第45回卒業証書・修了証授与式 式 辞
天津での学びを生かし、ほんとうの「絆」を世界に広げてください
荒々しく浜に打ち寄せられていた冬の波も、日ごとに穏やかになり、今年も天津わかしお学校に旅立ちの春
がやってきました。
卒業生のみなさん、ご卒業おめでとうございます。そして、それぞれの学年を修了したみなさん。1年間た
いへんよくかんばりました。志をもち、家を離れ、遠い天津で日々努力を重ねてきたみなさんは、それだけで
も十分に称賛される資格がある、と私は思っています。みなさんにお渡しした卒業証書と修了証は、その努力
の証です。
さて、ここに板橋区立天津わかしお学校の第45回卒業証書・修了証授与式を挙行するにあたり、板橋区教
育員会教育長 北川容子様、鴨川市長 片桐有而様、鴨川市教育委員会教育長 長谷川孝夫様をはじめ、板橋
区教育委員会並びに鴨川市教育委員会の皆様、地元小中学校の校長先生、教頭先生方をはじめ地元関係各位、
そして本校の旧職員、旧PTA役員の皆様方など、多くのご来賓の皆様方のご臨席を賜りましたことに対しま
して、心より御礼申し上げます。
卒業生のみなさん、並びに4月より前籍校に復帰される修了生のみなさんに、ひとこと餞(はなむけ)の言葉を述べさせていただきます。
「絆(きずな)の年」として、おそらく永きにわたって人々の記憶と記録に残るであろうこの年に、本校を巣立つみなさんに、私はぜひ「ほんとうの『絆』」を世界に広げてほしい、という話をこれからしたいと思います。
みなさんは、中央アジアにあるウズベキスタンという国をご存知ですか?地理に詳しい人でなければ、みなさんにとっては、あまりなじみの深い国ではないかもしれません。しかし、反対にウズベキスタンでは、日本について、小さい子どもでも、よく知っているそうです。なぜならば、ウズベキスタンの子どもたちは、小さいときから、「日本人のようにしっかりやりなさい」「日本人のようになりなさい」と、大人の人から言われて育つからだそうです。
この話は、私が、元ウズベキスタン大使だった中山恭子さんのご講演の際に聞いた話です。中山さんが大使としてウズベキスタンに着任したとき、大統領をはじめとする多くの人たちから大歓迎を受けたそうです。その際に、「日本人は、勤勉で優秀な、誇り高い人たちだ。」と讃えられました。それには理由があります。
ウズベキスタンの首都タシケント市に国立ナポイ劇場という建物があります。この建物は、第2次世界大戦後間もない昭和23(1948)年に、約2年の月日をかけて完成したものです。タシケント市には、その後二度に渡り大地震が起こりました。その際、市内の多くの建物が倒壊しました。しかし、二度の大地震に、国立ナポイ劇場はビクともしなかった。
さて、日本人がウズベキスタンで讃えられる理由とは・・・。もうおわかりですね。この国立ナポイ劇場を造ったのは日本人だったのです。この人たちは、戦争後タシケント市に抑留された日本人でした。抑留された2万5000人の日本人は、国立劇場だけでなく運河や炭鉱などの建設や、発電所、学校などの公共施設の建築などを行いました。過酷な気候条件と、厳しい収容所生活、栄養失調や病気、事故などで、合計813人の日本人がこの地で亡くなられています。しかし、日本人の造った道路や発電所などの施設は、いまでもウズベキスタンの重要な社会インフラとして残っています。
このとき、働いていた日本人の「とらわれの身でありながら誇りを失わず、勤勉に、規律正しく働いて、立派な仕事を残してくれた人たち」という姿は、ウズベキスタンの人々の心に永く刻まれ、「理想とする人間像」として語り継がれてきたのです。
中山さんは、次のように語りました。「大使としてウズベキスタンに行った私自身は、なにもしていないにもかかわらず、半世紀も昔の、立派な仕事をしてくれた先人の姿によって、日本人のひとりとして大歓迎されました。立派な仕事をすれば、その仕事は未来に向かって語り継がれ、受け継がれ、日本人とその国との、平和と友好に生かされるのです」と。
みなさん。 人と人とが支え合い、助け合う「絆」の心。これは尊いものです。今、日本の社会にあふれる「絆」の心は本物です。しかし、時が経つにつれて、この心が移ろい薄れていくようではいけません。先ほどお話しした、ウズベキスタンの半世紀以上も前の日本人の仕事が、今尚語り継がれるように、日本の社会が復興するまでの長い時間、人と人との心に灯を点し続けるような、「ほんとうの『絆』」の心でなくてはなりません。
では、こうした「ほんとうの『絆』」の心を持ち続けるためには、どのようにすればよいでしょうか?
私は、第一に「学び続けること」が大切だと思います。震災に傷ついた社会と、被災地の人々のために、なにかをしてあげたい、なにかをしなくてはいけない、ということは、みんなが考えることです。しかし、具体的に何をすればよいのか?これは、とても難しい問題です。その答えを見つけるために、全力で学んでください。そして、なにをしていくことが大切なのか、私たちといっしょに考えて行きましょう。
第二に、みなさん自身が夢や目標を持ち、「目標に向かって力一杯生きること」です。野球選手、サッカー選手など、いろいろな人たちが「被災地に夢と希望を与えたい」と言って頑張っていますが、一生懸命頑張っている人の姿は、人々に勇気を与えるものです。みなさん自身が輝くことによって、みんなに勇気と希望を与えてください。
第三に、どんな仕事であっても、「誠実に丁寧に心をこめて行うこと」です。半世紀前の日本人の立派な仕事によって、今でも尊敬されているウズベキスタンの例をお話ししましたが、もしも、その逆だったらどうなるでしょう?人を欺くような、よくない仕事をしてしまった場合、この後、ずっと不名誉な記憶として残ってしまいます。未来の人との「絆」のためにも、どんな仕事であっても、誠実に丁寧に心をこめて行える人になってください。
大震災の被災地だけでなく、昨年人口が70億人に到達した地球上のどこかには、今も寒さに震えながら、暑さにおびえながら、病気や飢えと闘いながら、学校に行く機会すら与えられずにいる、みなさんと同年代の子どもたちがたくさんいます。学び成長する機会が与えられているみなさんは、改めてその幸せをかみしめながら、大いに学び、ぜひ「絆」を世界中に広げられる人となってほしいと思います。友達と心と力を合わせ、励まし合って、がんばってきた「天津っ子」たちこそ、「ほんとうの『絆』」を世界に広げられる人たちだと、私は確信しています。みなさんは、ここ天津わかしお学校から未来に向かって放たれる「希望の光の矢」です。自分の夢に向かって大きく羽ばたいてください。
さて、保護者の皆様、本日はお子様のご卒業並びに修了誠におめでとうございます。大切なお子様を、ご家庭から24時間寄宿舎生活の本校にお預けいただくことには、不安をはじめ、さまざまな思いがあったことと推察いたします。ぜひ、成長されたお子様の姿と、これまでの頑張りに対して、私たち職員とともに大きな拍手を送り、褒めてあげていただきたいと思います。
また、ご臨席を賜りました関係各位のご来賓の皆様、今日までいつも温かいまなざしとご援助を本校児童に賜りまして誠にありがとうございました。今後とも巣立ちゆく卒業生・修了生と、天津わかしお学校の子どもたちに温かいご支援を賜りますようお願い申し上げ、式辞といたします。
平成24年3月17日
板橋区立天津わかしお学校 校長 本間 信治
「海辺の運動会」へようこそ!・・・10月8日は運動会です
「健康」とはなにか
〜わかりきったことのように思えますが、実は人によって様々な考え方があります。〜
◇ 天津っ子たちは、みんな「努力する才能」が豊かな子どもたちばかりです。その積み重ねてきた努力の成
果の発表の場である運動会の開催日(10月8日)となりました。そして、それは10月10日の体育の日
の時期に合わせて計画されています。
◇ 体育の日は、国民の祝日に関する法律(祝日法、昭和23年7月20日法律第178号)第2条によれば「スポー
ツにしたしみ、健康な心身をつちかう」ことを趣旨としています。これからも気軽に、そして継続して運動
することを通して、子どもたちも大人も健康な心身をつちかっていきたいですね。
◇ さて、すでにご案内のように、本校は今年度東京都より委嘱を受け、「生活習慣・運動習慣の定着のための
実践研究校」として研究を進めていますが、その中で、望ましい習慣確立の目標である「健康」とは、いった
いどのようなことなのだろうか、という根本的な疑問にぶつかりました。
◇ 「健康」というと誰でもわかりきったことのように思えますが、議論したり、調べたりしていくと様々な考
え方があることがわかりました。自分の考える健康についてのこだわりを持っている人も、それ以外のことに
は無頓着だったり、「健康な生活」の内容についての意見は十人十色だったりと、「健康」とは意外と漠然と
した言葉であることがわかってきました。
◇ 研究推進委員会で調べた中で、「WHO(世界保健機構)憲章」では、「健康とは、病気でないとか、弱っ
ていないとかということではなく、肉体的にも、精神的にも、社会的にもすべてが満たされた状態であること
をいいます。」(社団法人 日本WHO協会ホームページ より)となっていました。
◇ さて、みなさんは、どのようにお考えになるでしょうか。ぜひ、ご家族で「健康な心身をつちかう」とはど
のようなことなのか、そして、そのための「望ましい生活習慣・運動習慣の確立」のために何をしたらよいの
か、など話し合っていただければ幸いです。今までの生活について振り返りつつ、ぜひ“我が家流”の健康の
ありかたについてご意見がありましたらお寄せください。子どもたちの健やかな成長のための願いをこめて、
様々な考え方をお待ちしています。
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区 分 |
重 点 目 標 |
目 標 実 現 の た め の 方 策 |
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学 校 |
○特色ある教育活動の 推進(新学習指導要 領移行期間への対応) |
・研究奨励校発表(H19.20)の成果を更に実践 |
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児 童 |
○基礎的基本的な内容 の確実な定着 |
・少人数指導等によるきめ細かな指導の充実 |
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職 員 |
○指導力の向上 |
・校内研究.研修の充実(指導力.対応力の強化.安全の視点) |
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保護者 |
○家庭教育の意識化 |
◎基本的な生活習慣の徹底に向けての啓発 |
つ…つぎの会話 す…すみません
先ず、職員からはっきりと明るく元気に声をかけ、よい手本を示す。
○ 清掃活動、委員会活動学校行事や寮生活で働く場を工夫し多いに評価する。
*後片付けの習慣:学習の終わり、作業の終わり、遊びの終わりには必ず後片付けの時間をとるようにする。 身の回りをきれいにする。落とし物をなくす。次の準備をしておく。
○ 玄関施錠等により不審者侵入を阻止する。セーフティー教室を開催する。(7月8日)
○ 保護者間の共通課題(しつけ・健康・安全・学習・子育て支援等)を設定しお互いの関わりをつくりだす。
さ…さきに し…しつれいしました
い…いつでも あ…ありがとう
あ…あかるく お…おはよう
(1) 生命への畏敬・人権尊重・規範意識について全ての大人があらゆる場所で指導していく
*生活リズムの確立:睡眠と活動、集中とリラックス、学習と遊び等の変化等をはっきりさせ る。寮生活の中 にも変化をつけて生活リズムを確立する。また、寮では、早寝早起き朝ご飯 家庭学習を奨励する。(学校で、 学年学級で、寄宿舎で、家庭で地域社会で)
(2) 体を動かし自らのために、人のために働く喜びを感得させる。
(3) 子どもの生命や安全を守るサポート体制を確保する(命の大切さ)
(4) 保護者や地域の方、専門的な知識や技能を持った方々の授業への支援や参画をさらに工夫、発展させていく。
○ あいさつと言葉遣いの指導を徹底する。
*あいさつは、社会生活のパスポート:あいさつは、心と心の伝え合いである。
「アイサツ」 「オアシス」
V 寄宿舎における運営委員の任務とその役割
◆ 寄宿舎には寄宿舎指導主任1名を含む運営委員6名を置き、校長が任命する。
◆ 運営委員は、各月の運営委員会に出席し、寄宿舎に関する資料や情報を提供するなど校長の学校経営に協力する。
◆寄宿舎指導主任は、寄宿舎指導員の職務に関する事項について、他の運営委員と共に企画立案し、必要に応じて指 導・助言を行う。
◆ 運営委員は、寄宿舎の教育目標(規律正しい子・思いやりのある子・頑張る子)の達成に向けて寄宿舎指導員の中 心となり、寄宿舎運営を円滑に行うために校長・副校長・教務主幹生活指導主幹や寄宿舎担任との連携を密にする。
学校・寄宿舎・保護者・前籍校・教育委員会・福祉センター等と連携し、子どもを支援していく。「子どもも保護者も教職員も共に育つ学校」 (ネットワークづくり)
V 学校経営の具体的な方策
3 学校は学びのターミナル
・自らの役割を自覚し責任を果たし、常に研修意欲をもっている教職員
・児童の個性尊重し、可能性を信じて愛情をもって指導、支援にあたる教職員
・教育公務員としての自覚、社会性を身につけている教職員
・常に指導力向上に努め、授業の改善・充実に努める教職員
(3) 教職員像
学校長よりご挨拶 (4月1日)
7月 ― 天津はまぶしい夏を迎えました。
「天津っ子」たちは逞しく成長してきました。
1学期のしめくくりをしっかりと行い、夏休みを迎えます。
U 学校経営目標
・子どもが意欲的に学び、豊かな人間関係を築き、楽しく学ぶ学校
・教職員が持ち味を生かし、組織的に協働し、高め合い、子どもの成長を支援する学校
・保護者に開かれ、保護者とともに歩む開かれた学校
(2) 学校像
健康な子 思いやりのある子 学び取る子 けじめのある子
(1) 児童像
人権尊重の精神を基本として知・徳・体・意の調和がとれ、心身共に健康で主体的に生きることのできる児童の育成を目指し、学校経営目標を下記のように設定する。
体罰・交通事故・わいせつセクハラ・いじめ・会計事故・個人情報保護違反
○ 服務の一歩は所在を明らかにすることから。
*出勤時の押印、出張(旅費)、研修(計画書と復命書)、休暇(申請と承認)等
*服務事故防止研修を継続する。
(2) 個に応じた指導を実現する。
○ 教職員による親切、ていねいな対応を行う。(一人一人が学校の顔)
*情報を共有し、全職員で対応する。職員会、学坦会(報告・連絡・相談・記録)
*来校者へはこちらから声をかけ用件等を確認する(安全面からも)
・「おはようございます」「ご用件は承っていますか」「どちらへお越しですか」
*迅速・丁寧な電話の受け答えに心がける」(事務室を窓口にして)
○ 子どもの伸びを大いに紹介する。
*学校だより、寄宿舎だより等(学校HPの活用)公の文書の意識、個人情報保護
○ 特別支援が必要な子ども一人一人に応じた教育の展開を目指す。
(特別支援教育校内委員会=特別支援コーディネーターを中心に)
*専門機関と連携し、個別指導計画を作成し指導にあたる。
*特別支援学校(病弱)としての指導力向上を図る。(事例研究、房養研活用)
*健康な体作りのための献立、調理、清潔な環境を常に考えていく
・口腔衛生・病気理解と予防・保健指導・給食指導を通して自分の体や食事に関心をもたせる (食育)
5 身近な環境を生かした運営に努める寄宿舎
◆ 草花・野菜の栽培、浜辺での採集、貝殻や木の実での工作、訪問・交流、ボランティアなど多彩な体験活動 を取り入れ、潤いと変化のある寄宿舎生活を送らせる。
◆ 眼前の海浜や山野を活用した諸行事を取り入れ、自然や季節の移ろいへの関心を高めると同時にゆとりと充実 のある生活を目指す。
◆ 地域の諸行事等に積極的に参加し、地元地域社会との交流を密にし、地域の人々に感謝すると共に豊かな人間 関係を培う。
4 子どもの健康・生活状況が常に把握されている寄宿舎
寄宿舎は、喘息・肥満・偏食・虚弱等の健康上の課題、身体的特質をもちまた、それぞれに個別の生活習慣を もつ児童の集団生活の場である。状況把握と異常の早期発見・対処の適切さが常に求められる。そのために、寄 宿舎指導主任を中心に寄宿舎指導員間の連絡を密にする とともに、看護士、養護教諭との組織的な情報連携や 行動連携が大切になる。特に、寄宿舎指導員は児童と共に過ごし、必要なときに必要な指導ができる姿勢を不断 のものとする。
3 子どもにとって安全な寄宿舎
保護者は、天津わかしお学校は健康の回復に効果があり、しかも極めて安全な場所であると信じている。寄宿 舎の安全を常に保ち維持するために施設・設備の点検を全員の目で定期的に行い、必要な措置は迅速に行う。ま た、児童には、自分の安全は自分で守る気持ちを育成するための避難訓練を行う。危険に対して自らの身を守る 力を育て、安全確保のための指導を定期的に行うことが、保護者の信頼を得ることになる。
2 子どもにとって基本的な生活習慣が身に付く寄宿舎
自らの健康を回復するためには、起床から就寝まで、児童自身が規則や約束を守る自立的行動が必要である。 そのためには、児童の実態をよく見極め、継続的な指導と支援を行うことが大切である。また、児童が寄宿舎に いるときは、寄宿舎指導員は努めて児童と一緒にいて、指導・助言にあたることを基本姿勢とする。規則や約束 は必要最低限とし、児童一人一人の気持ちや行動を大事にすることが寄宿舎の目標を達成することになる。
*服務事故の未然防止

11月23日―久しぶりの帰京を終えて、みんな元気に帰校しました。
2学期の終了まで1ヶ月
〜来年にもっていく「たからもの」がたくさんできる、実り多き1ヶ月に〜
◇ 11月23日は帰校日。元気な声が天津にもどってきました。今回の帰校日は、2学期のしめくく
りの1ヶ月のスタートの日でもあります。
2学期と3学期の間には、暦上の大きな節目が用意されています。それは、言うまでもなく「お正
月」です。学年の途中でありながら、気持ちをリセットできる「お正月」は、教育的にみても、たい
へん重要です。「1年の計は元旦にあり」ということわざにあるように、誰もが自分を振り返り、新
たに目標をもつことができる時だからです。
◇ 私は、帰校したときのミーティングで、子どもたちに、「2学期の終業式までの1ヶ月に、来年に
持っていける『たからもの』をたくさんつくりましょう。」と言いました。新しくやってくる年に、
今年の頑張りや成果を「たからもの」として、たくさん持っていってほしいと思います。そのために、
この1ヶ月で、様々なものにチャレンジしてもらいたいものです。
◇ 同時に、「悪かったことは、全部今年においていきましょう。」ということも伝えました。弱かっ
た自分とは、決別して新年を迎えてほしいものです。また、友達との心残りや、やり残したことを、
今年のうちに解決してほしいものだと思います。「おいていく」ということは、悪かったことを“ほ
ったらかし”にしておくということではありません。ほったらかしにしておいたら、来年までずるず
ると引きずっていくことになってしまいます。自分の課題はきちんと直視して、逃げることなく今年
のうちに解決してくことが大切です。
◇ そう考えると、2学期終業式までの期間は、たいへん重要な1ヶ月ということになります。自分と
して目的をもって過ごし、「やるべきこと」を行ってから除夜の鐘を聞きたいものです。
そして充実感をもって言えるように。・・・「よいお年を」と。
学校長よりご挨拶
平成24年(2012年)明けましておめでとうございます。
「春よこい」
校長 本間 信治
◇
皆様、新年あけましておめでとうございます。皆様おそろいで和やかに新春をお迎えのことと心より
お慶び申し上げます。
◇
未曾有の大災害から再び立ち上がる決意と、絆に支えられたたくましい「人間力」が取り上げられた
年末・年始のニュースでした。
被災地の復興の課題をはじめ、日本が直面している山積する課題の大きさ、道のりの遠さには、思わ
ずたじろいでしまう気持ちがあることは否定できませんが、「千里の道も一歩から」という言葉を忘れず
に、今、一人ひとりができることから地道に積み上げていくことが大切であると思います。一人でできる
ことは小さくとも、たくさんの人が心と力を合わせていくことで、大きな力となります。
◇ 昨年末の紅白歌合戦において、松任谷由実さんが、たくさんの人々の「春よこい」の歌声を集め、
「みんなの春よこい」という楽曲を創り上げていました。まさに、日本全体に「幸せの春」の到来を願
い支え合おうとする気持ちが表現されていました。
◇
春は、待っていれば自然に来るものではありません。花も草木も、寒さ厳しい冬の時期に、開花の時
を待ちながら準備をしているからこそ、春の訪れとともに美しく花開くのです。そのことを忘れずに、日
々の努力を忘れないように子どもたちを励ましてまいります。がんばる天津っ子たちは、必ずや美しい花
を咲かせ実を結ぶ日が来る。そのことに確信をもちながら、職員一同、今年もしっかりと取り組んでまい
ります。皆様、どうぞよろしくお願い申し上げます。
◇
また、すでにご案内のように、本校は東京都教育委員会より「生活習慣や運動習慣の定着に関する実
践研究校」の指定を受けて取り組んでまいりましたが、その内容の一端を、来たる2月14日(火)に
研究実践報告会としてお知らせすることとなりました。また、1月28日(土)には、マラソンランナー
谷川真理さんにご来校いただき、ランニング教室を開催いたします。この2つの会の詳細につきましては、
別途お知らせいたしますが、ご都合が許せばぜひご参加くださいますようご案内申し上げます。
2学期、そして平成23年が終わろうとしています
2学期の成長の実感を
確かなかたちで新しい年につなげましょう
校長 本間 信治
◇ 2学期、そして、未曾有の大災害、東日本大震災に見舞われた「特別な年」・平成23年も終わろうと
しています。「絆」の年、「被災地のみなさん、とりわけ同年代の子どもたちのために、私たちは何がで
きるだろうか。」ということも、みんなで考えてきましたが、私は「何よりも、今、目の前にある自分た
ちがやるべきことをしっかりとやりましょう。」と話してきました。自ら学び、自分を高めていくことで、
できることを増やし、その力を将来生かしていくことこそ、なによりも大切なことだからです。
◇ そして、天津っ子たちは励まし合いながら、様々な努力を重ね、成長してきました。持久走では、2学期
だけで「150km」「175km」に到達した人の名札が大きく増え、そしてついに「200km」に到
達した人も出ました。寄宿舎での生活目標達成の証である「めざせ満開」の花も、とてもたくさんになり、
美しく掲示板を飾っています。
◇ 健康課題は、数値の上で改善が確認できます。6年生、5年生のみなさんは、長縄跳び5分間500回の
目標を目指してがんばり、6年生は見事に達成!5年生も当初からは大きく記録を伸ばしました。本格的な
冬の寒風に負けず、3年生から6年生まで元気に仲良くサッカーなどの外遊びに熱中しています。
◇
毎日の学習にもしっかりと取り組みました。わかる喜びをエネルギーにしながら、学習を積み上げて一歩
一歩成長してきました。3年生、4年生も、自分の意見を持ち、話し合いの中できちんと自分の考えを言え
るようになりました。
このように2学期の成長を述べれば、紙面では言い尽くすことはできません。
◇
そんな2学期の生活、平成23年の天津での生活が本日でいったん終了します。保護者の皆様におかれま
しては、お渡しした通知表をもとにしながら、ぜひその成長ぶりについて、おうちで子どもたちといっしょ
にふりかえっていただければ幸いです。
◇ そして、その成長の実感を新しい年につなげるために、冬休みの生活はとても大切です。できるだけ生活の
リズムはくずさずに、大掃除や新しい年を迎えるためのお仕事は進んで行い、年が明けましたら「一年の計
は元旦にあり」の気持ちで、一年のめあてをしっかりと持てるように、よろしくお願い致します。来るべき
新しい年が、希望にあふれる良い年になりますように。少し早いですが、「皆様良いお年をお迎えください。」
2学期が始まりました
天津の海岸に子どもたちの元気な声が帰ってきました
〜「特別な夏」だった今年。
命の尊さ、支え合うことの大切さ・・・いろいろな学びを生かしましょう。〜
◇ 2学期が始まりました。2学期から新たに3年生2名、5年生1名のお友達が入学し、34名でのスタートとなり
ました。明るく光り輝く天津の海辺に、元気な子どもたちの声が響き、新しい希望に満ちた2学期の再スタート
です。
宿泊体験活動、運動会などの多彩な行事もあり、また気候的にも学習や運動に適した2学期です。みなさん
の活躍と成長が楽しみです。
◇ 今年の夏は、いろいろな意味で「特別な夏」と言われました。その理由は、言うまでもなく東日本大震災のあ
と、初めての夏だったからです。1万5千人を超える尊い命が失われ、今なお避難所でのご苦労を重ねてい
らっしゃる被災者の皆様が多数おられます。私たちも、猛暑の中の節電生活を通して、エネルギー問題と未
来について考える機会となりました。
◇ そんな中、被災地の子どもたちの手によって、今回の地震・津波の体験が綴られはじめました。純真な子
どもたちの心と体を通して綴られた文章は、まさに衝撃的であり、読む者の心を打ちます。作文の指導を行っ
た岩手県山田町立山田南小学校の佐賀校長は「子どももつらい体験をしたが、今だから書ける気持ちがあ
る。自分の思いを確かめて、未来への勇気を持ってほしい」と話しておられます。同様に、私たちも、考えて
行かなくてはならないのではないでしょうか。
◇ この震災で失われた尊い命、払われた犠牲は、一つたりとも無駄にしてはなりません。
「絆」(きずな)という言葉が、この夏、いろいろなところで使われました。人と人とが支え合い、助け合い、
苦労や荷を分かち合いながら喜びを共有する。そうしたことの大切さを、今、みんなで考えようという機運が
日本中で高まっていることをうれしいことです。
◇ しかし、残念なことに、児童の虐待死事件など、子どもをめぐる悲惨な出来事も、多々報道されました。こ
れは、地震・波などの自然災害ではありません。日本の社会の病理、人の心の闇がひきおこすものです。
「特別な夏」であった今年、子どもを大切に育てることの意義と大人の責任についても、みんなでもう一度考
えなくてはならないと思います。
◇ さあ!学校に帰ってきた天津っ子たち。夏休みの成果は如何に?その素晴らしい体験の成果を「実りの
秋」につなげてくださいね。期待しています。「日本の希望は天津から」私は、いつもそう思っています。保
護者、ご家庭の皆様方、夏休み中のご指導ありがとうございました。
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健康の回復と基礎・基本の確実な定着を図り、 |
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憲法第15条A「全ての公務員は、全体の奉仕者であって、一部の奉仕者ではない」 |
1 子どもにとって楽しい寄宿舎
両親・兄弟・姉妹などの家族から離れて生活する児童にとって寄宿舎生活の楽しさが天津での生活の支えと なる。月行事、年間行事を工夫し生活に変化と潤いを与えることが喜びや意欲につながり、目標達成の自立心 の育成や豊かな人間性を育てることになる。また、児童の心の扉を開き、それぞれの持ち味を生かすことがで きるよう育むためには、親代わりの寄宿舎指導員の働きは非常に大きい。そのために、寄宿舎指導員一人一人 が児童を温かく包み込むような指導力を身につける不断の研修を大切にしていく。
(1) 法規の遵守と服務の厳正を図る
*全体の奉仕者としての自覚
U 寄宿舎経営を進める基本方針
子ども、保護者、地域の人にとって声のかけやすい教職員を目指し、教育相談機能を強化していく。24時間子どもを預かる本校の特性を活かした教育活動で保護者のニーズに応え信頼を獲得する。
「抱いて 離して 歩かせろ」(挨拶・親切・丁寧・安心・公平・清潔・厳格・笑顔)
(4) どの子にも良さと可能性がある。子ども一人一人の成長を促し、可能性を実現させる愛 情と支援が教育の根 本であるという理念のもとに教育活動を展開する。
(3) 開校44年までの経験と実績やこれまでの成果と課題をふまえつつ、新しい時代にふさわしい公教育を目指
し、開かれた学校の創造に努める。
(4)保護者像
・家庭と学校の連携を密にし、子どものよりよい成長に努める保護者
・児童の生活を補償し、教育環境をよくするように努める保護者
2 常に子どもに寄り添う教職員を目指す
◆ 規律正しい子
わがままを抑え、進んできまりを守る態度を育て、自分の事は自分でする 自立の心を育てる。
◆ 思いやりのある子
友達の気持ちを思いやる優しい心を育て、同・異学年同士で互いに仲良く助け合い、協力し合う態度を育て る。
◆ 頑張る子
自ら健康を回復しようとする気持ちを育て、合わせて健康を保持・増進するための習慣を身につけさせる。
T 寄宿舎の教育目標
(2) 天津わかしお学校の教職員としての誇りと連帯感をもって、教育目標実現に努める。
(1) 日本国憲法、改正教育基本法、学校教育法等の諸法令及び新しい学習指導要領の方向性を踏まえるとともに、 東京都特別支援教育推進計画及び板橋区教育振興推進計画「いたばし 学び支援プラン」の重点施策を踏まえた経 営を進める。
平成23年度の天津わかしお学校を構成する私達教職員は、以下の視点を常に意識し、もてる力と知恵を結集して子ども達の教育にあたっていく。
教育の使命は、「一人一人の自己実現・個人の資質能力の観点から、人格の完成を目指し、個人の能力を伸張し自立した人間を育てる」ことである。
そして、私は教育の営みの本質は「不断の自己更新の過程」であると考える。すなわち、昨日よりも今日、今日よりも明日・・・というように、児童が日々の学習経験、生活経験を経て自己を新たなものに更新していく不断の営みである。私達教職員は、児童の日々の自己更新が可能となるような教育実践の創造のため、自己研鑽に励む必要がある。
T 学校経営の基本的な考え方
天津の豊かな自然環境を十分に活用した体験的な学習や、親元を離れた寄宿舎での集団生活の体験は本校の特色であり、日々の授業や自立活動、寄宿舎生活全てが学びの場となっている。
このことを踏まえて、お互いに学び合う姿勢、教材・友達や教師の考え・自分自身との出会いや対話が生まれる学習を創造する。
(1) 専門職としての自覚に基づき「授業力」を高める。
※ 東京都公立学校の授業力」向上に関する検討委員会
@ 使命感・熱意・感性 A 児童・生徒理解 B 統率力(惹きつける力) C 指導技術
D 教材解釈・開発 E「指導と評価の計画」の作成・改善
☆特別支援学校教員としての専門性の向上
(病気、カウンセリング、心理検査の知識・自立活動の指導力)
*教師自らの課題を把握し短期的、長期的な取り組み目標を明らかにする(学校経営計画に 基づく自己申 告書、キャリアプランを生かす)
*学び取るための「わかる できる 使える 作り出す やり直す」バランスのとれた学習 指導を学校全 体として計画する。
*天津での問題解決的、体験的な学習、英語活動等を工夫する。
*覚えるべきは確実に身につける指導を行う。(基礎・基本、朝自習時間、寮の自習)
(2) 学びの中で、豊かな人間性(相手を思いやる心や態度、規律など)を育む。
*人の話や考えに耳を傾ける学習風景「聴く、つなげる、もどす」授業の実現
(3) 群れて遊ぶ子ども集団をよみがえらせる。
◎ 健康回復と同時に学力を高める事業改善に取り組む(推進プラン)
○ 週案簿による自らの職務のPLAN DO CHECK ACTION を行うと同時に共通実践する。
*実践記録や子どもの変容を事実として残す。事実に基づいて改善する。
*次年度の年間学習指導計画に学びの軌跡を反映させる。
○研究奨励校(グループ研)の成果と課題をもとに授業改善を進める。(学校と寄宿舎の連携)
*学習の質を高めるかかわりが期待できる児童数を確保する。(各学年10人以上)
*授業や体験、創作活動を通して指導内容、方法を探求する
・教材との出会いに工夫を凝らす。(導入素材の工夫等)
・自力解決、協働解決、学び合いの場面を設定する。
○ 少人数による指導で学びを充実させる。TTや取り出し指導を工夫する。
○ 読書活動を充実させていく。
○ 健康回復と子ども同士のかかわりを育む群れ遊びを工夫する。
*本校ならではの自立活動や寮での活動を活かす。(学校と寄宿舎の連携)
本校は学校と寮における生活を通して、病弱者(喘息・肥満・偏食・虚弱)を教育する板橋区立の病弱特別支援学校である。区内の小学校に準ずる教育を施し、合わせて健康課題の改善に必要な知識技能を授けることを目的としている。
寄宿舎と学校の経営が一体となることでこそ、その教育効果が期待できる。
寄宿舎での教育には家庭教育としての役割が大きく、寄宿舎指導員は「家庭における親代わり」という自覚をもって職務に当たることが必要になる。目配り気配りを怠らず「手は離しても目と心は離さない」姿勢で責任を果たしていく。
平成23年4月1日
校長 本間 信治
平成23年度 天津わかしお学校寄宿舎経営計画
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○消耗品等の備蓄的な購入を減らしていく。
環境4R Refuse Reduce Reuse Recydle
1 学び合い、育ち合う学校を創る
教育目標を達成するためには全ての環境を見直し、できることから実践する。
捨てればゴミ生かせば教材―見方を変えて新たなアイディア(コスト意識と費用対効果)
(1) 身近な環境(自然・人・施設設備・情報)を取り上げた直接体験を重視して指導する。環境をとらえる視点を 意識させる(循環 多様性 生態系 共生 有限性 保全)
(2) 学校配当予算(税金)の有効活用を通して環境を創造していく。
○天津の地域性を生かした体験的な学習や問題解決的な学習の質をさらに高める。
*環境を使うだけでなく、守り育てる方向へ学習を展開する。
*近隣施設や人的な環境との継続的なかかわりを考える。(勤労観・職業観の育成)
○ノーチャイムを実施し、時間を大切にする意識を高め、自ら考えて行動するけじめある態度を身につける。 同時に、音に対する環境作りを考えていく。
*校内放送の安易な使用を削減し、非常時への集中力を向上させる。
○ICT技術を活用し、時間を作り出す。
*事務処理の効率化(学級事務、データ処理、会計事務等)情報のモラル・安全
○廃棄物のリサイクル活動、分別収集節電・節水や薬品、危険物等の安全管理を徹底する。
4 環境から学び環境をつくり出す教育へ