年は、学校にとって大事な年です。それは4月から新学習指導要領が完全実施になり、一人一人の学びが改めて問われているからです。この度の改訂では、「厚くなった教科書」が未だに話題になります。内容が増えたことにより、今までの教科書よりも2割から4割厚くなりました。これを従来通りに何の工夫もなく、ただ「教えるだけ」なら、とても「終わらない」ことになります。学校が、教師が、工夫をして指導要領の内容を指導していく、そんな時代が始まっています。
 
 最近の教育について、改めて出る話題の一つに、「なぜ学ぶのか」という問いがあります。私がまだ担任だったころ、「なぜ勉強しなければならないんですか?」と教え子から真剣に尋ねられたことがあります。その時は『人として生きることができるように。そして、自分の夢を実現することができるように。』と答えました。校長になった現在も基本的な考えは変わりません。もし今は意義が分からなくても、必ずいつか自分の将来を考える時が来ます。その時になって後悔しないように、子供たちにはたくさんの体験とともに様々な力を身に付けてほしいと心から願っています。
 
 今の時代は、今まで以上に様々なことを学ばなければならない時代です。学力を身に付けたり、人を思いやったりすることは勿論ですが、「自分」「(目の前の)相手」以外に「他の人、身のまわりの物事」にも目を向けられる人間に育ってほしい、だからこそ様々なことを学んでほしい。そのようなたくさんの力を身に付ける大切な「場」が学校です。子供たち一人一人に「ともだち大すき!せんせい大すき!がっこう(板一小)大すき!」と胸を張って語ってほしい。
 これらの「勉強の先(目標)」は、日本国憲法にも、教育基本法にも、東京都や板橋区の目標にも、本校の教育目標にも掲げられています。新学習指導要領実施にあたり、子供たち一人一人がこの「学びの目標」を自覚し、主体的に勉強し、心身ともに健康で、自己実現を図り、社会のために役立つ存在として成長し、未来を切り開く人間になる、そんな仕事の一端を学校も担っていこうと、新学期を迎えるにあたり改めて決意しています。

 あいさつ週間です!どんな「あいさつ」を心がけますか?
 今年度から力を入れている「保幼小中連携事業」として、板三中・板八小・板九小・中根橋小と本校の計5校の生活指導主任が話し合い、同時期に「あいさつ運動」を実施することにしました。
 《実施期間》 8月29日(月)〜9月2日(金)の1週間です。
 さらに、本校独自に9月12日(月)〜9月16日(金)でも実施します。
 自分があいさつをしたつもりでも、相手に伝わらなければやっていないことと同じです。
 ○相手の目を見て ○大きな声で あいさつをしてくれることを楽しみにしています。

1年生の成長・6年生の成長
    
 6月4日(土)の運動会では、非常に暑い中であるにもかかわらず、たくさんの保護者・地域の方々のご声援をいただき、無事に終えることができました。不慣れな会場ではありましたが、子供たちも精一杯力を発揮することができました。また、準備・片付けでは、たくさんのご協力を賜りました保護者・地域の皆様、そして練習や本番で会場を提供してくださいました板橋第九小・板橋第一中の校長先生をはじめ教職員の皆様にあらためて御礼申し上げます。ありがとうございました。
 
 ここ数日、真夏を感じさせる強い日差し、さらに初めて過ごすプレハブ校舎での学習に、子供たちも少々堪えておりますが、節電を意識しつつも、教職員一同、子供たちの安全・健康管理に日々努めております。
 
 さて、新年度を迎えて、早3ヶ月が経ちました。小学生の成長は本当に早いということを実感する毎日ですが、特に1年生の成長は、本当にすばらしいです。あたりまえのことですが、年度当初は「字が読めない・書けない」「学習や生活のルールがわからない」等、わからないこと・できないことばかりだったはずです。しかし、この3ヶ月にできるようになったことの一部を挙げてみますと・・・。
 ・ひらがなの文章を読むことができるようになっただけでなく、50音がすべて書けるようになりました。
 ・簡単な感想文も書けるようになりました。
 ・10の合成(3と7で10)や分解(10は4と6)ができるようになりました。
 ・1けた+1けたのたし算ができるようになりました。
 ・授業中、勝手に立ち歩いたり、関係のないことを大きな声で話したりすることがなくなりました。

というように、「昨日できなかったことが、今日はできるようになる」毎日です。
 
 今、1年生は算数で「ひき算」を学習しています。学習の初めの頃は、どの子もひき算は難しいようですが、授業を積み重ねることで「のこりはいくつ?」「ちがいはいくつ?」がわかってくるようになりました。さらに、算数ブロックやおはじきをつかったり、ノートに図をかいてさらに線で結んだり、使ったブロックの裏表の違いが分かるように色をぬったり、様々な工夫を凝らすようにもなってきました。
 
 学習の感想の欄をみてみますと、短い時間の中で、しっかりと文が書けることが一番ですが、中には「かずのちがいが、ものをつかうとわかることにきがつきました。」と、具体物を使う意図までしっかりと理解し、自分の感想として書いている子もいます。経験すればするほど、スポンジが水を吸い込むように様々なことを吸収していく1年生をたのもしく、そして嬉しく思います。
 
 このような1年生が、あと5年もすると6年生になります。先日、6月22日(水)〜24(金)に6年生と日光移動教室に行ってまいりました。一部で雨に降られたものの、ほぼ予定通りに実施することができました。戦場ヶ原を歩いたり、湯滝・竜頭の滝・華厳の滝をみたりして、雄大な自然に触れることができ、また日光東照宮では先人の偉大な建造物・彫刻を目の当たりにすることができました。
 この3日間で6年生と一緒に過ごした感想は、「人なつっこい」「明るく、元気」「笑顔いっぱい」で、男女の仲がとてもよいということです。また、バスの中のレクリェーション、キャンプファイヤー、ナイトウォーク等、事前準備や当日の進行でも、大人顔負けの力を発揮していました。まだ11,12歳であるにもかかわらず、大人同様の言動・行動がとれる力を身に付けている子もいるということを実感しました。
 
 最上級生がしっかりとしていれば、自ずと下級生はそれを真似します。板一小の良き伝統を、5年生以下の子供たちがしっかりと受け継いでくれることを願っています。

学校公開−−−ありがとうございました。
運動会−−−−よろしくお願いいたします。

 
5月13日(金)、14日(土)、16日(月)の3日間、晴天に恵まれた中で今年度第一回の学校公開を実施いたしました。3日間の来校者数は、予想していた数をはるかに超える来校者でした。(13日265名、14日581名、16日239名 合計のべ1099名)
いらしていただきました保護者・地域の皆様、就学の前のお子さんをお持ちの皆様、お忙しい中、本当にありがとうございました。心からお礼申し上げます。また、校舎改築中につき、狭いプレハブ校舎の中での取り組みであったため、様々な点で不備があったこと、心からお詫び申し上げます。

 学校公開に際し、アンケートにご記入をお願いしました所、たくさんの方からご提出をいただきました。数多くの心温まる激励のお言葉をいただき、教職員一同感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。また、課題につきましても、「子どもたちの落ち着きが足りないようなので、集中力をつける指導をお願いしたい。」「セキュリティ面は大丈夫か?」「あいさつの声が小さい。」「校内歩行等のルールの徹底を!」等、たくさんのご意見をいただきました。貴重にご意見、誠にありがとうございます。真摯に受け止め、改善を図ることができるように努力して参ります。

 今、子ども達は6月4日(土)実施の運動会に向け、練習をがんばっています。会場につきましては、日々の練習では板橋第九小の校庭・体育館を使用させていただき、当日は板橋第一中学校の校庭をお借りします。運動会当日は、是非ご来場いただき、子ども達に励ましのお言葉をかけてくださいますよう、お願い申し上げます。  (5/30記)

あいさつは心のオアシス
    
 毎日、午前8時をまわった頃、板一小の子供たちが集団登校して正門を通ります。各班で2列になり、上級生が下級生を挟むようにしてきちんと並んで登校しています。
 私は毎日、正門で子供たちを迎えています。「校長先生、おはようございます。」 『大きな声』『笑顔』『私の顔を見て』あいさつする子供には、いつの間にか私も自然に負けじと大きな声であいさつしています。一日の活力が湧いてくるような気持ちになります。
 子供たちのあいさつを見てみると、その様子は様々です。自ら進んであいさつする子、目を合わせてあいさつする子、笑顔であいさつする子、目は合わせられないけど大きな声であいさつする子、目は合わせるけれど小さな声であいさつする子・・・。
 あいさつの声の大きさやその仕方がいつもと違うときは、「何かあったのかな?」「体調悪いのかな?」と心配になります。
 「板一小の子供たちは、みんなとても上手にあいさつする!」と地域の方々はおっしゃってくれます。これらの地域の方々から、より一層「あいさつがよくできる学校」と言われる学校にしたいと考えています。
 過去の児童の自己評価をみてみると、自分ではきちんとあいさつができていると思っている子は多いのですが、まだまだきちんとできていないということがわかっていない子も多いのが実状です。
 相手を気持ちよくするあいさつを、板一小のすべての子供たちに体験してもらえるよう、教職員一丸となって指導してまいります。ご家庭でも、是非話題にしていただけたらと思います。
 
 さて、『心の オ ア シ ス 』という言葉を耳にしたことがあるでしょうか? 「オアシス」とは、砂漠の中にある、水が湧いてきたり草木が生えている場所のことです。厳しい砂漠を旅する人にとって、オアシスはほっとして安らぐ場所です。
 あいさつをすると、心がほっとしたり、安らいだりします。ですから、この「オアシス」にちなんで、あいさつの言葉に『心のオアシス』があるのです。
     ・・・「おはようございます。」
     ・・・「ありがとうございます。」
     ・・・「しつれいします。」
     ・・・「すみません。」
 このような言葉が、状況に応じて言葉に出せる子供たちで板一小をいっぱいにしたいと思います。
 また、『あいさつの仕方』についても、以下のようにできることが理想です。
     ・・・「あかるく」
     ・・・「いつでも」
     ・・・「さわやかに」
     ・・・「つづけて」
 板一小の子供たちが、今以上に、もっともっと上手なあいさつができるように、励ましながら取り組んでまいります。