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1.仕事のよろこび |
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| 着物に仕立てた作品 |
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自分でも納得(なっとく)するようないいものをつくることができたときは、やはりうれしいです。また、最近では、デパートやお店で実演(じつえん)※1 することも多いのですが、買ってくださったお客さんから「買ってよかった」とか「ほかの人にほめられたのよ」などとよろこんでいただき、直接(ちょくせつ)ほめていただいたときが、何よりも一番うれしいですね。
※1 お客(きゃく)さんの前で、実際(じっさい)につくっているところを見せること |
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2.仕事をしていてつらいこと |
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ほんの一部だけでも、できあがりがわるかったり、たのまれた色がでなかったりして失敗したときは、やはりつらいですし、仕事が終わってから飲むお酒もおいしくないですね。
たとえ、お客さんにはわからないようなミスでも、自分たちはプロですから、失敗したかどうかがよくわかるんです。ですから、そういうときは次こそ絶対(ぜったい)に失敗しないぞと反省(はんせい)するし、それまで以上に気をつけてつくろうと心がけけています。 |
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| プロ意識をもっています |
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3.仕事上のなやみ |
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着物を着る人がへった
ので、この仕事をやめ
てしまった人もいます。 |
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今では、東京染小紋の多くが女性(じょせい)の着物として使われています。しかし、その着物を着る人が年々へっていて、いつか買ってくれる人がいなくなってしまうのではないか、とても心配であり、なやみのたねです。
東京染小紋は、型紙(かたがみ)作りをふくめて、とても高度な技術(ぎじゅつ)による手作りの染め物(そめもの)です。ですから、機械(きかい)で染めるよりもどうしてもお金が高くなってしまいます。今のような不況(ふきょう)の時代には、どうしてもお金の高いぜいたくなものから買わなくなっていきます。正直なところ、あまり売れ行きがいいともいえません。 |
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4.東京染小紋への思いや願いとくふう |
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| 親子2代で制作 |
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| 試作品のふすま |
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江戸時代から、400年近く伝わっているこのすばらしい技術(ぎじゅつ)や文化を平成の自分たちの代(だい)でつぶしたり、終わらせたりしたくはありません。
私(わたし)は、この東京染小紋をつくることによって、昔から伝わる日本の伝統的(でんとうてき)な文化を自分の子どもや孫(まご)の代(だい)まで、伝えていきたいと考えています。
ですから、これからは東京染小紋をつくっていくだけでなく、お客さんと話をして着物を着るときの目的やその人の出身地やに合わせた柄(がら)を選んだり、どんなときに着たらいいか、どんな帯(おび)をしたら着物に合うかをアドバイスしてあげたりするなどのくふうもしていきたいですね。
そのために、これからはとくに「昔から伝わる日本の伝統的(でんとうてき)な柄(がら)」や「生活にかかわりの深い柄(がら)」にしぼってつくっていきたいとも考えているところです。
また、東京染小紋の高度(こうど)な型堀り(かたぼり)の技術(ぎじゅつ)を利用して、着物のほかにどんなものがつくれるか新たな方向をさぐって研究(けんきゅう)もしています。※2 |
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※2 すでにふろしきやマフラー・ランプシェードなどは売り出されており、ふすまなども新しく商品にすることができないか考えているところだそうです。 |
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5.小学生のみなさんにメッセージ |
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日本のすばらしい伝統的(でんとうてき)な文化をとぎれさせることなく、これからもいい作品をたくさんつくり続けたいと思っています。ですから、みなさんも大人になったら、東京染小紋の着物をぜひ着てくださいね。 |
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